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学園3年目
クリパ後日談
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クリスマスの大魔法大会は最終的にベルガモット教授が挑戦権を獲得し、終了。
…第4試合で雷同士のぶつかり合いをやった結果、現象に不慣れな雷属性のボロニア教授が吹っ飛んでいってしまったり、
第2回戦第1試合で風のオレガノ教授と火のベルガモット教授が小手調べに…とばんばんウィンドアローとファイヤアローの撃ち合いをしたら炎が渦を巻いて見たことないくらい高く空へ吹き上がって、慌てて水のフェンネル教授がウォーターボールを打ち上げて消火を試みた結果雷雲が出来て、それを慌ててエルさまが風魔法で学園ダンジョンのほうへ追いやってみたり、
第2回戦第2試合で、まともに衝撃波をくらったアレクさんの代わりにカイト君がカート君と戦って、風魔法拳をほぼモノにしつつあるカイト君のスピードにカート君がついていけず、しかもカート君の火魔法を取り込んで炎風拳だ!とか言ってカイト君の風魔法拳が新しい次元に突入してみたり、
結構いいところまで追い詰められてしまったカート君が本家水蒸気爆発をぶっ放して逆転して大盛りあがりしてみたり、
決勝のベルガモット教授対カート君では魔力が先に無くなったほうが負けという状況の中、ついにベルガモット教授が業火の無詠唱発動に成功しびっくりしたカート君がよろけて尻もちをつく…という納得出来るような出来ないような試合内容になってみたり…
とまあ、予期せぬ現象がいくつも起きたことで、属性魔法の教授たちはそっちの方に興味津々。
何なら勝負を吹っ掛けたベルガモット教授まで「全ての掛け合わせを試すべし」とか言い始め…
その結果ここでは実験場が狭すぎるという事で、急遽魔法師団の訓練場を借りることになり、ついでにそこで手合わせもすればいいじゃないか…ということになり、おじいちゃん先生や光のヒソップ教授まで魔法師団へ行ってしまった。
もちろんゴード先輩も連れて。
「今年は何だか怒涛だったね」
「悔しい…来年は勝って挑戦権を手に入れます!」
カート君の中では来年も「最強魔法使いに挑もう!大魔法大会」の開催が決定してるらしい。
「カート、無理に戦う必要は無いんだよ…?」
「カートって見た目によらず熱血だよな…
魔法以外で結果を出そう、とはならないの?」
「だって、他に方法がなさそうなんですもん」
うーん確かに…と、俺達が頭を抱えたところへ、カイト君がいい事を思いついた顔で言った。
「あ、そうだ!カートと俺がやった時さ、あん時風魔法拳と火が融合してすごいことになっただろ?
あれを極めて代わりに俺が戦うってのはどう?」
「えー、でも」
「確かにあれは凄かった。炎を巻き取るっていうの?他人の魔法を自分のものにしちゃうって…
あれって風魔法拳特有なのかな?」
「うーん難しいですね…他の人もカイトくらいの使い手になれば出来るようになるんでしょうか?」
「もしかしたら流派の問題かも…
あー!ゴード先輩が居ないのが悔やまれる…!」
「冬休み明けのからの課題にしてもらえるように、ケンタウレア先生に話しておきましょう」
そうしようそうしよう…あっ。
「そうだ、俺今年の冬休みは実家に帰るんで」
「えっ!聞いてないぞ!?」
「おいおいマジかよ…」
「そりゃないよルース!!」
「え~!そんなの困りますぅ…ぐすっ」
ワーワーと砦じゅうが大騒ぎになった。
みんなが残ってる研究課題のことを口々に訴えるけど、そんなの冬休み明けでも間に合うじゃん!
大体俺が居なくても出来るでしょうよ!!
あと、ルディ君は泣いても駄目です。
「もー!俺だって仕事で帰るんですからね!!
遊びに行くんじゃないんですから!」
こっちのほうが急ぎなの!
新年会までに話をつけなきゃいけないんだから!
…第4試合で雷同士のぶつかり合いをやった結果、現象に不慣れな雷属性のボロニア教授が吹っ飛んでいってしまったり、
第2回戦第1試合で風のオレガノ教授と火のベルガモット教授が小手調べに…とばんばんウィンドアローとファイヤアローの撃ち合いをしたら炎が渦を巻いて見たことないくらい高く空へ吹き上がって、慌てて水のフェンネル教授がウォーターボールを打ち上げて消火を試みた結果雷雲が出来て、それを慌ててエルさまが風魔法で学園ダンジョンのほうへ追いやってみたり、
第2回戦第2試合で、まともに衝撃波をくらったアレクさんの代わりにカイト君がカート君と戦って、風魔法拳をほぼモノにしつつあるカイト君のスピードにカート君がついていけず、しかもカート君の火魔法を取り込んで炎風拳だ!とか言ってカイト君の風魔法拳が新しい次元に突入してみたり、
結構いいところまで追い詰められてしまったカート君が本家水蒸気爆発をぶっ放して逆転して大盛りあがりしてみたり、
決勝のベルガモット教授対カート君では魔力が先に無くなったほうが負けという状況の中、ついにベルガモット教授が業火の無詠唱発動に成功しびっくりしたカート君がよろけて尻もちをつく…という納得出来るような出来ないような試合内容になってみたり…
とまあ、予期せぬ現象がいくつも起きたことで、属性魔法の教授たちはそっちの方に興味津々。
何なら勝負を吹っ掛けたベルガモット教授まで「全ての掛け合わせを試すべし」とか言い始め…
その結果ここでは実験場が狭すぎるという事で、急遽魔法師団の訓練場を借りることになり、ついでにそこで手合わせもすればいいじゃないか…ということになり、おじいちゃん先生や光のヒソップ教授まで魔法師団へ行ってしまった。
もちろんゴード先輩も連れて。
「今年は何だか怒涛だったね」
「悔しい…来年は勝って挑戦権を手に入れます!」
カート君の中では来年も「最強魔法使いに挑もう!大魔法大会」の開催が決定してるらしい。
「カート、無理に戦う必要は無いんだよ…?」
「カートって見た目によらず熱血だよな…
魔法以外で結果を出そう、とはならないの?」
「だって、他に方法がなさそうなんですもん」
うーん確かに…と、俺達が頭を抱えたところへ、カイト君がいい事を思いついた顔で言った。
「あ、そうだ!カートと俺がやった時さ、あん時風魔法拳と火が融合してすごいことになっただろ?
あれを極めて代わりに俺が戦うってのはどう?」
「えー、でも」
「確かにあれは凄かった。炎を巻き取るっていうの?他人の魔法を自分のものにしちゃうって…
あれって風魔法拳特有なのかな?」
「うーん難しいですね…他の人もカイトくらいの使い手になれば出来るようになるんでしょうか?」
「もしかしたら流派の問題かも…
あー!ゴード先輩が居ないのが悔やまれる…!」
「冬休み明けのからの課題にしてもらえるように、ケンタウレア先生に話しておきましょう」
そうしようそうしよう…あっ。
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「え~!そんなの困りますぅ…ぐすっ」
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