嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第15章 我慢と限界

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ゲームにつかれたのか、大学での学食につかれたのか廉が少し横になって目を閉じて入眠したかな?ってくらいの時に志月からLINEが入った。
『翔、あの話かけてきたガキンチョ厄介かもしれないぞ。』
そう書かれた文章の後に画像が2枚添付されていた。
「なにこれ・・・」
1枚目は某SNSに【○○大学学食にモデルの男の子発見!一人で食べていてもオーラは隠せませんね!】と書かれていてその下には廉のアップで食べている写真が。
もう一枚には廉がまだ席につく前の写真が載せてあった。
『厄介なのは公開アカウントでされていたのとこれにいいねが5000件・・・。』
「顔美人って生きづらいのかもなぁ」
寝ている廉の少し顔にかかった横の髪の毛を耳にかける。
ボスが人間の言葉がわかるかのように鼻息で「ふん・・・」といった。
「てかモデルって言っても廉くんが雑誌に載ったのなんて数回・・。そんな広まるくらいの規模で乗せたつもりないんだけど・・。」
『廉くんちょっとあの時間行かせるのはもうやめた方がいいかも』
翔も『次は月曜日の14時に行く予定。』
『来週は厳しいかもよ。』
『廉くんもその話かけてきた子に関しては気味悪がってる。でも、来週月曜日約束しちまったんだよなぁ』
『主治医許可だしてないですけど~』
『兄の判断ですぅ~』
『お兄ちゃんは弟が狙われてるかもしれないのに行かせるんですかぁ~』
そこで翔の返信する手が止まった。
「行かせたくないよ、兄としてはね・・・。でも、廉くんはもう大人だから。いつまでも過保護すぎもって思うんだよ・・・。側にいると廉くんの葛藤も伝わるしね。」
布団をかけてあげて、翔はそっと1階へ降りた。
「このアカウントの素性、まずは調べていきますか・・・。」
兄としてできることは適度な距離でこっそりサポートしてやることだけ。
過保護過保護といわれてなんとなく最近分かってきた廉と良い関係を作る距離感。
内心はまだドロドロに甘やかしてやりたいくらい過保護だけど、毎月空に報告し隣のお墓のじいちゃんに空の意見を教えてもらい少しずつ成長してきた。
「本当は側にいて守ってやりたいけど、廉くんには廉くんの人生を歩んでいけるようになってもらわなきゃダメなんだよなぁ~」
「そうよ。」
「あ・・・。」
隣の家のおばあちゃんに独り言を聞かれてしまっていた。
「大きな独り言ね。」そう言って笑われた。
ちょっぴり恥ずかしくなって下を向くと「翔君の言う通りよ。いつまでも側にいてあげられないからね。」
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