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初めに何をしようかな8
しおりを挟む魔力って結局何なのかな、現実に存在している力ではないのは確定だけど。
属性に気づいたのは恋歌と別れてから三十分経ったときだったから、後二十分くらいあるかな。
そういえば、フレンド申請を許可していなかった。
フレンドの欄をメニューから呼び出し恋歌の名前を押してフレンドとして了承する。
「何をしよう。属性については知るには何もないし」
何をするにも中途半端になると思った私は[鑑定]をかけていく。[魔力操作]も併用しているが、やはり違和感は拭えない。
だけど、調べるには時間が少なかったため、諦める。
空気中の魔力成分とか知ってもね。まだ何もしようがない。
成分は五行ではなく、四元素である地水火風。それに追加で時空と幻想というものらしい。
時空と幻想はどこでも一定量含まれているというのが私の予想だけれど、実際のところは様々な場所を見なければ分からないかな。
周りに漂う魔力の成分と私が持っている魔力の成分が異なるということも分かる。
そこまで、分かったところで時間が経過している事に気づく。
「そろそろ動けばいい時間につくかな」
喫茶店に着いた時間は丁度別れてから一時間だった。まだ恋歌は着いていないようなので、先に席をとる。
暫く待つと恋歌が入って来たので、手を降りこちらに呼ぶ。恋歌は私に気づいたときに笑顔を浮かべた。
「お姉ちゃんが来ているということは、私時間に遅れたのかあ。間に合う予定だったのに」
「残念。で、この後どうするの?」
恋歌は間に合わなかったことを悔やんでいたが、すぐに調子を戻して何かを取り出す。
毎度ながら、この変り身の速さにある意味尊敬するね。
「実はですね。じゃん! これを渡しに合流して貰ったんだよね」
「何これ。コートと帽子?」
それはコートと帽子のようだった。それも高級感の漂う仕立ての良いもので出来ているように見える。
つい気になって[鑑定]を[魔力操作]込みでかける。
[鑑定結果]
名称……シルクのような何かを使われたコート
価値……不明
属性……不壊
[鑑定結果]
名称……シルクのような何かを使われた帽子
価値……不明
属性……不壊
私は鑑定結果を見て驚く。咄嗟に恋歌の方を見ると、彼女は得意気な笑みを浮かべて私の方を見ていた。
「何でこんな序盤にこんなものが出てるの?」
「ふふん。いくらお姉ちゃんでも企業秘密だよ」
じゃあ、何で私にこんな物を渡してくるかな。いくらスキルがその構成だからって一時間でこの属性は早すぎる。
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