433 / 586
学園6年目
詰め込み過ぎた宴 2
しおりを挟む
エルさまは言った。
「本日お集まりの皆様には、証人になって頂く」
そして王弟殿下を担いだスプーラ殿下と、並んで大広間へ堂々と入場した。
その後ろにはジョンさんとゴード先輩…
場内は騒然となる。
壇上に上がると、ざわつく場内を鎮めるようにスプーラ殿下は言った。
「皆の者、今までの政治、大変苦労を掛けた。
王家を代表して謝罪する。
そして、この混乱続きの国政を裏で操っていた男を紹介しよう。
我が叔父、ウェルズ・カメリア。
そのイチモツで玉座を手に入れようとした男だ」
ちょ、その説明要る!?
「スプーラ殿下、言い方…」
「ん?はっきりチン「わーーー!!」
スプーラ殿下の発言をさえぎるゴード先輩。
さえぎった声がでかすぎて全員が固まる。
しばらくの沈黙の後、エルさまが咳払いをして、話し始める。
「お父様、叔父上がなぜこのような目に合わされているのか分かりますか?」
「な、何を言っているんだ、エル…」
お父様、つまり正室陛下は目を泳がせる。
エルさまは無慈悲に告げる。
「お父様、あなた叔父上と不倫していましたね?」
「!!!」
「そして、叔父上はお父様を通じて、父上の出す勅書の中に偽物を紛れ込ませた。
自分の派閥に都合の良いように法律をいじったり税制を変えてみたり、騎士の給与を下げてみたり魔法使いにだけ賞与を与えてみたり、官吏の登用試験内容を直前で変更したり漏らしてみたり、おまけに司法にも手を回して勝手に裁判官を首にしたり…。
恐ろしい事に書斎から玉璽が出てきましたよ?
王の執務室にしかないはずのそれがね」
青いを通り越して白い顔の正室陛下。
兄と同じ赤黒い顔になる王弟殿下。
ちなみに王様はもう白目を剥いて放心状態。
エルさまはさらに続ける。
「そして、そちらの側室の方々。
叔父上に『次の国王の側室にしてやる』と言われ、彼と肉体関係を持ちましたね?」
すると、最後に企画されていた側室披露宴の為に近くに控えていた、それらしい数人が震えだす。
「そ、その、こ、断りきれず、仕方なく…」
「家族がやたら乗り気になって、無理矢理…!」
「わ、私は、父が騙されて、借金を、それで」
それを聞いたエルさまは言う。
「つまり、脅されたということですね」
そしてスプーラ殿下が追い打ちをかける。
「おやおや叔父上、自慢のチ「わー!!」で篭絡したのではないのですか」
隙あらば男性器の名前を言おうとするスプーラ殿下と、大声でカバーするゴード先輩。
絶妙なコンビ芸だな…
「だ、だ、黙れ、この礼儀知らずが!」
「恥知らずの叔父上に言われたくありませんな!
何のために私の立太子に反対されたのです?
正々堂々私と勝負する為ではなかったのですか?
少なくとも私はそう信じておりましたよ。
御前会議で自分の方が次の王に相応しいと訴え出れば、この国をどうしていくべきなのかの議論も出来たでしょうに」
「う、うるさい!黙れ!!」
取り乱してがなり散らす王弟殿下に対し、スプーラ殿下は真面目なトーンで語りかける。
そしてエルさまが静かに言い放つ。
「黙るのは叔父上の方ですよ?
これはまだ序の口なのですから…ねえ兄上」
「全くだ」
兄弟仲が悪かったはずの2人の息の合った掛け合いに、集まった貴族の方々がまたもざわつく。
そりゃそうだ、その事を前提に真っ二つに分かれてたんだもん。
それが崩れたら混乱するよな。
そのざわめきを無視してエルさまは続ける。
「そして叔父上、彼らに語った「次の国王」とは、兄上の事ではなくあなたの事だったのでしょう?」
「し、知らん!これは罠だ!」
大声で無実を訴える王弟殿下。
そしてあろうことか、こっちに矛先を向ける。
「そ、そうだ、そこの連中が!
これはローズが我が国を滅ぼそうと、私に有りもしない罪を着せて内乱を誘発するために…」
必死にこちらを睨みつける王弟殿下。
その言葉にため息をつきつつ、殿下が言う。
「本当に頭が足りんのだな。
ローズがカメリアを併合して何がある?
領土が増え、領民が増えても、無駄な血が流れ、国は荒れ、税収は下がり、金は出て行く。
おまけに国際的な信用も下がるだろう。
良い事にはならないと断言できるな。
だったら友好関係を強める方が、ずっと建設的だ。
それにそんな回りくどい事をせずとも、このまま放っておけば勝手に国が傾くだろうしな」
「なっ…!!」
そしてトドメのお言葉を吐く。
「時流に逆らって帝国再興を目論むような連中と懇意になったのが運の尽きだ」
「!!」
…そうだ、もしかしたら…でもやっぱ駄目だ。
王弟殿下も闇魔法の被害者かもしれない。
やり口を全て吹き込まれていたのかもしれない。
それでもやはり罪は消えない。
王位簒奪は、失敗=有罪。
その為に隣国の権力者に近づいたのなら、その時から罪になることは分かっていたはずだからだ。
殿下の言葉が終わり、入場口から大量の証拠品と証拠書類をワゴンに乗せたウィン兄とディー兄が入って来る。
そしてこういう時用の恭しい口調で言う。
「証拠はこちらに。
エルグラン殿下、こちらが偽の玉璽でございます」
「ありがとうございます、これで叔父上が勝手に出した勅書がどれかハッキリしますね」
「もう大分判別は進んでいるがな!
俺の側近は書類事に関して大変に優秀なのだ。
共にあらゆる部署の仕事を捌いてきたからな」
だから違和感のある命令に関する事は大体覚えているのだそうだ。
それで怪しい勅書については大体把握済みだそう…
蓄積ってすごいな。
スプーラ殿下とゴード先輩が畳み掛ける。
「さて、この責任をどうやって取って頂くか。
更には先日、無辜の民を自分の目的達成の為に略取し、虐待を加えた罪も償って頂かねばな」
「ええ、エルグラン殿下の光魔法がなけば彼らは命を落としていたでしょうからね」
「この際、私とゴードを私兵に襲わせた事は不問にして差し上げますよ。
彼らへの補償を手厚くするのならね」
今度は左側の魔法系統の家だけがざわつく。
エルさまが風以外の属性を手に入れた事がこれではっきりしたからだ。
…とはいっても、おじいちゃん先生たちが突撃した領主屋敷にいた人質たちは地下牢の大掃除をさせられていただけらしいから、むしろこっちが領主に謝罪と賠償をしなきゃならないんだけどね。
突貫で土魔法やら何やらを組み合わせたりで見た目だけは直してきたけど…こっちこそ国際問題だよ。
「…まあ、あちらには帰りに謝罪だけはして帰りましょうね」
「そうじゃのう…やりすぎたわい」
「だから止めたじゃないですか」
「すみません…」
まあ、それはそれ。
壇上での断罪は大詰め…
皆さん、着いてきてる?
「本日お集まりの皆様には、証人になって頂く」
そして王弟殿下を担いだスプーラ殿下と、並んで大広間へ堂々と入場した。
その後ろにはジョンさんとゴード先輩…
場内は騒然となる。
壇上に上がると、ざわつく場内を鎮めるようにスプーラ殿下は言った。
「皆の者、今までの政治、大変苦労を掛けた。
王家を代表して謝罪する。
そして、この混乱続きの国政を裏で操っていた男を紹介しよう。
我が叔父、ウェルズ・カメリア。
そのイチモツで玉座を手に入れようとした男だ」
ちょ、その説明要る!?
「スプーラ殿下、言い方…」
「ん?はっきりチン「わーーー!!」
スプーラ殿下の発言をさえぎるゴード先輩。
さえぎった声がでかすぎて全員が固まる。
しばらくの沈黙の後、エルさまが咳払いをして、話し始める。
「お父様、叔父上がなぜこのような目に合わされているのか分かりますか?」
「な、何を言っているんだ、エル…」
お父様、つまり正室陛下は目を泳がせる。
エルさまは無慈悲に告げる。
「お父様、あなた叔父上と不倫していましたね?」
「!!!」
「そして、叔父上はお父様を通じて、父上の出す勅書の中に偽物を紛れ込ませた。
自分の派閥に都合の良いように法律をいじったり税制を変えてみたり、騎士の給与を下げてみたり魔法使いにだけ賞与を与えてみたり、官吏の登用試験内容を直前で変更したり漏らしてみたり、おまけに司法にも手を回して勝手に裁判官を首にしたり…。
恐ろしい事に書斎から玉璽が出てきましたよ?
王の執務室にしかないはずのそれがね」
青いを通り越して白い顔の正室陛下。
兄と同じ赤黒い顔になる王弟殿下。
ちなみに王様はもう白目を剥いて放心状態。
エルさまはさらに続ける。
「そして、そちらの側室の方々。
叔父上に『次の国王の側室にしてやる』と言われ、彼と肉体関係を持ちましたね?」
すると、最後に企画されていた側室披露宴の為に近くに控えていた、それらしい数人が震えだす。
「そ、その、こ、断りきれず、仕方なく…」
「家族がやたら乗り気になって、無理矢理…!」
「わ、私は、父が騙されて、借金を、それで」
それを聞いたエルさまは言う。
「つまり、脅されたということですね」
そしてスプーラ殿下が追い打ちをかける。
「おやおや叔父上、自慢のチ「わー!!」で篭絡したのではないのですか」
隙あらば男性器の名前を言おうとするスプーラ殿下と、大声でカバーするゴード先輩。
絶妙なコンビ芸だな…
「だ、だ、黙れ、この礼儀知らずが!」
「恥知らずの叔父上に言われたくありませんな!
何のために私の立太子に反対されたのです?
正々堂々私と勝負する為ではなかったのですか?
少なくとも私はそう信じておりましたよ。
御前会議で自分の方が次の王に相応しいと訴え出れば、この国をどうしていくべきなのかの議論も出来たでしょうに」
「う、うるさい!黙れ!!」
取り乱してがなり散らす王弟殿下に対し、スプーラ殿下は真面目なトーンで語りかける。
そしてエルさまが静かに言い放つ。
「黙るのは叔父上の方ですよ?
これはまだ序の口なのですから…ねえ兄上」
「全くだ」
兄弟仲が悪かったはずの2人の息の合った掛け合いに、集まった貴族の方々がまたもざわつく。
そりゃそうだ、その事を前提に真っ二つに分かれてたんだもん。
それが崩れたら混乱するよな。
そのざわめきを無視してエルさまは続ける。
「そして叔父上、彼らに語った「次の国王」とは、兄上の事ではなくあなたの事だったのでしょう?」
「し、知らん!これは罠だ!」
大声で無実を訴える王弟殿下。
そしてあろうことか、こっちに矛先を向ける。
「そ、そうだ、そこの連中が!
これはローズが我が国を滅ぼそうと、私に有りもしない罪を着せて内乱を誘発するために…」
必死にこちらを睨みつける王弟殿下。
その言葉にため息をつきつつ、殿下が言う。
「本当に頭が足りんのだな。
ローズがカメリアを併合して何がある?
領土が増え、領民が増えても、無駄な血が流れ、国は荒れ、税収は下がり、金は出て行く。
おまけに国際的な信用も下がるだろう。
良い事にはならないと断言できるな。
だったら友好関係を強める方が、ずっと建設的だ。
それにそんな回りくどい事をせずとも、このまま放っておけば勝手に国が傾くだろうしな」
「なっ…!!」
そしてトドメのお言葉を吐く。
「時流に逆らって帝国再興を目論むような連中と懇意になったのが運の尽きだ」
「!!」
…そうだ、もしかしたら…でもやっぱ駄目だ。
王弟殿下も闇魔法の被害者かもしれない。
やり口を全て吹き込まれていたのかもしれない。
それでもやはり罪は消えない。
王位簒奪は、失敗=有罪。
その為に隣国の権力者に近づいたのなら、その時から罪になることは分かっていたはずだからだ。
殿下の言葉が終わり、入場口から大量の証拠品と証拠書類をワゴンに乗せたウィン兄とディー兄が入って来る。
そしてこういう時用の恭しい口調で言う。
「証拠はこちらに。
エルグラン殿下、こちらが偽の玉璽でございます」
「ありがとうございます、これで叔父上が勝手に出した勅書がどれかハッキリしますね」
「もう大分判別は進んでいるがな!
俺の側近は書類事に関して大変に優秀なのだ。
共にあらゆる部署の仕事を捌いてきたからな」
だから違和感のある命令に関する事は大体覚えているのだそうだ。
それで怪しい勅書については大体把握済みだそう…
蓄積ってすごいな。
スプーラ殿下とゴード先輩が畳み掛ける。
「さて、この責任をどうやって取って頂くか。
更には先日、無辜の民を自分の目的達成の為に略取し、虐待を加えた罪も償って頂かねばな」
「ええ、エルグラン殿下の光魔法がなけば彼らは命を落としていたでしょうからね」
「この際、私とゴードを私兵に襲わせた事は不問にして差し上げますよ。
彼らへの補償を手厚くするのならね」
今度は左側の魔法系統の家だけがざわつく。
エルさまが風以外の属性を手に入れた事がこれではっきりしたからだ。
…とはいっても、おじいちゃん先生たちが突撃した領主屋敷にいた人質たちは地下牢の大掃除をさせられていただけらしいから、むしろこっちが領主に謝罪と賠償をしなきゃならないんだけどね。
突貫で土魔法やら何やらを組み合わせたりで見た目だけは直してきたけど…こっちこそ国際問題だよ。
「…まあ、あちらには帰りに謝罪だけはして帰りましょうね」
「そうじゃのう…やりすぎたわい」
「だから止めたじゃないですか」
「すみません…」
まあ、それはそれ。
壇上での断罪は大詰め…
皆さん、着いてきてる?
36
あなたにおすすめの小説
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
転生したらBLゲームのホスト教師だったのでオネエ様になろうと思う
ラットピア
BL
毎日BLゲームだけが生き甲斐の社畜系腐男子凛時(りんじ)は会社(まっくろ♡)からの帰り、信号を渡る子供に突っ込んでいくトラックから子供を守るため飛び出し、トラックに衝突され、最近ハマっているBLゲームを全クリできていないことを悔やみながら目を閉じる。
次に目を覚ますとハマっていたBLゲームの攻略最低難易度のホスト教員籠目 暁(かごめ あかつき)になっていた。BLは見る派で自分がなる気はない凛時は何をとち狂ったのかオネエになることを決めた
オチ決定しました〜☺️
※印はR18です(際どいやつもつけてます)
毎日20時更新 三十話超えたら長編に移行します
メインストーリー開始時 暁→28歳 教員6年目
凛時転生時 暁→19歳 大学1年生(入学当日)
訂正箇所見つけ次第訂正してます。間違い探しみたいに探してみてね⭐︎
11/24 大変際どかったためR18に移行しました
12/3 書記くんのお名前変更しました。今は戌亥 修馬(いぬい しゅうま)くんです
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました
西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて…
ほのほのです。
※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。
発情薬
寺蔵
BL
【完結!漫画もUPしてます】攻めの匂いをかぐだけで発情して動けなくなってしまう受けの話です。
製薬会社で開発された、通称『発情薬』。
業務として治験に選ばれ、投薬を受けた新人社員が、先輩の匂いをかぐだけで発情して動けなくなったりします。
社会人。腹黒30歳×寂しがりわんこ系23歳。
転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる