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英雄グループに入るため
これからのためのステップ
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目を覚ますとそこは見知らぬ天井だった。それはそうだ。まさか初日から保健室の天井を見ることなんてそうそうない。
「うーん」
「あ……あ……」
「ぴぎぃ」
周りを見ると、他にも自分のように倒れていた生徒、なんなら先生までも綺麗に並べられている。空中に。まるで目に見えない多段ベットで寝させられているように綺麗に並べられていた。
「あっ目を覚ました?」
「ひぃ!?」
耳の近くから声が聞こえ思わず悲鳴を上げ、ゴロゴロと離れる。
「あっ!ごめん!」
そこを見ると、つい先ほど集団気絶を行った張本人がいた。これがこのゲーム「フィスリルの迷宮」の主人公。ちなみに近年よく見る無双というかチートというか主人公はそっち寄りだ。
「きっきみは」
そう言って思い出す。
(あっこれキャラクリ場面だ)
初めこのゲームは一人称視点から始まる。
そして、数ターンというか幼年期から青年期になる13歳までは自己を鍛えたり、キャラクターの好感度を上げたりとまるで恋愛ゲームのような始まりをする。
そして、この学園に入学する時、初めて自己のキャラクターを作り上げるのだ。
ちなみに自己を鍛える数ターンの中でスキンとかアイテムとかを解除することもある。
そして、この主人公の顔を見ると。いくつか解除されている。
まずは目を引く銀髪だが、これは幼年期の内に魔力を1000まで貯めると解除される物だ。
そして右目の茶色にやや黄色が混ざったような色、(ヘーゼルブラウンというのか?)これは防御が500を超えた状態で、地の神“ナギノチヅル”と契約するイベントを行うと手に入る物で、水色の左目は特殊スキル“魔力吸収”“魔力放出”“魔力操作”という三つのスキルを解放すると手に入る。
このゲームをクリアをする為には一つあるだけでだいぶ違うが既に三つあるとか何してんの?
しかも、中には体の模様として現れる物もあるからこれだけとは限らない。
ちなみに契約できる神は一つだけだから、これだけ確定はしている。
「僕の名前は“ゾーイ・クエンドル”」
そう言って手を差し出してくる。
「あっ……あぁよろしく“ゾーイ”」
手を握り、握手を交わす。ぶっちゃけ安易にこの主人公に関わるのはどうなのかと思ってしまう。
「そして、僕の後ろにいるのが」
「“ゼウラ・ギル・バルセル”だ」
そう言って主人公ゾーイの後ろから青髪、緑目、そして袖口と手袋の間にチラリと見える朱色の紋様が特徴の男性が現れた。彼はこの国の王子“ゼウラ・ギル・バルセル”。だが、ゲームのストーリーで明かされるが何かと難しい立場の人間だ。
「殿下様でしたか!」
そう言って慌てて跪く。ゲームでもこのシーンではここのモブは慌てて跪いていた。
「いやいい畏まるな」
そう言って、すっと手を差し出す。
「いっいえいえ自分で立てます!」
モブの自分はそう言って慌てて立ち上がり、
「今日はお日ごろもよく殿下に会えて光栄でした!」
そうわけわからんこと言って、足早に去る。これが一連の流れである。
(よし!このままでよう)
結局、どんな世界でも立場がすごい人とはあまり長時間いられない性分らしい。
ガチャリとドアを開けようとすると、
バン!
「ぐびゃ!」
勢いよくドアが開けられ顔面というか全身に木製ドアがぶつかり、さっきいた場所までゴロゴロと戻っていく。
「あっ!ゾーイここにいたのね!」
足が顔よりも上にある愉快な状況で主人公たちを見ると、そこにはショートヘアーの赤い髪色の快活そうな女性がいた。彼女の名前はエリス・セランカル。
主人公のヒロインルートの一つ(このゲームにハーレムルートはないぜ!よっしゃ!)で、最終的に火の魔法のエキスパートになる。
ゼウラとエリスは主人公の幼馴染であり、ゼウラは昔、城から抜け出して誘拐されそうなイベントをすんでのところで助けることで縁ができ、エリスは魔獣に襲われそうなところを主人公に助けられることで縁ができる。
「ちょっと!?人が吹き飛ばされてるから!」
「えっ?あら?ほんとじゃん!」
そう言ってゾーイが慌てて自分を救出する。この時点で既に主人公はエリスのフォローに回ることがちょくちょくある。
「す、すまん」
ゾーイにお礼を言い、そのまま保健室を後にする。そして、教室に戻る。誰もいない教室から自分がいの一番に戻ってきたんだろう。
「ふぅうううう」
思わずため息をつく。なぜなら自分がゲームのモブキャラであったことに気づいたから、ではなく。
「バッドエンディングが5つほどすでにある~」
このマルチエンディングゲームの「フィスリルの迷宮」は体感グッドエンディング2割、バッドエンディング8割、と言った感じだ。しかも洒落にならないエンディングがいくつもある。
(まずはエリスだよなぁ)
このゲームではヒロインのエリスは好感度を80、新密度を90以上上げないといけない。でないと物語の終盤、エリスは死ぬ。
好感度だけが足りず、新密度が足りている場合、エリスは主人公を庇い死んでしまう。そのことに絶望した主人公はボスを倒した後、死者蘇生を行う為に国一つを生贄に捧げる。生贄エンド
好感度が足りて、新密度が低い場合だとエリスは自分の気持ちに気づかない主人公に対して殺意を抱き、悪魔と契約し主人公を殺し国一つを燃やすルート。通称、業火の魔女エンド。一応、主人公は返り討ちにでき、そのままゲームを続けることができるが、まぁまぁな被害が起きる。
どちらも足りない場合、主人公を裏切り敵となる主人公が負けると裏切りエンドになる。これも返り討ちにすることで、ゲームを続けることができる。
ちなみに既にどちらかが高い場合、エリスと主人公が保健室で待っている状態になっている。
(次は、王子だよなぁ)
そして、王子ゼウラ・ギル・バルセルも例外ではない。彼の場合は既にグッドエンディングが確定している場合、保健室に居てはならないのだ。
ゼウラ・ギル・バルセルは王子なのだが継承権があやふやなのだ。それは彼が養子であることが関係している。彼の父親は現国王の弟なのだが、その弟の隠し子が彼なのだ。国王の弟はあまり素行が良くなく国を乗っ取ろうとして失敗し処刑される。しかし、まだ幼子のゼウラ・ギル・バルセルを不憫に思った国王は彼を養子としたが、本来の子の継承権を危惧した女王とその腰巾着達から危険な目に遭うという過去を持つ。
そんな彼のバッドエンドは、彼の暗殺イベントで彼を死なせてしまうと悲しんだ王と王女で戦争が起こり国が崩壊、それをラスボスが逃さず国の運命にトドメをさすエンド。通称、国の崩壊エンド。
そして、暗殺から守った場合、王女に対しての怒りをぶつけ、革命するルートこれだけならエンディング映像の一部が変わるだけなのだが、その革命イベントをすばやく行わないと革命が泥沼化、また国が崩壊しボスに漁夫の利をされてしまう。国の崩壊エンドは二つある。
解決するには国王と女王の子ども“ゾナルラナ・ギル・バルセル”と王子が仲良くなることで解決する。彼と仲良くなり、兄の方に継承権をスムーズに譲ることでゼウラは、王族としてだが、国の為に貢献するエンドに繋がる。
この場合、入学祝いに来た兄と仲良く話していて後から保健室に入ってくる流れになって吹き飛ばすのはエリスからゼウラに変わっているのだ。
それが出来ないのは、おそらく女王が兄と彼の面談を徹底的に邪魔をしたからだ。おかげでこじれにこじれるし、王族しか使えない力を彼が使わずに多くの人が死んでしまうイベントも起きてしまう。そして、その中には
(多分、俺の妹も含まれている。)
“キケル・モルメルパルス”なんて特徴的な名前には心当たりがある。自分自身ではないが妹の名前は“スノー・モルメルパルス”という変わった名前になっている。(一応この世界では一般的な名前だ)しかし、ところどころの日常的な生徒の生活の様子を見せるイベントがあり、このときに印象に残る名前にこのゲームは意図的にしている。
それは物語の終盤、敵キャラの一人がこの国全体に大規模な破壊魔法を繰り出す。そしてこの学園の生徒で被害者の名前がおよそ百人分画面に載るイベントがあり、特徴的な名前で気づかせるようにし、プレイヤーにショックを与えようとしているのだ。
(まずはイベントを回避しなくては)
自分はもうこの世界の主人公ではない、けど愛着はあるのだ。この世界で過ごした10数年は充分に重たいものになっている。
(王子と兄の関係を良くしないといけない)
実は破壊魔法のイベントは王子と兄の関係が良くなることで回避できる。破壊魔法を王家の力で無力化し、市民を大勢守るのだ。しかし、仲が良くないと、ここで力を合わせる為に仲良くなるのだが兄とすぐには力を合わせられず、多くの人が亡くなってしまう。
(実際、女王がいなければ二人はすごく仲が良くなっていたんだろうが)
市民の自分がやすやすと王家2人に声をかけるなんてことはできない。しかし、それが可能な立場になることはできる。
(英雄グループだ)
この学校に入学して一ヶ月後、この学園はラスボスの手下の手下の手下くらいのキャラクター達の襲撃に遭うが主人公達がこれを撃退する。
その後、この学園の生徒達による集団が生まれる。
それが主人公率いる英雄グループ。
(しかし、選抜試験を乗り切らないといけない)
このグループは応募した人全員を通す試験ではなく、今日のような主人公の魔力を耐えた人物だけが通れるようになっており、ゲームではミニゲームがあり、主人公が出す魔力を多くすればするほど試験を切り抜ける人は減るがその分強力なスキルを持ったキャラクターが仲間なり、魔力を少なくすれば仲間が増えるが強力なスキルを持ったキャラクターはいなくなる。要は濃縮されるイメージだ。(ゲーム実況ではこのイベントで仲間にする人数は理想で3人とか言っていた)
(このグループに入れば、グッドエンディングまでの下地も作れるかもしれない)
その為にはまず、
①一ヶ月で強くなる。
②選抜で合格する。
③王子と兄の関係を良くする。
となる。
(①が非常にざっくりしているが解決する方法がある)
そう思っていると何人かの生徒や教師が廊下を歩いているのが見えた。その後は、主人公の魔力で皆んなが疲れており、自己紹介もすばやく終わった。
その足で、自分はすぐに学校寮には戻らず(この学校は全員寮生活)図書室に向かった。
「うーん」
「あ……あ……」
「ぴぎぃ」
周りを見ると、他にも自分のように倒れていた生徒、なんなら先生までも綺麗に並べられている。空中に。まるで目に見えない多段ベットで寝させられているように綺麗に並べられていた。
「あっ目を覚ました?」
「ひぃ!?」
耳の近くから声が聞こえ思わず悲鳴を上げ、ゴロゴロと離れる。
「あっ!ごめん!」
そこを見ると、つい先ほど集団気絶を行った張本人がいた。これがこのゲーム「フィスリルの迷宮」の主人公。ちなみに近年よく見る無双というかチートというか主人公はそっち寄りだ。
「きっきみは」
そう言って思い出す。
(あっこれキャラクリ場面だ)
初めこのゲームは一人称視点から始まる。
そして、数ターンというか幼年期から青年期になる13歳までは自己を鍛えたり、キャラクターの好感度を上げたりとまるで恋愛ゲームのような始まりをする。
そして、この学園に入学する時、初めて自己のキャラクターを作り上げるのだ。
ちなみに自己を鍛える数ターンの中でスキンとかアイテムとかを解除することもある。
そして、この主人公の顔を見ると。いくつか解除されている。
まずは目を引く銀髪だが、これは幼年期の内に魔力を1000まで貯めると解除される物だ。
そして右目の茶色にやや黄色が混ざったような色、(ヘーゼルブラウンというのか?)これは防御が500を超えた状態で、地の神“ナギノチヅル”と契約するイベントを行うと手に入る物で、水色の左目は特殊スキル“魔力吸収”“魔力放出”“魔力操作”という三つのスキルを解放すると手に入る。
このゲームをクリアをする為には一つあるだけでだいぶ違うが既に三つあるとか何してんの?
しかも、中には体の模様として現れる物もあるからこれだけとは限らない。
ちなみに契約できる神は一つだけだから、これだけ確定はしている。
「僕の名前は“ゾーイ・クエンドル”」
そう言って手を差し出してくる。
「あっ……あぁよろしく“ゾーイ”」
手を握り、握手を交わす。ぶっちゃけ安易にこの主人公に関わるのはどうなのかと思ってしまう。
「そして、僕の後ろにいるのが」
「“ゼウラ・ギル・バルセル”だ」
そう言って主人公ゾーイの後ろから青髪、緑目、そして袖口と手袋の間にチラリと見える朱色の紋様が特徴の男性が現れた。彼はこの国の王子“ゼウラ・ギル・バルセル”。だが、ゲームのストーリーで明かされるが何かと難しい立場の人間だ。
「殿下様でしたか!」
そう言って慌てて跪く。ゲームでもこのシーンではここのモブは慌てて跪いていた。
「いやいい畏まるな」
そう言って、すっと手を差し出す。
「いっいえいえ自分で立てます!」
モブの自分はそう言って慌てて立ち上がり、
「今日はお日ごろもよく殿下に会えて光栄でした!」
そうわけわからんこと言って、足早に去る。これが一連の流れである。
(よし!このままでよう)
結局、どんな世界でも立場がすごい人とはあまり長時間いられない性分らしい。
ガチャリとドアを開けようとすると、
バン!
「ぐびゃ!」
勢いよくドアが開けられ顔面というか全身に木製ドアがぶつかり、さっきいた場所までゴロゴロと戻っていく。
「あっ!ゾーイここにいたのね!」
足が顔よりも上にある愉快な状況で主人公たちを見ると、そこにはショートヘアーの赤い髪色の快活そうな女性がいた。彼女の名前はエリス・セランカル。
主人公のヒロインルートの一つ(このゲームにハーレムルートはないぜ!よっしゃ!)で、最終的に火の魔法のエキスパートになる。
ゼウラとエリスは主人公の幼馴染であり、ゼウラは昔、城から抜け出して誘拐されそうなイベントをすんでのところで助けることで縁ができ、エリスは魔獣に襲われそうなところを主人公に助けられることで縁ができる。
「ちょっと!?人が吹き飛ばされてるから!」
「えっ?あら?ほんとじゃん!」
そう言ってゾーイが慌てて自分を救出する。この時点で既に主人公はエリスのフォローに回ることがちょくちょくある。
「す、すまん」
ゾーイにお礼を言い、そのまま保健室を後にする。そして、教室に戻る。誰もいない教室から自分がいの一番に戻ってきたんだろう。
「ふぅうううう」
思わずため息をつく。なぜなら自分がゲームのモブキャラであったことに気づいたから、ではなく。
「バッドエンディングが5つほどすでにある~」
このマルチエンディングゲームの「フィスリルの迷宮」は体感グッドエンディング2割、バッドエンディング8割、と言った感じだ。しかも洒落にならないエンディングがいくつもある。
(まずはエリスだよなぁ)
このゲームではヒロインのエリスは好感度を80、新密度を90以上上げないといけない。でないと物語の終盤、エリスは死ぬ。
好感度だけが足りず、新密度が足りている場合、エリスは主人公を庇い死んでしまう。そのことに絶望した主人公はボスを倒した後、死者蘇生を行う為に国一つを生贄に捧げる。生贄エンド
好感度が足りて、新密度が低い場合だとエリスは自分の気持ちに気づかない主人公に対して殺意を抱き、悪魔と契約し主人公を殺し国一つを燃やすルート。通称、業火の魔女エンド。一応、主人公は返り討ちにでき、そのままゲームを続けることができるが、まぁまぁな被害が起きる。
どちらも足りない場合、主人公を裏切り敵となる主人公が負けると裏切りエンドになる。これも返り討ちにすることで、ゲームを続けることができる。
ちなみに既にどちらかが高い場合、エリスと主人公が保健室で待っている状態になっている。
(次は、王子だよなぁ)
そして、王子ゼウラ・ギル・バルセルも例外ではない。彼の場合は既にグッドエンディングが確定している場合、保健室に居てはならないのだ。
ゼウラ・ギル・バルセルは王子なのだが継承権があやふやなのだ。それは彼が養子であることが関係している。彼の父親は現国王の弟なのだが、その弟の隠し子が彼なのだ。国王の弟はあまり素行が良くなく国を乗っ取ろうとして失敗し処刑される。しかし、まだ幼子のゼウラ・ギル・バルセルを不憫に思った国王は彼を養子としたが、本来の子の継承権を危惧した女王とその腰巾着達から危険な目に遭うという過去を持つ。
そんな彼のバッドエンドは、彼の暗殺イベントで彼を死なせてしまうと悲しんだ王と王女で戦争が起こり国が崩壊、それをラスボスが逃さず国の運命にトドメをさすエンド。通称、国の崩壊エンド。
そして、暗殺から守った場合、王女に対しての怒りをぶつけ、革命するルートこれだけならエンディング映像の一部が変わるだけなのだが、その革命イベントをすばやく行わないと革命が泥沼化、また国が崩壊しボスに漁夫の利をされてしまう。国の崩壊エンドは二つある。
解決するには国王と女王の子ども“ゾナルラナ・ギル・バルセル”と王子が仲良くなることで解決する。彼と仲良くなり、兄の方に継承権をスムーズに譲ることでゼウラは、王族としてだが、国の為に貢献するエンドに繋がる。
この場合、入学祝いに来た兄と仲良く話していて後から保健室に入ってくる流れになって吹き飛ばすのはエリスからゼウラに変わっているのだ。
それが出来ないのは、おそらく女王が兄と彼の面談を徹底的に邪魔をしたからだ。おかげでこじれにこじれるし、王族しか使えない力を彼が使わずに多くの人が死んでしまうイベントも起きてしまう。そして、その中には
(多分、俺の妹も含まれている。)
“キケル・モルメルパルス”なんて特徴的な名前には心当たりがある。自分自身ではないが妹の名前は“スノー・モルメルパルス”という変わった名前になっている。(一応この世界では一般的な名前だ)しかし、ところどころの日常的な生徒の生活の様子を見せるイベントがあり、このときに印象に残る名前にこのゲームは意図的にしている。
それは物語の終盤、敵キャラの一人がこの国全体に大規模な破壊魔法を繰り出す。そしてこの学園の生徒で被害者の名前がおよそ百人分画面に載るイベントがあり、特徴的な名前で気づかせるようにし、プレイヤーにショックを与えようとしているのだ。
(まずはイベントを回避しなくては)
自分はもうこの世界の主人公ではない、けど愛着はあるのだ。この世界で過ごした10数年は充分に重たいものになっている。
(王子と兄の関係を良くしないといけない)
実は破壊魔法のイベントは王子と兄の関係が良くなることで回避できる。破壊魔法を王家の力で無力化し、市民を大勢守るのだ。しかし、仲が良くないと、ここで力を合わせる為に仲良くなるのだが兄とすぐには力を合わせられず、多くの人が亡くなってしまう。
(実際、女王がいなければ二人はすごく仲が良くなっていたんだろうが)
市民の自分がやすやすと王家2人に声をかけるなんてことはできない。しかし、それが可能な立場になることはできる。
(英雄グループだ)
この学校に入学して一ヶ月後、この学園はラスボスの手下の手下の手下くらいのキャラクター達の襲撃に遭うが主人公達がこれを撃退する。
その後、この学園の生徒達による集団が生まれる。
それが主人公率いる英雄グループ。
(しかし、選抜試験を乗り切らないといけない)
このグループは応募した人全員を通す試験ではなく、今日のような主人公の魔力を耐えた人物だけが通れるようになっており、ゲームではミニゲームがあり、主人公が出す魔力を多くすればするほど試験を切り抜ける人は減るがその分強力なスキルを持ったキャラクターが仲間なり、魔力を少なくすれば仲間が増えるが強力なスキルを持ったキャラクターはいなくなる。要は濃縮されるイメージだ。(ゲーム実況ではこのイベントで仲間にする人数は理想で3人とか言っていた)
(このグループに入れば、グッドエンディングまでの下地も作れるかもしれない)
その為にはまず、
①一ヶ月で強くなる。
②選抜で合格する。
③王子と兄の関係を良くする。
となる。
(①が非常にざっくりしているが解決する方法がある)
そう思っていると何人かの生徒や教師が廊下を歩いているのが見えた。その後は、主人公の魔力で皆んなが疲れており、自己紹介もすばやく終わった。
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