嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第16章 悩める20歳と新たな仲間

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「はぁ・・・百々ちゃん機嫌悪いんですけどどうしたらいいっすか百合さん。」
「え?百々ちゃん?」
「なに!!」
「あらほんと・・・。女の子の不機嫌は理由がある場合とない場合あるから後でお菓子でも買ってあげたら大丈夫よ。」と百合は笑うが翔は大きくため息を心の中でついた。
「理沙に聞いてみよ・・・。」
「廉ちゃん、起きて。パン食べましょ?ママ廉ちゃんの作ったパン一緒に食べたいなぁ~。」
「ぅぅん・・・。」
「ほら、白湯飲む?」
ウォーターサーバーから少しだけお湯を次いだコップを準備する百合。
百合も廉にだいぶん避けられていたから、ちょっとでも廉が心を許してくれてうれしくて廉の世話を焼きたくてしょうがないようだ。
「うま・・・。」
カフェラテとチョコクロワッサンを食べて思わず口に出るくらい、久々に作ったにしてはおいしくできたクロワッサンに少しだけ自画自賛してみたり。
「翔、後で話がある。」
直人が真剣に声をこそっとかけてきた。
「ん。了解。今の方がいい?」
「どっちでも。そんな長い話ではないからね。」
「じゃあ今いいよ。寝室?」
「うん。廉くんが起きないうちに。」
「おっけー。」
寝室に二人で行くと早速話を始めた。
「廉くんの件なんだけど、とりあえず動画は弁護士に依頼してすべて削除するようにしてもらった。ただ今はスクショとかで廉くんの顔は結構拡散されちゃってる。そこまで消すのはどんな人でも無理だから・・・。」
「それはね。仕方ないよ。」
「だから一番いいのは大学内で守ってくれる人を見つけれたらいいんだけど・・・。」
「うちのスタッフの従弟がどうやら廉くんと同じ学年になるみたいなんだよ。」
「ってことは新しく二年生ってこと?」
「そうそう。今度会ってくれるみたいでさ。もしかしたら守ってくれる存在になるかもしれない。」
「まあ期待はしないでそうなってくれることを願うよ。」
「俺が大学に入れば一番いいのかな?」
「やめてくれよ恥ずかしい。」
「えー?俺まだ大学生行けるくない?」
「無理無理。」
「正直落ち着くまで大学お休みを継続するか、大学変えるのを進めようか迷ってたんだよ。」
「まあそれもありだけどね。廉くん今なんのために今の大学通ってるかわからなくなってるみたいだし。」
「メンタル大切にしすぎて何もチャレンジさせてあげれてなかったのも悪かったかな・・・。」
「いや、今もだけど廉くんの精神状態だと逆にチャレンジさせたところで悪化してたでしょ。」
「うーん・・・。廉くんがしたいようにしたらいいとは思うけど、SNSって怖いからね。」
「でも、廉くんが悪いことしたわけじゃないし。今回は廉くんは嫌だろうけど正直イケメンとかそんな感じで話題になったくらいだから。」
「そうだけど、ああいう輩がいたわけだから親としては心配だよ。」
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