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いかせないよ、シーラ (坊ちゃま視点)
想いを告げる、夜 ※ ~キース視点~
「ん……、あれ、僕」
「ああ、起きたか、クリムト」
あいつらが帰ってすぐ、クリムトの上着を脱がせてやっていると、本人が目を覚ました。
「すみません、ここ……」
「俺の部屋だ。
お前の部屋に勝手に入るのも、気が引けて」
「うわぎ……」
「皺になるといけないだろ?」
「ん……そうですよ、ね……」
クリムトの目が、とろりと俺を見る。
これで一番弱い呪いだなんて……すげえな。
「クリムト、顔、赤いぞ。
熱でも出たんじゃないのか?」
「ん……そう、かも、です」
額に手をあてて、熱を測る真似事をする。
クリムトが、目を閉じて、ほぅ、と……
「きもちいい?」
「ん、ひんやりしてて、きもちいー……」
そっと両手で頬を包む。
するとその手をクリムトが包むようにして……
「可愛いな、クリムト」
「なんですか?とつぜん」
「突然なもんか!出会ってからずっと、お前のこと可愛いと思ってるよ」
「……うそ」
クリムトがぷい、と横をむく。
可愛すぎて千切れ跳びそうな理性を総動員して、言葉を紡ぐ。
「嘘じゃない。
でも、ただの可愛いじゃないって気づいたのは、出会ってから少ししてからだ」
「……?」
クリムトが本当に、好きだ。
確かに俺は色んな奴と遊んだ。
だけどそれには理由があった。
「この気持ちが何なのか、分からなかった。
だから、確かめるのに、可愛いと思える奴と寝てみた。
だけど全然満たされなかった」
「?」
ちゃんと言おう、言わなきゃならない。
「……お前じゃなきゃ、駄目だって気付いた。
心から欲しいのはクリムトだけだって。
お前を抱くんじゃなきゃ、満たされないって」
「だく……?」
愛してる。
一言そう言えばいいのかもしれないけど、それだけじゃ足りない。
ちゃんと納得して、頷いてもらわなきゃ。
「そう、俺はクリムトの事が好きで、大好きで、大好きすぎて、抱きたいんだ。
これから先も、ずっとクリムトを抱きたいんだ」
「だきたい……?」
そう、これからも、ずっと、一生。
隣で笑っていて欲しい、毎日一緒に飯が食いたい、そして、夜は俺の下で乱れて欲しい。
「結婚しよう、クリムト。
実家のゴタゴタはもう収めて来た。
何も心配する事はない……問題は全部、俺が片付ける」
そっと首筋を触る。
クリムトが俺の手を挟み込むみたいに、首をかしげる……
「……キス、しても、いい?」
「ん……うん」
呪いの効果なのか、クリムトは簡単に同意した。
だから俺は……
「大人の、やつだからな?」
「うん……」
「したら最後、射精すまで終わらないからな?」
「……うん」
何度も念を押して、それから……。
***
「あんっ……」
何度もキスを交わしながら、俺はクリムトの全てを露わにした。
俺ももう、全てを脱ぎ捨てた。
つまり、お互い……
全裸だ。
胸の飾りを人差し指と中指の間に挟んで、刺激する。
可愛い声でクリムトが喘ぐ。
「きもちいい?」
「んっ、いい、あぁ……っ」
お互いの先が、こすれ合う。
小さな水音が聞こえる……
「なぁ、指、いれていい?」
「……んんっ、うん」
右手の中指を、そこへ少しだけ押し込む。
初めてにしては……柔らかい、ような。
「クリムトは、誰かとした事、ある?」
「ん、ない……」
「でもここ、慣れてるけど?」
ぐりぐりと入口を広げるように、指を動かす。
クリムトは腰を揺らしながら、答える。
「……した」
「誰と」
誰とって、聞いてどうする気だ、俺は。
嫉妬してどうする……
だけどクリムトは、熱に浮かされた目で、信じられない事を言った。
「ん……、自分、で」
脳が焼き切れるかと思う程、興奮した。
だって、いつもはそんな事微塵も感じさせない鉄壁なのに!
俺は一気に、指を根元まで押し込んだ。
そして、前立腺をめちゃくちゃに触った。
「あ、あぁあっ!」
「エロい子には、おしおき」
「あ、あ、もっと、もっとっ……!」
クリムトがせがんだ。
だから、二本目の指も挿れてかき混ぜた。
「あっ、あっ、い、あっ、いいっ!」
「もっと欲しい?」
「うん、うんっ……、もっと……!」
もう、理性なんか吹き飛んだ。
めちゃくちゃにキスして、舐めて、噛んで、イかせて、それから……
「ここからが本番だ、な?」
「あ、あひ……」
気が付いたら、クリムトの尻に、ずっぷりと俺のナニが収まっていて。
本能のままに腰を振って、射精して……
「好きだ、愛してる、クリムトっ……!」
「ああっ……しゅごひの、くるぅ……♡」
がむしゃらに、求めた。
クリムトがこの事を覚えているようにと、祈りながら……。
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