12 / 73
第十二話 私がご説明いたしましょう
しおりを挟む
「……タイキ様。おはようございます」
滑らかな絹のような声が、頭上から振ってきた。
「……あ? なんで、お前がここに?」
「いつもは、イリス様がいらっしゃるでしょう? 今日は私と変わっていただいたのです。たまには、よろしいでしょう?」
寝起きの泰樹はぼんやりと、シーモスを見上げる。
よくよく見れば、シーモスの顔は整っている。褐色の肌も銀の髪も手入れが行き届いて、美形と呼んでも差し支えは無い。
微かに開かれた形の良い唇が、そっと近づいて来て、泰樹は流れるようにそれを避けた。
「おはようございます、の挨拶くらいよろしいではありませんか」
すねたように唇をとがらすシーモスに、泰樹は冷ややかな目を向ける。
「日本人はなー! 挨拶にキスとかしねーんだよ! 何度も言ってるだろーがッ」
泰樹がこの『島』に落ちてきてから、早いもので一週間が過ぎた。
なんだかんだで、泰樹はすっかりこの『島』での生活に慣れつつある。不本意では有るが。
朝の光が、大きな窓から差し込んでいる。まぶしい。泰樹はガリガリと髪をかき回して、ベッドに起き上がった。
一週間。詠美や子供たちは、どうしているのだろう。俺が帰らなくて、きっと心配しているだろうな。今のままでは連絡も出来ない。
その事を思うと、鉄の玉でも飲み込んだように心が重く苦しくなる。写真を見るたびに、会いたくて会いたくて。泣き出しそうになる夜もある。
それを、この魔人は……感傷など、お構いなしだ。
隙を見せれば過剰にくっついて来やがるし、来るなと言っているのにこうして寝室に押しかけても来る。気が休まる時が無い。
「タイキ様、今朝はタイキ様が教えて下さったオムレツ、でございますよ。ふふふ。イリス様も喜んでらっしゃいます」
それなら、長く待たせるのも可哀想だ。泰樹は慌てて飛び起きて、着替え始めようとして手を止めた。
「……おい」
「はい? 何でございましょう?」
「……出て行け」
「え?」
「出て行けー!!」
素知らぬ顔で部屋に残っているシーモスに、泰樹は何度目かもわからぬ怒声を浴びせた。
「おはよー! タイキ!」
食堂で、イリスはしあわせそうに笑みを浮かべて泰樹を待っていた。
「うっす。はよー」
「シーモスが起こしに行ったでしょ? 一緒じゃ無いの?」
「あー。何だか用事があるんだと。『お先に食堂へどうぞ。後から参ります』ーだとよ」
泰樹の声まねがおかしいのか、イリスはくすくすと笑みをこぼした。
「あははっ! そっかー。あ! 今日はオムレツだよ!」
オムレツを目の前に、イリスは待ちきれない様子でナイフとフォークを構えている。
「それ、そんなに気に入ったのか?」
「うん! オムレツ、美味しいよね! 僕これ大好き! 特にこのケチャップってソースが良いねー!」
ふとした弾みに、ケチャップなど食べ物の話をした。それで、イリスが食べてみたいと言い出した。
この世界、いやこの『島』にはトマトやそれに類する野菜は無いらしい。それでもシーモスは、泰樹の記憶からケチャップそっくりのソースを作った。それも魔法だと言う。
その内、トマトも魔法で再現して栽培できるようにするとか。
――ケチャップあるから、ナポリタンとかも食えるかなー
それは純粋にうれしい。魔法さまさまである。
シーモスは基本的に人の食事はとらないので、彼を待たずに二人は朝食を食べ始めた。
「うんー! やっぱりこれ美味しい……! 卵はふわふわだし、ケチャップは甘くてちょっと酸っぱくて……とっても良く合う!」
「ケチャップと合う、マヨネーズってソースもあってな。それも美味いぞ」
マヨネーズの次は、照り焼きソースだ。どうせなら食べ慣れた、美味いモノが食いたい。イリスは珍しい、食べたことの無いモノが食いたい。その点、イリスと泰樹の思惑は一致している。
「タイキは作り方、知ってる?」
「いや、知らない。またシーモスに試作頼んで、料理長にレシピを渡そう」
「そうだね!」
オムレツを半分ほど食べ進め、一息ついた所で、ふと、イリスが切り出した。
「……あ、それから、タイキ。『議会』のお話聞いた?」
「『議会』? いや? アイツそんな話、何も言わなかったぞ」
肝心なことは何も言わず、セクハラだけしてアイツはどこに行ったのか。
泰樹が深いため息をついていると、イリスはオムレツの最後の一口を頬張った。
「んー! 美味しかったー!」
イリスはフォークをおくと、満足げに口元をぬぐう。
「……えっと、ああ、それでね。あと6日経ったら、タイキと一緒に『議会』に行かなきゃいけなくなっちゃったの……」
オムレツで上がったイリスのテンションが、目に見えて下がっていく。『議会』に対して、イリスはあまり良い感情を持っていないらしい。
「俺も、行くのか?」
「うん。『ソトビト』のお披露目だね。正式に僕がタイキを保護しますーってみんなにお知らせするんだ。そうしないといけない決まりになったから。それで……」
「……その先は、私がご説明いたしましょう」
颯爽と食堂にやって来たシーモスが、手にしていた書類を泰樹とイリスに差し出す。
「こちらをご覧下さい。タイキ様にはこの6日間でこちらの『設定』を覚えていただきます」
滑らかな絹のような声が、頭上から振ってきた。
「……あ? なんで、お前がここに?」
「いつもは、イリス様がいらっしゃるでしょう? 今日は私と変わっていただいたのです。たまには、よろしいでしょう?」
寝起きの泰樹はぼんやりと、シーモスを見上げる。
よくよく見れば、シーモスの顔は整っている。褐色の肌も銀の髪も手入れが行き届いて、美形と呼んでも差し支えは無い。
微かに開かれた形の良い唇が、そっと近づいて来て、泰樹は流れるようにそれを避けた。
「おはようございます、の挨拶くらいよろしいではありませんか」
すねたように唇をとがらすシーモスに、泰樹は冷ややかな目を向ける。
「日本人はなー! 挨拶にキスとかしねーんだよ! 何度も言ってるだろーがッ」
泰樹がこの『島』に落ちてきてから、早いもので一週間が過ぎた。
なんだかんだで、泰樹はすっかりこの『島』での生活に慣れつつある。不本意では有るが。
朝の光が、大きな窓から差し込んでいる。まぶしい。泰樹はガリガリと髪をかき回して、ベッドに起き上がった。
一週間。詠美や子供たちは、どうしているのだろう。俺が帰らなくて、きっと心配しているだろうな。今のままでは連絡も出来ない。
その事を思うと、鉄の玉でも飲み込んだように心が重く苦しくなる。写真を見るたびに、会いたくて会いたくて。泣き出しそうになる夜もある。
それを、この魔人は……感傷など、お構いなしだ。
隙を見せれば過剰にくっついて来やがるし、来るなと言っているのにこうして寝室に押しかけても来る。気が休まる時が無い。
「タイキ様、今朝はタイキ様が教えて下さったオムレツ、でございますよ。ふふふ。イリス様も喜んでらっしゃいます」
それなら、長く待たせるのも可哀想だ。泰樹は慌てて飛び起きて、着替え始めようとして手を止めた。
「……おい」
「はい? 何でございましょう?」
「……出て行け」
「え?」
「出て行けー!!」
素知らぬ顔で部屋に残っているシーモスに、泰樹は何度目かもわからぬ怒声を浴びせた。
「おはよー! タイキ!」
食堂で、イリスはしあわせそうに笑みを浮かべて泰樹を待っていた。
「うっす。はよー」
「シーモスが起こしに行ったでしょ? 一緒じゃ無いの?」
「あー。何だか用事があるんだと。『お先に食堂へどうぞ。後から参ります』ーだとよ」
泰樹の声まねがおかしいのか、イリスはくすくすと笑みをこぼした。
「あははっ! そっかー。あ! 今日はオムレツだよ!」
オムレツを目の前に、イリスは待ちきれない様子でナイフとフォークを構えている。
「それ、そんなに気に入ったのか?」
「うん! オムレツ、美味しいよね! 僕これ大好き! 特にこのケチャップってソースが良いねー!」
ふとした弾みに、ケチャップなど食べ物の話をした。それで、イリスが食べてみたいと言い出した。
この世界、いやこの『島』にはトマトやそれに類する野菜は無いらしい。それでもシーモスは、泰樹の記憶からケチャップそっくりのソースを作った。それも魔法だと言う。
その内、トマトも魔法で再現して栽培できるようにするとか。
――ケチャップあるから、ナポリタンとかも食えるかなー
それは純粋にうれしい。魔法さまさまである。
シーモスは基本的に人の食事はとらないので、彼を待たずに二人は朝食を食べ始めた。
「うんー! やっぱりこれ美味しい……! 卵はふわふわだし、ケチャップは甘くてちょっと酸っぱくて……とっても良く合う!」
「ケチャップと合う、マヨネーズってソースもあってな。それも美味いぞ」
マヨネーズの次は、照り焼きソースだ。どうせなら食べ慣れた、美味いモノが食いたい。イリスは珍しい、食べたことの無いモノが食いたい。その点、イリスと泰樹の思惑は一致している。
「タイキは作り方、知ってる?」
「いや、知らない。またシーモスに試作頼んで、料理長にレシピを渡そう」
「そうだね!」
オムレツを半分ほど食べ進め、一息ついた所で、ふと、イリスが切り出した。
「……あ、それから、タイキ。『議会』のお話聞いた?」
「『議会』? いや? アイツそんな話、何も言わなかったぞ」
肝心なことは何も言わず、セクハラだけしてアイツはどこに行ったのか。
泰樹が深いため息をついていると、イリスはオムレツの最後の一口を頬張った。
「んー! 美味しかったー!」
イリスはフォークをおくと、満足げに口元をぬぐう。
「……えっと、ああ、それでね。あと6日経ったら、タイキと一緒に『議会』に行かなきゃいけなくなっちゃったの……」
オムレツで上がったイリスのテンションが、目に見えて下がっていく。『議会』に対して、イリスはあまり良い感情を持っていないらしい。
「俺も、行くのか?」
「うん。『ソトビト』のお披露目だね。正式に僕がタイキを保護しますーってみんなにお知らせするんだ。そうしないといけない決まりになったから。それで……」
「……その先は、私がご説明いたしましょう」
颯爽と食堂にやって来たシーモスが、手にしていた書類を泰樹とイリスに差し出す。
「こちらをご覧下さい。タイキ様にはこの6日間でこちらの『設定』を覚えていただきます」
10
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に勇者として召喚された俺、ラスボスの魔王に敗北したら城に囚われ執着と独占欲まみれの甘い生活が始まりました
水凪しおん
BL
ごく普通の日本人だった俺、ハルキは、事故であっけなく死んだ――と思ったら、剣と魔法の異世界で『勇者』として目覚めた。
世界の命運を背負い、魔王討伐へと向かった俺を待っていたのは、圧倒的な力を持つ美しき魔王ゼノン。
「見つけた、俺の運命」
敗北した俺に彼が告げたのは、死の宣告ではなく、甘い所有宣言だった。
冷徹なはずの魔王は、俺を城に囚え、身も心も蕩けるほどに溺愛し始める。
食事も、着替えも、眠る時でさえ彼の腕の中。
その執着と独占欲に戸惑いながらも、時折見せる彼の孤独な瞳に、俺の心は抗いがたく惹かれていく。
敵同士から始まる、歪で甘い主従関係。
世界を敵に回しても手に入れたい、唯一の愛の物語。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる