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第一章 産業国家コンスール
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『さぁさぁ、寄ってらっしゃい、聞いてらっしゃい。
街角を歩く君、食事をする君、これから誓いの指輪を渡そうってご機嫌な顔している君も、もちろん目の前にいる君たちもだ。我らがコンスールを代表する魔法使いの英雄――繁栄者ドレドが生み出した、新しい魔術の名と神秘を耳にしよう。
その名も、乾電池。乾・電・池・だ! ユニークでチャーミングな彼はなんとあの電気をこんな小さな棺桶に閉じ込めてしまったらしい。この新たな神秘によって、我々にもさらなる可能性が芽生えることは間違いないだろう――』
「おいおい乾電池ってなんだ? あのマグネット式発電機じゃないのか?」
「ドラム缶型発電機じゃないか?」「噂ではよ、小型蓄電器らしいぞ」
「蓄電器?」
「電気を蓄えた容器のことらしい」
「まさか」「それが本当らしいぞ」
「本当に?」「さあな。俺は魔法使いじゃねぇんだ」
魔術とは、つまるところ未知への探究と挑戦である。
およそ100年ほど前、剣や弓が力の全盛期だった時代に突如として現れた七人は、この世界を変えるほどの力を広めることになった。その感謝と尊敬から彼らを【魔術師】または【魔法使い】と呼ぶことになった。
産業国家コンスールではドレドと名乗る魔法使いが未だ新しい魔術品を生み出しては人々を驚かせている。
この日も、街の至る場所に設置されたレディオボックスが、流暢な共通言語で盛り上げた。
そんな胸の期待を踊らせる街の住人たち……をするりと抜けてあくびをする少年が一人。
少年の名前はセン。コンスールでは珍しい黒髪黒目を持つどこか間の抜けた印象がある少年は、コンスールでも名門と名高い魔術学院に編入してきた、見習い魔法使いである。
ぐるる、と。
ちょうど腹の音も鳴ったので、遅めの昼食でも摂ろうかとセンは考える。
くたびれて穴だらけの軍用のコートポケットに手を突っ込むが、そこで彼は口元をゆがめた。
慌ててコートに付いたポケットをしきりに叩くが、表情は青ざめる一方。
「あれ? うそ、嘘だろ。嘘だと言ってくれ。そんな、マジかよ……どっかに小銭落ちてないか」
お金がないなら、働いて稼ぐ。
この世界ではごく当たり前の、おそらくどの世界であっても一般的な発想だ。
いつだって金欠。だいたい空腹。所説あるらしいがついたあだ名は、大喰らい。その気になれば樽いっぱいのシチューだって飲み干せたが、気持ちがどんなにあったところで空腹が満たされることはない。加えて、懐が満たされることも決してないのだ。
センは正直なところ寝る間も惜しまず働きたいと考えていた。
しかし働き先の店主フリッツ・フォン・ミュセットは時間に厳しく、お金の管理にはもっと厳しい。
我慢しようにも、この国は一文無しには恐ろしい場所だった。
耳を塞いだところで突き抜けてくる声、声、声。
「ふわっふわのわたあめ、美味しいよ! 甘くてとろける、そんなお菓子はここだけだよォ! たった2シーラ(この世界における一般的なお金の単位)で買えるんだ、お買い得!」
「さぁさぁこの音を聞いてごらん、お腹が減らなきゃ病気だぜ。フランキーフルトを買いな! 3シーラ、お買い得だァ!」
「キンキンに冷えたソーダ瓶、こんな日にはこれに限るよ、たったの1シーラだ!」
「あッーうるせーばか! 聞こえないー、俺は聞いてないぞ……あっ、大声出したら頭くらっとしてきた……」
我慢など到底できるものでもなく。
衣類のポケットはおろか靴の裏や底を調べたが、小銭を見つけることもできず。
言葉にならない声を上げてセンは、とうとう噴水広場のベンチで寝転んでしまった。
冷たい石製のベンチに顔を当て、今度は弱々しく情けない声をあげる。
「あぁ、生きるってほんと大変だなぁ……寝るにも食うにも困らない世界に生まれ変わりたい……」
「ならこのあたしが貸してあげないこともないけど、どうするよ?」
頭上から降りかかる、救いの声。
センは瞳を輝かせて起き上がる。
目の前に立っていたバケット持ちの女の子が視界に入るや、あからさまに怪訝な表情を浮かべた。
「げっ。エリカじゃん」
「あら。それが可愛い女の子に会ったときの対応かしら?」
「おっと可愛い女の子どこにいんの。あっち、こっち? ぜひ紹介してよ」
「ここ、こぉーこ。あんたの目の前にいるでしょう看板娘のエンリカ・フォン・ミュセットちゃんが。もしかしてあんまりに可愛いもんだから、目が潰れちゃったわけ?」
「そんなんいたら、妖怪の類だろうが」
「よーかい? まぁ褒め言葉として受け取っておくわ」
「褒めてねーよ。ねぇ、褒めてないからね」
「照れちゃってぇ。相変わらずチャーミングな反応ねぇ、うちのリトルシェフは」
「照れてねぇよ、あきれてんのよ。あとチビって言うな、身長は俺のほうがたけーんだからな」
「そうね。エリカちゃんに勝るチャームなど存在しない、でしょ」
「聞いてねぇよ。あぁ……今度は胃が痛くなってきた」
エンリカ・フォン・ミュセット。
一年前、街のど真ん中で行き倒れたセンを救ってくれた恩人であり数少ない友人だ。縁もあって、今では彼女の父親が仕切る酒保『馬跳ね亭』で調理の一部を任されるようになったこともあり、彼女はセンにとって大きな存在となっている。
好奇心に満ち溢れた瞳や、行動派らしい短い栗色の髪は魅力的。
これでお金に口うるさくなければ、同年代から人気者であったろう。
そんな性格を知っているからこそ、センはきっぱりと口にする。
「いいか、エリカ。俺はお前に、ぜぇったい金は借りたりしない。男のプライドがあるからな」
「ほう?」
腕を組み、エリカは挑発的な笑みを浮かべる。
「人はそれを、ただの臆病者って言うのよ。ほら人と人は繋がって助け合うもの、どーんと、この豊満な胸に飛び込んできなさいな。これでもお金にけっこう余裕はあるわけよ。3倍返しでけっこうだから」
「へっ。そういうのはもっと大人になってから言うもんだな。あと3倍とかフツーにがめついからな」
「大人って、その身長でよく言うわ。そもそもあんたとあたしってそこまで離れてないでしょ」
「たしか2歳くらい、離れてたな」
「あたしが14歳で、あんたは16歳だっけ?」
「あー。このまえ17歳になったような気もする」
「あら、それじゃあもうまるで次元を感じないわね。それにね女の子の成長は日々変化が激しいわけよ。男の成長なんかと比較されても困っちゃうのよね。だからセンはもっとあたしを愛して、尽くして、そして敬うべきだと思うのだけど」
「やだよ。どこのお姫様だよ」
「女の子は心のどこかで、自分がお姫様だって思っているの」
「へー。そいつはすげぇや」
ほとんどの男が知りたくもない情報だ、とセンは笑う。
冷たくあしらうセンの態度に、エリカは業を煮やしたのか。
右手に持っていたバケットをチラつかせた。
「最初からこうするべきだったのね。さぁ跪きなさい、この従僕め」
「はっ――。あんま見くびるなよ。男のプライドってやつをよ」
「時間の問題よ」
つん、と鼻に香る刺激。
先ほどの決心が、ぐらっと揺れた。
エリカが持っていたバケット。香るはサンドウィッチの具材、甘辛く炒めた牛肉。挟むは新鮮なレタスとトマト。食事意欲を加速させるマスタードとバター。パンはおそらくクリケットベーカリーの特製だ。表面は適度に硬く、中はふんわり。
噛めば噛むほど小麦の味が濃厚になるあの店のパンは肉汁やジャムと非常に相性が良い……。
気がついたときには、もう遅かった。
センは地べたに頭を擦りつけていた。
押し黙っている彼に、「ねぇ?」と悪魔の誘惑がかかった。
「前言、撤回する?」
街角を歩く君、食事をする君、これから誓いの指輪を渡そうってご機嫌な顔している君も、もちろん目の前にいる君たちもだ。我らがコンスールを代表する魔法使いの英雄――繁栄者ドレドが生み出した、新しい魔術の名と神秘を耳にしよう。
その名も、乾電池。乾・電・池・だ! ユニークでチャーミングな彼はなんとあの電気をこんな小さな棺桶に閉じ込めてしまったらしい。この新たな神秘によって、我々にもさらなる可能性が芽生えることは間違いないだろう――』
「おいおい乾電池ってなんだ? あのマグネット式発電機じゃないのか?」
「ドラム缶型発電機じゃないか?」「噂ではよ、小型蓄電器らしいぞ」
「蓄電器?」
「電気を蓄えた容器のことらしい」
「まさか」「それが本当らしいぞ」
「本当に?」「さあな。俺は魔法使いじゃねぇんだ」
魔術とは、つまるところ未知への探究と挑戦である。
およそ100年ほど前、剣や弓が力の全盛期だった時代に突如として現れた七人は、この世界を変えるほどの力を広めることになった。その感謝と尊敬から彼らを【魔術師】または【魔法使い】と呼ぶことになった。
産業国家コンスールではドレドと名乗る魔法使いが未だ新しい魔術品を生み出しては人々を驚かせている。
この日も、街の至る場所に設置されたレディオボックスが、流暢な共通言語で盛り上げた。
そんな胸の期待を踊らせる街の住人たち……をするりと抜けてあくびをする少年が一人。
少年の名前はセン。コンスールでは珍しい黒髪黒目を持つどこか間の抜けた印象がある少年は、コンスールでも名門と名高い魔術学院に編入してきた、見習い魔法使いである。
ぐるる、と。
ちょうど腹の音も鳴ったので、遅めの昼食でも摂ろうかとセンは考える。
くたびれて穴だらけの軍用のコートポケットに手を突っ込むが、そこで彼は口元をゆがめた。
慌ててコートに付いたポケットをしきりに叩くが、表情は青ざめる一方。
「あれ? うそ、嘘だろ。嘘だと言ってくれ。そんな、マジかよ……どっかに小銭落ちてないか」
お金がないなら、働いて稼ぐ。
この世界ではごく当たり前の、おそらくどの世界であっても一般的な発想だ。
いつだって金欠。だいたい空腹。所説あるらしいがついたあだ名は、大喰らい。その気になれば樽いっぱいのシチューだって飲み干せたが、気持ちがどんなにあったところで空腹が満たされることはない。加えて、懐が満たされることも決してないのだ。
センは正直なところ寝る間も惜しまず働きたいと考えていた。
しかし働き先の店主フリッツ・フォン・ミュセットは時間に厳しく、お金の管理にはもっと厳しい。
我慢しようにも、この国は一文無しには恐ろしい場所だった。
耳を塞いだところで突き抜けてくる声、声、声。
「ふわっふわのわたあめ、美味しいよ! 甘くてとろける、そんなお菓子はここだけだよォ! たった2シーラ(この世界における一般的なお金の単位)で買えるんだ、お買い得!」
「さぁさぁこの音を聞いてごらん、お腹が減らなきゃ病気だぜ。フランキーフルトを買いな! 3シーラ、お買い得だァ!」
「キンキンに冷えたソーダ瓶、こんな日にはこれに限るよ、たったの1シーラだ!」
「あッーうるせーばか! 聞こえないー、俺は聞いてないぞ……あっ、大声出したら頭くらっとしてきた……」
我慢など到底できるものでもなく。
衣類のポケットはおろか靴の裏や底を調べたが、小銭を見つけることもできず。
言葉にならない声を上げてセンは、とうとう噴水広場のベンチで寝転んでしまった。
冷たい石製のベンチに顔を当て、今度は弱々しく情けない声をあげる。
「あぁ、生きるってほんと大変だなぁ……寝るにも食うにも困らない世界に生まれ変わりたい……」
「ならこのあたしが貸してあげないこともないけど、どうするよ?」
頭上から降りかかる、救いの声。
センは瞳を輝かせて起き上がる。
目の前に立っていたバケット持ちの女の子が視界に入るや、あからさまに怪訝な表情を浮かべた。
「げっ。エリカじゃん」
「あら。それが可愛い女の子に会ったときの対応かしら?」
「おっと可愛い女の子どこにいんの。あっち、こっち? ぜひ紹介してよ」
「ここ、こぉーこ。あんたの目の前にいるでしょう看板娘のエンリカ・フォン・ミュセットちゃんが。もしかしてあんまりに可愛いもんだから、目が潰れちゃったわけ?」
「そんなんいたら、妖怪の類だろうが」
「よーかい? まぁ褒め言葉として受け取っておくわ」
「褒めてねーよ。ねぇ、褒めてないからね」
「照れちゃってぇ。相変わらずチャーミングな反応ねぇ、うちのリトルシェフは」
「照れてねぇよ、あきれてんのよ。あとチビって言うな、身長は俺のほうがたけーんだからな」
「そうね。エリカちゃんに勝るチャームなど存在しない、でしょ」
「聞いてねぇよ。あぁ……今度は胃が痛くなってきた」
エンリカ・フォン・ミュセット。
一年前、街のど真ん中で行き倒れたセンを救ってくれた恩人であり数少ない友人だ。縁もあって、今では彼女の父親が仕切る酒保『馬跳ね亭』で調理の一部を任されるようになったこともあり、彼女はセンにとって大きな存在となっている。
好奇心に満ち溢れた瞳や、行動派らしい短い栗色の髪は魅力的。
これでお金に口うるさくなければ、同年代から人気者であったろう。
そんな性格を知っているからこそ、センはきっぱりと口にする。
「いいか、エリカ。俺はお前に、ぜぇったい金は借りたりしない。男のプライドがあるからな」
「ほう?」
腕を組み、エリカは挑発的な笑みを浮かべる。
「人はそれを、ただの臆病者って言うのよ。ほら人と人は繋がって助け合うもの、どーんと、この豊満な胸に飛び込んできなさいな。これでもお金にけっこう余裕はあるわけよ。3倍返しでけっこうだから」
「へっ。そういうのはもっと大人になってから言うもんだな。あと3倍とかフツーにがめついからな」
「大人って、その身長でよく言うわ。そもそもあんたとあたしってそこまで離れてないでしょ」
「たしか2歳くらい、離れてたな」
「あたしが14歳で、あんたは16歳だっけ?」
「あー。このまえ17歳になったような気もする」
「あら、それじゃあもうまるで次元を感じないわね。それにね女の子の成長は日々変化が激しいわけよ。男の成長なんかと比較されても困っちゃうのよね。だからセンはもっとあたしを愛して、尽くして、そして敬うべきだと思うのだけど」
「やだよ。どこのお姫様だよ」
「女の子は心のどこかで、自分がお姫様だって思っているの」
「へー。そいつはすげぇや」
ほとんどの男が知りたくもない情報だ、とセンは笑う。
冷たくあしらうセンの態度に、エリカは業を煮やしたのか。
右手に持っていたバケットをチラつかせた。
「最初からこうするべきだったのね。さぁ跪きなさい、この従僕め」
「はっ――。あんま見くびるなよ。男のプライドってやつをよ」
「時間の問題よ」
つん、と鼻に香る刺激。
先ほどの決心が、ぐらっと揺れた。
エリカが持っていたバケット。香るはサンドウィッチの具材、甘辛く炒めた牛肉。挟むは新鮮なレタスとトマト。食事意欲を加速させるマスタードとバター。パンはおそらくクリケットベーカリーの特製だ。表面は適度に硬く、中はふんわり。
噛めば噛むほど小麦の味が濃厚になるあの店のパンは肉汁やジャムと非常に相性が良い……。
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