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Act08 ホックギール/グランベース(機動陸兵軍総統基地)/特殊作戦群ハンガー
Act08-02
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◆8時間前のこと――
そんな彼女が、パンプキンパイを焼こうと思い、その生地を練り始めた時である。
ボミーから連絡を受けた。
彼女達は、エス・バイ・アー(stand by at home=自宅待機=準非番)であった。
ボミー達の班――つまりは彼女の所属する班――は、ゼップチェイサーの行動支援において、それに随行して整備を行うドゥリフター(浮遊班)と呼ばれるものの一つであった。
そのメインの顧客であるカレンの班が、今回、ゼップチェイサー無しで行動しているため、必然、彼女達にも余裕ができていたのである。
が――
『元気か……』
『何を言っているんですか。一昨日会ったばかりじゃないですか』
『あ、あぁ。そうだったねェ……』
ボミーはテルヴィジョン(Tel Vision=映像回線)の小さなモニターの中で、照れて見せた。
『お爺ぃ。ちゃんと、お食事をとっていますか?』
『あ、あぁ。まあ……』
『駄目ですよ。フォーメル・スコッチ(the spirits of the former Scotch whiskyスコッチを踏襲したウィスキー)ばっかり飲んでちゃ』
『な、何を言うっ。あれは、ウシュク・ベーハー (命の水)だぞっ。飲めば飲むほど、精気も溢れようってもんだ』
『確かに、あのピート(泥炭)の効いた香りは、私も嫌いではないのだけれど……。でもね、お爺ぃ。ちゃんとご飯も召し上がらないと、駄目ですよ』
コリーン(コリオーネ)が淑やかに諭すと、
『あ、あぁ。わかったァ……』
ボミーは、あっさり素直に頷いてみせた。
『そうだ。今、パンプキンパイを作ってるんですよ。焼けたら、お持ちしますね』
『そうかい。美味しそうだねェ……』
ボミーは他の誰にも見せない、好々爺とした笑顔を湛えた。
現場では――彼らの精神的内部にそういうスイッチがあるのだろうか――決してお目にかかれぬ光景である。
また、彼らのこのようなプライベートを目にしたことがある者も、ほとんどいない。
同整備班のクルーであり、コリーンの姉を自称するケイトと、コリーンが弟のように可愛がっているパレット。そして、カレンとオリゴ、それにシュワンツ。現在、彼らの周りにいる者で言えば、それだけであろう。
この7人のメンバーが、一時期、GFP(グランド・フォックス・パレード)に熱中したことがあった。
GFP(グランド・フォックス・パレード)とは、ブライトン・ユニポリスの各地で行われている、RHB(ロベルト・ハインツ・ボール)車を使用したレースであり、郊外にある旧市街地や、荒れ果てた地表に設定されたコースを走り、その順位を競うものである。
コースによってRHB車の浮上高度が制限され、それにより、瓦礫や残骸、降下したデブリが作り出した大地の障害を巧みに躱しながら、抜きつ抜かれつするのが醍醐味である。
使用車のスペックには上限が低く設定してあるため、誰にでもと言うわけではないにせよ、ある程度気軽に参加できた。
そんなレースに。
最初にはまったのはシュワンツであったのだが……。
カレンが興味を抱くと、その時点で、すでにオリゴとボミーは巻き込まれたことになっていた。
意外であったのは、コリーンが興味を示したことであり、ケイトとパレットをまるで彼女の付録物のように従えて加わると、一堂の興奮は一点に集中した。
『勝利!』という名のもとに。
そして彼らが1~3位までを独占した日の夜。
ボミーのやたら広い家で、地味ではあったが、盛大にパーティーが行われた。
〝あの二人は、
まるで、不慣れな嫁と舅のようにぎこちなく、
それでいて、何処か初々しい恋人のように、甘ったるさを感じさせる 〟
その晩、オリゴがボミーとコリーンのことを評して言った言葉である。
確かに。舅が義理の父であるという意味において、その表現は正鵠を射ていた。
『ボルキストの動乱』と呼ばれるクリミナとザマザの両ポリス間で勃発した紛争において、火薬と街の燃える匂いとが漂う中、まだ子供であったコリーンはボミーに拾われた。それ以降、彼が父親代わりに育てたのである。
ボミーは、その《子育て》を他人に任せることはせず、絶えず彼女を傍らに置き、当然、戦地にも伴ったまま赴いた。それが彼女に、技術屋として、また、現場におけるボミーの片腕として、それらの素養を得るに至らしめたことは言うまでもない。
一時期、《彼女の女性としての未来》が心配になり、『コリント=リンズ・ガールズスクール』(ホックギールにある寄宿制のお嬢様学院)で修学させると、それ以降離れ離れに暮らすこととなった。
卒業すると彼女は、ホックギールの軍学院『HGΣA(Hotch‐Guille Στρατός Academy=ホックギール・ストラトス・アカデミー)』の工兵学科に進み、その後正式に任官して、ドゥリフターへの配属を希望した。それを知ったボミーは、関係者に働きかけ、彼女を彼の班に所属させた。それが、偏屈者で通っていた彼が、その長いキャリアにおいて初めてコネを使用したということからも、彼女に対する偏愛振りが見て取れるであろう。
無骨者が育てたわりに、美しく育ってくれた娘では、あるのだが……。
一向に、浮いた噂の一つも囁かれない。
それが、今のボミーにおいて最大の憂事であった。
最も、就労においては変則シフトが当たり前のドゥリフターにあって――SFに随行するボミーの班は特に不規則であり――休暇も、ままならず。
そんな中、男女が恋を歌うには、そのバンドユニットはゼッパー(突撃艇乗り)かジャンク屋(整備士)に限定される。
(コリーンは今も、あの言葉を気にしているのだろうか……)
〝ゼッパー(突撃艇乗り)などに恋をするもんじゃあない。
確かに、奴らには魅力的な人物が多い。
ワシも奴らのことは好きじゃ。
この無情な戦闘環境にありながら、それでも人格者である人物も少なくはない。
しかし……。
それと、幸福な家庭が築けることとは、また別問題なんじゃ。
奴らは常に、激しい戦闘に身を置くことを宿命づけられておる。
それが、ゼップチェイサー(人型突撃艇)が今尚《突撃艇》と呼ばれる由縁でもある。
愛しい人を失う苦しみは、《絶望と言う名の湖を泳いで渡る》ことを、人に義務づける……”
いつであったか。
ケイトが、ゼッパー(突撃艇乗り)に熱を上げたことがあった。その時、彼が説いて聞かせた一節である。
それは、ケイトを心配してのことであったが、同時に、彼女に心配そうに寄り添っていたコリーンに対しても提示したものであった。
結局。ケイトはそのゼッパーとつき合い、やがてその男は艇もろとも還らぬ人となってしまったのだが……。
今では、その言葉を語ったことを後悔している。
《地球上において。光の粒子よりも速い物質は、存在しない》
そのことはわかっていても、
《人の世において。正否により制御され得る恋愛感情も、また、存在しない》
ということを、当時の彼は、わかっていなかった。
ケイトは今も大切なクルーの一員であり、
〝いずれ振り返った時に巡らす《後悔》と、
やがて訪れるかもしれない《絶望》と……、
それらを天秤にかけることなど、できはしないわ。
だとしたら、飛び込んでみるしかないじゃない 〟
と言って、相変わらず、その眼鏡をかけた愛嬌のあるソバカス顔を、微笑んで見せてくれている。
今なら、ボミーにも言える言葉がある。
しかし、それを一番伝えたい相手には、彼の不器用さが邪魔をして、結局伝えられずにいるのであった。
『……実はコリーン……』
『何?』
『その……パンプキンパイは、しばらくお預けになりそうだよ』
『出動? ……なのね?』
『ああ……。ハービアン(アルバドフ大将)から、直々に要請を受けた』
『カレンさんたちに、何かあったの?』
『苦戦してるらしい……』
『あの人たちに苦戦しない任務が、与えられたことがあったかしら……』
普段のコリーンにしては珍しく、忌々しげな語気を露にしてみせた。
『うん。しかし、今回は……ちとばかし、ヤバイようだ。既に2名がロスト(戦死)している』
〝!?〟
『誰ッ!?』
『……マイティボーイ(オリゴ)と……マッチョガイ(コトキ)……』
『……。そう……』
『……』
『……急がないのね』
『セレンセW5サプライベース(補給基地)で、彼らを待つ。出発は明0500時だ』
『わかった。それで、準備するものは?』
『ϛ(スティグマ)コード14Bのソフトを持って来ておくれ』
『え!? それって』
『そうだ。シュリンジケーブルでDDDを解除する』
『じゃあ、PTX‐2が使用されてるの?』
『うん。……五時間後に迎えに行く。詳細は、グランベースまでの車の中で』
『わかったわ』
『それじゃあ』
テルヴィジョンを切ると、コリーンはパイ生地を三つに分けてラッピングし、フリッジ(冷蔵庫)に納めたのである。
そんな彼女が、パンプキンパイを焼こうと思い、その生地を練り始めた時である。
ボミーから連絡を受けた。
彼女達は、エス・バイ・アー(stand by at home=自宅待機=準非番)であった。
ボミー達の班――つまりは彼女の所属する班――は、ゼップチェイサーの行動支援において、それに随行して整備を行うドゥリフター(浮遊班)と呼ばれるものの一つであった。
そのメインの顧客であるカレンの班が、今回、ゼップチェイサー無しで行動しているため、必然、彼女達にも余裕ができていたのである。
が――
『元気か……』
『何を言っているんですか。一昨日会ったばかりじゃないですか』
『あ、あぁ。そうだったねェ……』
ボミーはテルヴィジョン(Tel Vision=映像回線)の小さなモニターの中で、照れて見せた。
『お爺ぃ。ちゃんと、お食事をとっていますか?』
『あ、あぁ。まあ……』
『駄目ですよ。フォーメル・スコッチ(the spirits of the former Scotch whiskyスコッチを踏襲したウィスキー)ばっかり飲んでちゃ』
『な、何を言うっ。あれは、ウシュク・ベーハー (命の水)だぞっ。飲めば飲むほど、精気も溢れようってもんだ』
『確かに、あのピート(泥炭)の効いた香りは、私も嫌いではないのだけれど……。でもね、お爺ぃ。ちゃんとご飯も召し上がらないと、駄目ですよ』
コリーン(コリオーネ)が淑やかに諭すと、
『あ、あぁ。わかったァ……』
ボミーは、あっさり素直に頷いてみせた。
『そうだ。今、パンプキンパイを作ってるんですよ。焼けたら、お持ちしますね』
『そうかい。美味しそうだねェ……』
ボミーは他の誰にも見せない、好々爺とした笑顔を湛えた。
現場では――彼らの精神的内部にそういうスイッチがあるのだろうか――決してお目にかかれぬ光景である。
また、彼らのこのようなプライベートを目にしたことがある者も、ほとんどいない。
同整備班のクルーであり、コリーンの姉を自称するケイトと、コリーンが弟のように可愛がっているパレット。そして、カレンとオリゴ、それにシュワンツ。現在、彼らの周りにいる者で言えば、それだけであろう。
この7人のメンバーが、一時期、GFP(グランド・フォックス・パレード)に熱中したことがあった。
GFP(グランド・フォックス・パレード)とは、ブライトン・ユニポリスの各地で行われている、RHB(ロベルト・ハインツ・ボール)車を使用したレースであり、郊外にある旧市街地や、荒れ果てた地表に設定されたコースを走り、その順位を競うものである。
コースによってRHB車の浮上高度が制限され、それにより、瓦礫や残骸、降下したデブリが作り出した大地の障害を巧みに躱しながら、抜きつ抜かれつするのが醍醐味である。
使用車のスペックには上限が低く設定してあるため、誰にでもと言うわけではないにせよ、ある程度気軽に参加できた。
そんなレースに。
最初にはまったのはシュワンツであったのだが……。
カレンが興味を抱くと、その時点で、すでにオリゴとボミーは巻き込まれたことになっていた。
意外であったのは、コリーンが興味を示したことであり、ケイトとパレットをまるで彼女の付録物のように従えて加わると、一堂の興奮は一点に集中した。
『勝利!』という名のもとに。
そして彼らが1~3位までを独占した日の夜。
ボミーのやたら広い家で、地味ではあったが、盛大にパーティーが行われた。
〝あの二人は、
まるで、不慣れな嫁と舅のようにぎこちなく、
それでいて、何処か初々しい恋人のように、甘ったるさを感じさせる 〟
その晩、オリゴがボミーとコリーンのことを評して言った言葉である。
確かに。舅が義理の父であるという意味において、その表現は正鵠を射ていた。
『ボルキストの動乱』と呼ばれるクリミナとザマザの両ポリス間で勃発した紛争において、火薬と街の燃える匂いとが漂う中、まだ子供であったコリーンはボミーに拾われた。それ以降、彼が父親代わりに育てたのである。
ボミーは、その《子育て》を他人に任せることはせず、絶えず彼女を傍らに置き、当然、戦地にも伴ったまま赴いた。それが彼女に、技術屋として、また、現場におけるボミーの片腕として、それらの素養を得るに至らしめたことは言うまでもない。
一時期、《彼女の女性としての未来》が心配になり、『コリント=リンズ・ガールズスクール』(ホックギールにある寄宿制のお嬢様学院)で修学させると、それ以降離れ離れに暮らすこととなった。
卒業すると彼女は、ホックギールの軍学院『HGΣA(Hotch‐Guille Στρατός Academy=ホックギール・ストラトス・アカデミー)』の工兵学科に進み、その後正式に任官して、ドゥリフターへの配属を希望した。それを知ったボミーは、関係者に働きかけ、彼女を彼の班に所属させた。それが、偏屈者で通っていた彼が、その長いキャリアにおいて初めてコネを使用したということからも、彼女に対する偏愛振りが見て取れるであろう。
無骨者が育てたわりに、美しく育ってくれた娘では、あるのだが……。
一向に、浮いた噂の一つも囁かれない。
それが、今のボミーにおいて最大の憂事であった。
最も、就労においては変則シフトが当たり前のドゥリフターにあって――SFに随行するボミーの班は特に不規則であり――休暇も、ままならず。
そんな中、男女が恋を歌うには、そのバンドユニットはゼッパー(突撃艇乗り)かジャンク屋(整備士)に限定される。
(コリーンは今も、あの言葉を気にしているのだろうか……)
〝ゼッパー(突撃艇乗り)などに恋をするもんじゃあない。
確かに、奴らには魅力的な人物が多い。
ワシも奴らのことは好きじゃ。
この無情な戦闘環境にありながら、それでも人格者である人物も少なくはない。
しかし……。
それと、幸福な家庭が築けることとは、また別問題なんじゃ。
奴らは常に、激しい戦闘に身を置くことを宿命づけられておる。
それが、ゼップチェイサー(人型突撃艇)が今尚《突撃艇》と呼ばれる由縁でもある。
愛しい人を失う苦しみは、《絶望と言う名の湖を泳いで渡る》ことを、人に義務づける……”
いつであったか。
ケイトが、ゼッパー(突撃艇乗り)に熱を上げたことがあった。その時、彼が説いて聞かせた一節である。
それは、ケイトを心配してのことであったが、同時に、彼女に心配そうに寄り添っていたコリーンに対しても提示したものであった。
結局。ケイトはそのゼッパーとつき合い、やがてその男は艇もろとも還らぬ人となってしまったのだが……。
今では、その言葉を語ったことを後悔している。
《地球上において。光の粒子よりも速い物質は、存在しない》
そのことはわかっていても、
《人の世において。正否により制御され得る恋愛感情も、また、存在しない》
ということを、当時の彼は、わかっていなかった。
ケイトは今も大切なクルーの一員であり、
〝いずれ振り返った時に巡らす《後悔》と、
やがて訪れるかもしれない《絶望》と……、
それらを天秤にかけることなど、できはしないわ。
だとしたら、飛び込んでみるしかないじゃない 〟
と言って、相変わらず、その眼鏡をかけた愛嬌のあるソバカス顔を、微笑んで見せてくれている。
今なら、ボミーにも言える言葉がある。
しかし、それを一番伝えたい相手には、彼の不器用さが邪魔をして、結局伝えられずにいるのであった。
『……実はコリーン……』
『何?』
『その……パンプキンパイは、しばらくお預けになりそうだよ』
『出動? ……なのね?』
『ああ……。ハービアン(アルバドフ大将)から、直々に要請を受けた』
『カレンさんたちに、何かあったの?』
『苦戦してるらしい……』
『あの人たちに苦戦しない任務が、与えられたことがあったかしら……』
普段のコリーンにしては珍しく、忌々しげな語気を露にしてみせた。
『うん。しかし、今回は……ちとばかし、ヤバイようだ。既に2名がロスト(戦死)している』
〝!?〟
『誰ッ!?』
『……マイティボーイ(オリゴ)と……マッチョガイ(コトキ)……』
『……。そう……』
『……』
『……急がないのね』
『セレンセW5サプライベース(補給基地)で、彼らを待つ。出発は明0500時だ』
『わかった。それで、準備するものは?』
『ϛ(スティグマ)コード14Bのソフトを持って来ておくれ』
『え!? それって』
『そうだ。シュリンジケーブルでDDDを解除する』
『じゃあ、PTX‐2が使用されてるの?』
『うん。……五時間後に迎えに行く。詳細は、グランベースまでの車の中で』
『わかったわ』
『それじゃあ』
テルヴィジョンを切ると、コリーンはパイ生地を三つに分けてラッピングし、フリッジ(冷蔵庫)に納めたのである。
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