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「ルタ、かわいい。ねぇ、いれたい」
はあはあと息を乱しながら、セプタが問う。ルタは彼を見つめ、首を横に振った。
「ダメだよ、セプタ。だめっ……────!」
「あぅ……」
亀頭が後孔へ入り込んだ。ルタが喉を逸らせ声もなく喘ぐ。セプタは先端を入れたまま、口の端から唾液をこぼしていた。よほど気持ちいいのか、ぼんやりとした目をしている。
「あ、あー……ルタ、……っ」
「ん、ぅ゛……」
顔を真っ赤にしてヘコヘコと腰を動かすセプタに、男たちが笑い声を上げた。「隊長の中は気持ちいいか?」と問う。だが、セプタは周りの声が聞こえていないのか、ルタの首筋に擦り寄り、猫のように甘えている。滑り落ちる汗が、ルタの肌に滲んだ。
「ルタ、ルタ、あぅっ、あー……」
喘ぎながら突くセプタは、腰が止まらないようだ。未知の感覚に舌を出し、喘いでいる。
そこで、ルタの性器が育っていることに気がつく。
「隊長、こんなガキに挿れられて、興奮してんのか?」
意地悪く言うと、彼はグッと唇を噛み締めた。きっと、性器は未熟で最奥には当たらないはずだ。だが、セプタの性器が程よく前立腺を刺激しているのだろう。そのせいで無理やり勃ってしまっているのだ。セプタはそんな様子を見て、息を荒くする。
「ルタ、ちゅーしていい?」
「ちゅーだって」。男たちの笑い声につられて、俺も吹き出す。セプタの言葉にルタは顔を背け「ダメだ」と拒絶した。
拘束していた男の一人が、ルタの顔を固定する。「嫌がっちゃダメじゃないですか、隊長」と耳元で囁き、べろりとそこを舐めた。
「ん、ぐ」
逃れようと顔を動かすルタだったが、骨が軋むほどの力を加えられ、ようやく抵抗をやめた。
セプタが唇を寄せ、触れる程度のキスをした。そのまま、ちゅうちゅうと唇へ吸い付く。授乳時の赤子のような可愛さに、俺はじっと見つめてしまった。
「ん、んぅ、ん……」
ルタの頬に、セプタの手が触れる。固定していた男がそれを察し、手を外した。「ルタ……」と上擦った声を漏らし、セプタがルタの口内へ舌を入れ込む。はふはふと拙いキスを繰り返しながら腰を動かし続けるセプタは、発情期の犬のようだ。
「ん、ん……ん、はぁ、だめ、セプタ……っ」
「ルタ、もっとこれしたい」
キスがお気に召したのか、セプタは顔を逸らしたルタの両頬を愛しげに包み、唇を舐めた。「きもちいい。僕これ、好き……」とルタを見つめながら訴えるセプタは、もう二人だけの世界にのめり込んでいた。
「なんか、俺も興奮してきた」と、誰かがひとりごちた。「今はセプタの好きにさせてやれ」と制するが、周りの男たちの目は二人の行為に釘付けだった。もちろん俺も、慣れない行為に溺れるセプタと、罪悪感に押しつぶされそうなルタのアンバランスさから目が離せない。
カクカクと腰を動かしながらルタの頬を掴み、口付けをするセプタがようやく限界を迎えたのか、短い喘ぎ声を漏らし始めた。「あっ、あっ、あっ」と声変わりをしていない音を漏らし、口の端から涎を垂らす。ルタの体にぎゅうと抱きつき、腰の動きを早くした。
「ルタ、あっ、ルタ、出ちゃう、出ちゃうよ、ルタっ」
「だめっ、んぁ゛……中はダメだよ、セプタ、あっ────」
「ルタ、出ちゃう、出ちゃう」。譫言のように呟くセプタの背中がビクビクと跳ねる。腰を深くに打ち込み、中で射精した。
「あー……っ」
ルタは虚な目でだらしなく口を開き、掠れた声を出した。指先が痙攣している。セプタは肩で呼吸を繰り返し、ルタに抱きついたままだ。「初めて生中出しして、気持ちよかっただろ」。放心状態のセプタに下品な言葉をかける。セプタは真っ赤な顔に汗を滲ませながら、必死に頷いた。
「早く変われ」と二人のまぐわいに興奮した男がセプタの体を引き剥がす。同時に「おお」と声を漏らした。
「ガキに挿れられて出したのかよ、隊長」
男が醜い声でなじった。射精後の気怠さに包まれているルタは、涙の膜が張った瞳を彷徨わせている。セプタの幼さを残すやわい腹とルタの腹の間で、薄い精液が糸を引いていた。そのどうしようもなく淫猥な光景に、俺も思わず唾液を嚥下した。
はあはあと息を乱しながら、セプタが問う。ルタは彼を見つめ、首を横に振った。
「ダメだよ、セプタ。だめっ……────!」
「あぅ……」
亀頭が後孔へ入り込んだ。ルタが喉を逸らせ声もなく喘ぐ。セプタは先端を入れたまま、口の端から唾液をこぼしていた。よほど気持ちいいのか、ぼんやりとした目をしている。
「あ、あー……ルタ、……っ」
「ん、ぅ゛……」
顔を真っ赤にしてヘコヘコと腰を動かすセプタに、男たちが笑い声を上げた。「隊長の中は気持ちいいか?」と問う。だが、セプタは周りの声が聞こえていないのか、ルタの首筋に擦り寄り、猫のように甘えている。滑り落ちる汗が、ルタの肌に滲んだ。
「ルタ、ルタ、あぅっ、あー……」
喘ぎながら突くセプタは、腰が止まらないようだ。未知の感覚に舌を出し、喘いでいる。
そこで、ルタの性器が育っていることに気がつく。
「隊長、こんなガキに挿れられて、興奮してんのか?」
意地悪く言うと、彼はグッと唇を噛み締めた。きっと、性器は未熟で最奥には当たらないはずだ。だが、セプタの性器が程よく前立腺を刺激しているのだろう。そのせいで無理やり勃ってしまっているのだ。セプタはそんな様子を見て、息を荒くする。
「ルタ、ちゅーしていい?」
「ちゅーだって」。男たちの笑い声につられて、俺も吹き出す。セプタの言葉にルタは顔を背け「ダメだ」と拒絶した。
拘束していた男の一人が、ルタの顔を固定する。「嫌がっちゃダメじゃないですか、隊長」と耳元で囁き、べろりとそこを舐めた。
「ん、ぐ」
逃れようと顔を動かすルタだったが、骨が軋むほどの力を加えられ、ようやく抵抗をやめた。
セプタが唇を寄せ、触れる程度のキスをした。そのまま、ちゅうちゅうと唇へ吸い付く。授乳時の赤子のような可愛さに、俺はじっと見つめてしまった。
「ん、んぅ、ん……」
ルタの頬に、セプタの手が触れる。固定していた男がそれを察し、手を外した。「ルタ……」と上擦った声を漏らし、セプタがルタの口内へ舌を入れ込む。はふはふと拙いキスを繰り返しながら腰を動かし続けるセプタは、発情期の犬のようだ。
「ん、ん……ん、はぁ、だめ、セプタ……っ」
「ルタ、もっとこれしたい」
キスがお気に召したのか、セプタは顔を逸らしたルタの両頬を愛しげに包み、唇を舐めた。「きもちいい。僕これ、好き……」とルタを見つめながら訴えるセプタは、もう二人だけの世界にのめり込んでいた。
「なんか、俺も興奮してきた」と、誰かがひとりごちた。「今はセプタの好きにさせてやれ」と制するが、周りの男たちの目は二人の行為に釘付けだった。もちろん俺も、慣れない行為に溺れるセプタと、罪悪感に押しつぶされそうなルタのアンバランスさから目が離せない。
カクカクと腰を動かしながらルタの頬を掴み、口付けをするセプタがようやく限界を迎えたのか、短い喘ぎ声を漏らし始めた。「あっ、あっ、あっ」と声変わりをしていない音を漏らし、口の端から涎を垂らす。ルタの体にぎゅうと抱きつき、腰の動きを早くした。
「ルタ、あっ、ルタ、出ちゃう、出ちゃうよ、ルタっ」
「だめっ、んぁ゛……中はダメだよ、セプタ、あっ────」
「ルタ、出ちゃう、出ちゃう」。譫言のように呟くセプタの背中がビクビクと跳ねる。腰を深くに打ち込み、中で射精した。
「あー……っ」
ルタは虚な目でだらしなく口を開き、掠れた声を出した。指先が痙攣している。セプタは肩で呼吸を繰り返し、ルタに抱きついたままだ。「初めて生中出しして、気持ちよかっただろ」。放心状態のセプタに下品な言葉をかける。セプタは真っ赤な顔に汗を滲ませながら、必死に頷いた。
「早く変われ」と二人のまぐわいに興奮した男がセプタの体を引き剥がす。同時に「おお」と声を漏らした。
「ガキに挿れられて出したのかよ、隊長」
男が醜い声でなじった。射精後の気怠さに包まれているルタは、涙の膜が張った瞳を彷徨わせている。セプタの幼さを残すやわい腹とルタの腹の間で、薄い精液が糸を引いていた。そのどうしようもなく淫猥な光景に、俺も思わず唾液を嚥下した。
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