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キューピッド様・磐城瑞穂
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俺はみずほの死の真相が知りたくて、学校の屋上へと向かった。
もうズタズタだった。
でも何かに突き動かされていた。
真相を探ることがみずほの供養になると思ったからだ。
其処には大勢のクラスメートが集められて居た。
俺は何かを期待していた。
でも全員が自殺の目撃者だと言っていた。
(だったら何で引き止めてくれなかった!)
俺は怒りを感じながら、現場検証を見ていた。
その時コンパクトが反応した。
(みずほが泣いている)
そう感じた。
(此処に居る全員が……クラスメートがみずほを死に追いやった……)
俺の痛みがそう悟った。
俺は右手に携帯、左手にコンパクトを持ち目を閉じた。
俺の霊感が……
みずほの痛みを感じる。
《死ね》の文字がみずほの頭に浮かぶ。
そして、その中に邪悪な何かを捉えた。
その時。
俺の深部が反応した。
何が何だか解らなかった。
でも……体中の神経と言う神経が集中していた。
それは覚醒だった。
恋人を失った悲しみが、俺の奥底で眠っていた霊的能力を呼び覚ましたのだった。
コンパクトが熱を持っていた。
俺はこれが全て見ていると悟った。
それを見なくてはいけない。
それが俺に課せられた使命だと思った。
コンパクトに書かれたの文字が泣いていた。
みずほの心を……
みずほの痛みを俺に伝えようとしているかのように。
俺はその気持ちに応えようと思う。
例え誰かを敵に回したとしても、遣らなければいけないことだった。
悪意に満ちた言葉を……平気で書ける人などいないことを信じながら。
さっき目覚めたばかりの霊感。
これを駆使して、鏡面回顧をやろうと思う。
俺にはみずほの痛みを知る権利があるはずだから。
俺はコンパクトを開け、鏡面を見つめた。
その文字から垣間見えた真実。
それは、あまりにも残忍なゲームの内容だった。
(ゲームか? そうだよ。これはゲームその物だ!!)
俺は其処に写し出された内容に驚愕しながらを見つめるしかなかったのだ。
それは昨日のことだった。
授業中の出来事だった。
クラスメートの松尾有美(まつおゆみ)の父親が死んだと連絡が入った。
前々から心臓が弱く、入退院を繰り返していたらしかった。
「覚悟はしていたけど、やっぱり辛いね」
そう言いながら教室を後にした。
うん。このシーンは、覚えてる。
(ってゆう事は……このコンパクトは、真実をを見せている!?)
俺は本当は、信じちゃいなかったんだ。
俺に備わった霊感自体も。
だから尚更驚いたんだ。
(きっと……みずほと一緒にこのコンパクトも見たんだ。だから俺にも見えるんだ。みずほが見せてくれているんだ)
「今度は誰が死ぬんだろう?」
一人の女生徒がそんなことを言い出した。
クラスメートの町田百合子(まちだゆりこ)だった。
「えっ!? ああ、例の三連続?」
そう言ったのは、俺の幼なじみの福田千穂(ふくだちほ)だった。
(三連続? そうか……だとしたらもう一人!? この殺人ゲームは……このまま続くのか!?)
何故そんなことを思ったのたかというと、この地域には三連続で死が発生すると言う迷信があったからだった。
所謂こじつけだった。
一人が死に……次の人が死ぬ。
そんな時、死が飛ぶとか言って恐れたのだった。
注意しろと言う暗示らしい。
(あれっ!? これは覚えてない……みずほかな? それともこのコンパクト? 一体……これを誰が見たんだ!?)
そこでキューピッド様が登場することになったらしい。
一人の女生徒が、藁半紙の上にハートマークを書く。
「キューピット様だからハートなのよ」
「はい。出来たら真ん中に矢を書くの」
「調べて来たの?」
「まあ、そんなとこ」
「それじゃ、私が」
そのハートの真ん中にへ百合子が矢を足した。
そんな事を言いながら、黙々と作業は進んだ。
キューピット様は他の邪悪な占いと違い、鉛筆を使用する。
その手軽さが小学生にうけて一気に広まったのだった。
はい、いいえ。
そのくらいしか要らないのだ。
《あ》から《ん》まで書くより手っ取り早いからでもあった。
「何か懐かしい」
「でも子供じみてるよ」
笑ったのはみずほ同様、保育園から一緒だった千穂だった。
「あっ、思い出した。確か四人でやっちゃダメなんだよね。何だか、その内の一人に憑くんだってさ」
でもそんな言葉に耳も貸さず、町田百合子が鉛筆を立てた。
慌てて他の連中もそれを握った。
その時鉛筆を握った手は四人以上いたのだ。
だから、みんな安心したようだ。
千穂は鉛筆を持ちながら首を振っていた。
何か不自然なものを感じたのかもしれない。
まだ何も、誰も質問していないのに……
もしかしたら千穂はこの時、何か違和感を覚えたのかもしれない。
(千穂。それは一体何なのか教えてほしいよ……)
俺は千穂の表情を気にしながら、みずほのコンパクトの鏡面を見つめた。
「この次に死ぬのは誰ですか?」
あまりにも唐突な質問だった。
でもみんな、鉛筆の先を見つめた。
そしてその答えは《いわきみずほ》だった。
(えっ!? いわきみずほ!? 俺か? それとも……)
「いわきみずほ?」
「あれっ、二人いるよ」
「そうだ。男なのか女なのか聞いてみて」
千穂が言った。
出た答えは《おんな》だった。
(それでか!? そんな事で……みずほが選ばれたのか!!)
俺は怒りに震えた。
そして放課後。
岩城みずほは屋上へ呼び出された。
「昨日キューピット様を遣ったら、あんたが死のお告げがあったの。だからあんたは死ななきゃならない 」
百合子が言う。
そして攻めてコンパクトを見せた。
「恋人もあんたの死を望んでいる」
そう言いながら徐々に屋上の柵に追い詰めた。
俺は慌ててコンパクトを閉じた。
それ以上見るのが怖くなって。
(そうか……きっと前日にコンパクトは奪われていたんだ。そうだよ!! だから見えるんだ!!!!!!)
集団心理ゲームのようだった。
《岩城みずほが自殺する》
誰からともなく言い出した噂。
俺が出発した後、クラスの中に情報が錯綜する。
そう。
俺が居なくなる頃をみはかって。
成績優秀なみずほが居なくなる。
自分から死んでくれる。
クラスメートが、特にライバル達が浮き足立つ。
そして……
みずほは追い詰められた。
キューピッド様。
聞こえは良いが、ようするに狐狗狸さんだ。
狐に天狗に狸。
邪悪な……そう思えてならなかった。
以前何かの雑誌で読んだ事がある。
キューピッド様だかエンジェル様だか忘れたが。
学校で遊んでいた時帰ってくれなくなったらしい。
十円玉から指を離すと死が待っている。
そう思い誰も帰れなくなったそうだ。
余りに帰宅の遅い子供を迎えに学校へ父兄達が集まった時は、みんな半狂乱になって泣きながら机を囲んでいたと言う。
そんな邪悪な占いで、みずほの死がもてあそばれたのだ。
俺は始めたヤツを許せないと思った。
不思議だった。
何故見えるのか、解らなかった。
俺が心を込めて贈ったコンパクト。
みずほを綺麗にするためではない。
だってみずほは充分美しくセクシーだった。
セクシャルと言った方が正しいのかも知れない。
内面から湧き出す魅力がみずほにはあった。
叔父さんの探偵事務所でアルバイトした初めての給料で買った物だった。
みずほは心から喜んでくれた。
『瑞穂の為にもっと可愛い女性になるね』
だからそう言ってくれたのだった。
俺はみずほの残したコンパクトを通して事件の真相を知ろうとした。
でも何故俺にそんな能力があるのだろう?
それは俺自身も解らない。
きっとみずほの心が見せてくれたのだと思う。
俺に真実を伝えるために。
でも、そしてそれが……
新たなる悲劇への始まりになることなど……
俺には知る由もなかった。
そうこの事件はこのままでは終わるはずがなかった。
三連続で死が発生する。
これはまだ序章に過ぎなかったのだ。
もうズタズタだった。
でも何かに突き動かされていた。
真相を探ることがみずほの供養になると思ったからだ。
其処には大勢のクラスメートが集められて居た。
俺は何かを期待していた。
でも全員が自殺の目撃者だと言っていた。
(だったら何で引き止めてくれなかった!)
俺は怒りを感じながら、現場検証を見ていた。
その時コンパクトが反応した。
(みずほが泣いている)
そう感じた。
(此処に居る全員が……クラスメートがみずほを死に追いやった……)
俺の痛みがそう悟った。
俺は右手に携帯、左手にコンパクトを持ち目を閉じた。
俺の霊感が……
みずほの痛みを感じる。
《死ね》の文字がみずほの頭に浮かぶ。
そして、その中に邪悪な何かを捉えた。
その時。
俺の深部が反応した。
何が何だか解らなかった。
でも……体中の神経と言う神経が集中していた。
それは覚醒だった。
恋人を失った悲しみが、俺の奥底で眠っていた霊的能力を呼び覚ましたのだった。
コンパクトが熱を持っていた。
俺はこれが全て見ていると悟った。
それを見なくてはいけない。
それが俺に課せられた使命だと思った。
コンパクトに書かれたの文字が泣いていた。
みずほの心を……
みずほの痛みを俺に伝えようとしているかのように。
俺はその気持ちに応えようと思う。
例え誰かを敵に回したとしても、遣らなければいけないことだった。
悪意に満ちた言葉を……平気で書ける人などいないことを信じながら。
さっき目覚めたばかりの霊感。
これを駆使して、鏡面回顧をやろうと思う。
俺にはみずほの痛みを知る権利があるはずだから。
俺はコンパクトを開け、鏡面を見つめた。
その文字から垣間見えた真実。
それは、あまりにも残忍なゲームの内容だった。
(ゲームか? そうだよ。これはゲームその物だ!!)
俺は其処に写し出された内容に驚愕しながらを見つめるしかなかったのだ。
それは昨日のことだった。
授業中の出来事だった。
クラスメートの松尾有美(まつおゆみ)の父親が死んだと連絡が入った。
前々から心臓が弱く、入退院を繰り返していたらしかった。
「覚悟はしていたけど、やっぱり辛いね」
そう言いながら教室を後にした。
うん。このシーンは、覚えてる。
(ってゆう事は……このコンパクトは、真実をを見せている!?)
俺は本当は、信じちゃいなかったんだ。
俺に備わった霊感自体も。
だから尚更驚いたんだ。
(きっと……みずほと一緒にこのコンパクトも見たんだ。だから俺にも見えるんだ。みずほが見せてくれているんだ)
「今度は誰が死ぬんだろう?」
一人の女生徒がそんなことを言い出した。
クラスメートの町田百合子(まちだゆりこ)だった。
「えっ!? ああ、例の三連続?」
そう言ったのは、俺の幼なじみの福田千穂(ふくだちほ)だった。
(三連続? そうか……だとしたらもう一人!? この殺人ゲームは……このまま続くのか!?)
何故そんなことを思ったのたかというと、この地域には三連続で死が発生すると言う迷信があったからだった。
所謂こじつけだった。
一人が死に……次の人が死ぬ。
そんな時、死が飛ぶとか言って恐れたのだった。
注意しろと言う暗示らしい。
(あれっ!? これは覚えてない……みずほかな? それともこのコンパクト? 一体……これを誰が見たんだ!?)
そこでキューピッド様が登場することになったらしい。
一人の女生徒が、藁半紙の上にハートマークを書く。
「キューピット様だからハートなのよ」
「はい。出来たら真ん中に矢を書くの」
「調べて来たの?」
「まあ、そんなとこ」
「それじゃ、私が」
そのハートの真ん中にへ百合子が矢を足した。
そんな事を言いながら、黙々と作業は進んだ。
キューピット様は他の邪悪な占いと違い、鉛筆を使用する。
その手軽さが小学生にうけて一気に広まったのだった。
はい、いいえ。
そのくらいしか要らないのだ。
《あ》から《ん》まで書くより手っ取り早いからでもあった。
「何か懐かしい」
「でも子供じみてるよ」
笑ったのはみずほ同様、保育園から一緒だった千穂だった。
「あっ、思い出した。確か四人でやっちゃダメなんだよね。何だか、その内の一人に憑くんだってさ」
でもそんな言葉に耳も貸さず、町田百合子が鉛筆を立てた。
慌てて他の連中もそれを握った。
その時鉛筆を握った手は四人以上いたのだ。
だから、みんな安心したようだ。
千穂は鉛筆を持ちながら首を振っていた。
何か不自然なものを感じたのかもしれない。
まだ何も、誰も質問していないのに……
もしかしたら千穂はこの時、何か違和感を覚えたのかもしれない。
(千穂。それは一体何なのか教えてほしいよ……)
俺は千穂の表情を気にしながら、みずほのコンパクトの鏡面を見つめた。
「この次に死ぬのは誰ですか?」
あまりにも唐突な質問だった。
でもみんな、鉛筆の先を見つめた。
そしてその答えは《いわきみずほ》だった。
(えっ!? いわきみずほ!? 俺か? それとも……)
「いわきみずほ?」
「あれっ、二人いるよ」
「そうだ。男なのか女なのか聞いてみて」
千穂が言った。
出た答えは《おんな》だった。
(それでか!? そんな事で……みずほが選ばれたのか!!)
俺は怒りに震えた。
そして放課後。
岩城みずほは屋上へ呼び出された。
「昨日キューピット様を遣ったら、あんたが死のお告げがあったの。だからあんたは死ななきゃならない 」
百合子が言う。
そして攻めてコンパクトを見せた。
「恋人もあんたの死を望んでいる」
そう言いながら徐々に屋上の柵に追い詰めた。
俺は慌ててコンパクトを閉じた。
それ以上見るのが怖くなって。
(そうか……きっと前日にコンパクトは奪われていたんだ。そうだよ!! だから見えるんだ!!!!!!)
集団心理ゲームのようだった。
《岩城みずほが自殺する》
誰からともなく言い出した噂。
俺が出発した後、クラスの中に情報が錯綜する。
そう。
俺が居なくなる頃をみはかって。
成績優秀なみずほが居なくなる。
自分から死んでくれる。
クラスメートが、特にライバル達が浮き足立つ。
そして……
みずほは追い詰められた。
キューピッド様。
聞こえは良いが、ようするに狐狗狸さんだ。
狐に天狗に狸。
邪悪な……そう思えてならなかった。
以前何かの雑誌で読んだ事がある。
キューピッド様だかエンジェル様だか忘れたが。
学校で遊んでいた時帰ってくれなくなったらしい。
十円玉から指を離すと死が待っている。
そう思い誰も帰れなくなったそうだ。
余りに帰宅の遅い子供を迎えに学校へ父兄達が集まった時は、みんな半狂乱になって泣きながら机を囲んでいたと言う。
そんな邪悪な占いで、みずほの死がもてあそばれたのだ。
俺は始めたヤツを許せないと思った。
不思議だった。
何故見えるのか、解らなかった。
俺が心を込めて贈ったコンパクト。
みずほを綺麗にするためではない。
だってみずほは充分美しくセクシーだった。
セクシャルと言った方が正しいのかも知れない。
内面から湧き出す魅力がみずほにはあった。
叔父さんの探偵事務所でアルバイトした初めての給料で買った物だった。
みずほは心から喜んでくれた。
『瑞穂の為にもっと可愛い女性になるね』
だからそう言ってくれたのだった。
俺はみずほの残したコンパクトを通して事件の真相を知ろうとした。
でも何故俺にそんな能力があるのだろう?
それは俺自身も解らない。
きっとみずほの心が見せてくれたのだと思う。
俺に真実を伝えるために。
でも、そしてそれが……
新たなる悲劇への始まりになることなど……
俺には知る由もなかった。
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