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学園1年目
学園祭だ!
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今日は待ちに待った(?)学園祭!
上級生たちが魔法を使った色んな出し物をしたり、本格的な屋台がずらーっと並んでいたり、俺が前世で経験した大学の学祭よりすげー!
「あの屋台も、上級生の方が出されるんですか?」
「ああ、あれは魔法学会と武芸大会の見物客を当て込んで、街の屋台がここにも来てるんだ」
「そっか、それであんなに本格的なんですね」
「そうだ。行ってみるか?」
「はい!」
今日は謎の8人組も学会やら武芸大会やらで忙しいらしく不在だ。
俺は殿下と2人、屋台のほうへ行くことにした。
「うーん…どれも美味しそう」
「食い物以外にも屋台はあるが…お前は色気より食い気だな」
そう言って殿下は1つの屋台へ行く。
アクセサリー屋さんかな?
「ほら、こういう装飾品には興味がないのか?」
「そんな贅沢品買う余裕は無いです!
そんな金あったら、お菓子の材料費にします」
「どれでも1つ買ってやるぞ」
「えっ、何でですか?」
「日頃の感謝だ」
感謝!
「殿下、俺に感謝してたんですか」
「そうだな、良く努めていると思っている」
えー!感動しちゃう!
俺は真剣に選ぶことにした。
どれがいいかなぁ…
「んー…じゃあ…これかな!」
黒い台座に青い石がついてるシンプルなデザインのペンダントトップに、紐は黒の皮でいこう。
これなら風呂にも入れるし、雷魔法使うときに邪魔にならなくていいしね。
「これでいいのか?」
「ペンダントなら料理の邪魔になることもないですし、服の下に隠せますから」
「ああ、そうだな、確かに」
殿下は支払いを済ませ、わざわざ俺に掛けてくれる。
勲章感覚なのかな?
自分でやれって言いそうなもんだけど。
「よし。無くすなよ」
「はい、大切にします」
「では、何か食い物でも探すか」
「あっ、あそこ…フランクフルト、ありますよ」
デカいソーセージってテンション上がるよね。
俺、フランクフルト大好き。
2人でフランクフルトを買って、食べる。
ここは俺が出そう…
いつも奢ってもらってるしな。
「あっつ!はふ、はふ」はむっ。あちっ。じゅわ。
肉汁が溢れて口から零れそう…じゅるる。
なぜか殿下がこっちを見ている。
なんだろ?
「美味しそうに食べるな」
「美味しいですもん!殿下も食べてみてください」
「ん」
殿下がフランクフルトの先に唇をつける。
熱さを警戒してるのかな…こっちを見てる。
そのまま、ゆっくり…口の中へ…何か…エロい…
「ふむ、確かに美味いな」
「で、でしょ!?」
エロチシズムを感じたのを誤魔化す。
なぜか殿下と見つめ合って食べる。
なぜだ。
「じゃ、次に行ってみますか」
「うむ、甘いものがいいな…あれは何だ?」
「チョコバナナですかね?」
おい、まて、なんでまた長いものを食うんだ?
まさか、こんなとこにも18禁ネタが仕込まれているのではなかろうな…
「おい、早く」
「あ、はいはい」
チョコバナナの屋台に着いて値段を見ると…
「予算オーバー…か…意外と高いなぁ」
そう言うと今度は殿下が奢ってくれる。
資本力の差が身に染みる…。
そして、やっぱり殿下が見てくる…なぜに?
って、やっぱり、そうなのか…?
やばい、意識したらもう食えないじゃん。
「で、殿下、何でこっちを見るんですか」
「お前が毒見するのを見守っている」
あっ…なるほど。
ごめん、ゲームつくった人。
エロいのは俺の頭でした。
「じゃあ、お先に…」はむ。あれ?
「ひょこはははい(チョコが堅い)」
「舐めて溶かすしかないな」
んもー、仕方無いな……、……、殿下?
「…ふふ」
「らんれふか(何ですか)」
「いや、可愛らしいなと思って」
「らにほひゅうに(何を急に)」
「…キスしたくなった」
「ごふっ」
そ、そういうのは他でやりなさい!
それに、俺は可愛くはないぞ!?
「だ、だ、だ、」
「冗談だ、早く食え」
「ぎー!」
こ、こ、この~!
この歳でエロ属性まで手に入れるなんて!
さすがスーパー攻様だなオイ!?
悔しくてチョコバナナをがりがり囓っていると、
どこからともなく声が近づく…まさか。
「ルース!ルース!魔法学会が始まるぞ!」
「教授、待って、待ってください」
「ルース!ルースはどこじゃ!!」
お、おじいちゃん先生…!?
すると、自分の近くにいた人たちが大声で言う。
「先生!ここですよ!」へ?誰?
「先生、ここ、ここ!」ひー!だから誰!?
「ほら、先生が呼んでるぞ」知ってるよ!
こんだけの人に言われちゃ、逃げられないじゃん!
なんでこんなに俺の顔、知られてるの!?
「おー、おったおった!
皆に顔を知らせとるだけのことはあるのう」
…そうだ、おじいちゃんが連れ回したからだ…
まさかこんなことになるなんて!
「さすが教授、先見の明ですね」
「は、速すぎます…!はあ、はあ…」
「まさかおいでにならないとは思いませんでした…
ルース先生、アルファード殿下、参りましょう」
魔法バカ3人組+エルグラン王子…
もう魔法バカ4人組で、いいかな?
……って、王子、いま俺の事ナチュラルに先生っつったでしょ!?やめてそういう扱い!
「さあ、行きましょう!」
やだあー!!
面倒くさそうだから行きたくなかったのに!
上級生たちが魔法を使った色んな出し物をしたり、本格的な屋台がずらーっと並んでいたり、俺が前世で経験した大学の学祭よりすげー!
「あの屋台も、上級生の方が出されるんですか?」
「ああ、あれは魔法学会と武芸大会の見物客を当て込んで、街の屋台がここにも来てるんだ」
「そっか、それであんなに本格的なんですね」
「そうだ。行ってみるか?」
「はい!」
今日は謎の8人組も学会やら武芸大会やらで忙しいらしく不在だ。
俺は殿下と2人、屋台のほうへ行くことにした。
「うーん…どれも美味しそう」
「食い物以外にも屋台はあるが…お前は色気より食い気だな」
そう言って殿下は1つの屋台へ行く。
アクセサリー屋さんかな?
「ほら、こういう装飾品には興味がないのか?」
「そんな贅沢品買う余裕は無いです!
そんな金あったら、お菓子の材料費にします」
「どれでも1つ買ってやるぞ」
「えっ、何でですか?」
「日頃の感謝だ」
感謝!
「殿下、俺に感謝してたんですか」
「そうだな、良く努めていると思っている」
えー!感動しちゃう!
俺は真剣に選ぶことにした。
どれがいいかなぁ…
「んー…じゃあ…これかな!」
黒い台座に青い石がついてるシンプルなデザインのペンダントトップに、紐は黒の皮でいこう。
これなら風呂にも入れるし、雷魔法使うときに邪魔にならなくていいしね。
「これでいいのか?」
「ペンダントなら料理の邪魔になることもないですし、服の下に隠せますから」
「ああ、そうだな、確かに」
殿下は支払いを済ませ、わざわざ俺に掛けてくれる。
勲章感覚なのかな?
自分でやれって言いそうなもんだけど。
「よし。無くすなよ」
「はい、大切にします」
「では、何か食い物でも探すか」
「あっ、あそこ…フランクフルト、ありますよ」
デカいソーセージってテンション上がるよね。
俺、フランクフルト大好き。
2人でフランクフルトを買って、食べる。
ここは俺が出そう…
いつも奢ってもらってるしな。
「あっつ!はふ、はふ」はむっ。あちっ。じゅわ。
肉汁が溢れて口から零れそう…じゅるる。
なぜか殿下がこっちを見ている。
なんだろ?
「美味しそうに食べるな」
「美味しいですもん!殿下も食べてみてください」
「ん」
殿下がフランクフルトの先に唇をつける。
熱さを警戒してるのかな…こっちを見てる。
そのまま、ゆっくり…口の中へ…何か…エロい…
「ふむ、確かに美味いな」
「で、でしょ!?」
エロチシズムを感じたのを誤魔化す。
なぜか殿下と見つめ合って食べる。
なぜだ。
「じゃ、次に行ってみますか」
「うむ、甘いものがいいな…あれは何だ?」
「チョコバナナですかね?」
おい、まて、なんでまた長いものを食うんだ?
まさか、こんなとこにも18禁ネタが仕込まれているのではなかろうな…
「おい、早く」
「あ、はいはい」
チョコバナナの屋台に着いて値段を見ると…
「予算オーバー…か…意外と高いなぁ」
そう言うと今度は殿下が奢ってくれる。
資本力の差が身に染みる…。
そして、やっぱり殿下が見てくる…なぜに?
って、やっぱり、そうなのか…?
やばい、意識したらもう食えないじゃん。
「で、殿下、何でこっちを見るんですか」
「お前が毒見するのを見守っている」
あっ…なるほど。
ごめん、ゲームつくった人。
エロいのは俺の頭でした。
「じゃあ、お先に…」はむ。あれ?
「ひょこはははい(チョコが堅い)」
「舐めて溶かすしかないな」
んもー、仕方無いな……、……、殿下?
「…ふふ」
「らんれふか(何ですか)」
「いや、可愛らしいなと思って」
「らにほひゅうに(何を急に)」
「…キスしたくなった」
「ごふっ」
そ、そういうのは他でやりなさい!
それに、俺は可愛くはないぞ!?
「だ、だ、だ、」
「冗談だ、早く食え」
「ぎー!」
こ、こ、この~!
この歳でエロ属性まで手に入れるなんて!
さすがスーパー攻様だなオイ!?
悔しくてチョコバナナをがりがり囓っていると、
どこからともなく声が近づく…まさか。
「ルース!ルース!魔法学会が始まるぞ!」
「教授、待って、待ってください」
「ルース!ルースはどこじゃ!!」
お、おじいちゃん先生…!?
すると、自分の近くにいた人たちが大声で言う。
「先生!ここですよ!」へ?誰?
「先生、ここ、ここ!」ひー!だから誰!?
「ほら、先生が呼んでるぞ」知ってるよ!
こんだけの人に言われちゃ、逃げられないじゃん!
なんでこんなに俺の顔、知られてるの!?
「おー、おったおった!
皆に顔を知らせとるだけのことはあるのう」
…そうだ、おじいちゃんが連れ回したからだ…
まさかこんなことになるなんて!
「さすが教授、先見の明ですね」
「は、速すぎます…!はあ、はあ…」
「まさかおいでにならないとは思いませんでした…
ルース先生、アルファード殿下、参りましょう」
魔法バカ3人組+エルグラン王子…
もう魔法バカ4人組で、いいかな?
……って、王子、いま俺の事ナチュラルに先生っつったでしょ!?やめてそういう扱い!
「さあ、行きましょう!」
やだあー!!
面倒くさそうだから行きたくなかったのに!
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