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第1章 はじめまして。家族になった日
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ピンポーンとなるチャイム。
来たか。
「はい...。」
「廉ちゃん、迎えに来たわよ~」
そこにいたのは、百合、白衣を着た直人、百々。
白衣をあらかじめ着て来る直人さんはずるいし、百々は気まずそう。
「...頼んでない。」
「とりあえず、入るわね。お邪魔しまーす」
全員入ってきて、カーペット代わりのジョイントマットに座る。
「廉ちゃん、廉ちゃんいないとみんな寂しくておうち暗いのよ。」
「俺がいなくても四人いたら賑やかでしょ。」
「いや、お通夜よ。毎晩お通夜。」
「俺は今バイトも決まって充実してるの!邪魔しないでよ!」
「ゔぅ...れんちゃん...帰ってきてよぉ...」
「...」
今度は百々が泣き始めた。
あー、母親が動くとなんでこんな騒がしくなるんだろう。
19歳で一人暮らしって当たり前だよね?
「一旦出直すわ。ママたち三日間いるから。」
泣いてる百々はまだ動こうとしない。
「百々ちゃん?」
「百々、ここで待ってる...」
「百々ちゃん、廉ちゃん今は一人にしてあげましょう?」
「いや...見つけたから離れない。逃げちゃう」
俺犬じゃないぞ。
「廉ちゃん夜迎えにくるから、それまで預かってくれる?」
「17歳を?」
せっかく福岡に来たんだから楽しめばいいのに。
百々が好きそうな店結構あるし。
「じゃあ、よろしくねー!!」
あの二人はデートか。
何しにわざわざ福岡まで来たのやら。
仕方なく、百々に冷えた麦茶を出してやる。
「観光しなくていいの?」
「廉ちゃんといたい。」
「あのな、百々。大人になればみんな遅かれ早かれ親から巣立つんだよ。」
「廉ちゃんは巣立たないの...」
「なんで。」
「百々とずっといっしょ。」
「それは百々の気持ちでしょ?」
「廉ちゃんは百々から離れないと思ってたのに」
そう言ってまた泣き出した。
「俺がいつか彼女連れてきたらどうするの...」
「噛み付く。」
「暴力だよ、それは。そんな妹にした覚えないけど。」
「廉ちゃん、翔さんがなんで来なかったかわかってる?」
「俺が発作起こすからだろ?」
「それだけじゃないよ…これ以上嫌われてる現実突きつけられるの辛いって。それにまた空くんと重ねて暴走したくないって。」
「じゃあ、今の生活スタイルが一番いいじゃん。」
「廉ちゃん、発作が出た日に頭撫でられてる感覚なかった?」
「ん?そういえばあったかも。」
あ、すっかり忘れてた。
「あれ翔さんだよ。百々人の気配で起きちゃって、薄目で見てたから。」
「そ、そうなんだ。それが?」
撫でていた人を知れた事に安心する自分と
だからなんなんだ!って思う自分がいる。
「翔さんは廉ちゃんを本当に大切に思ってるよ。あの夜出て怒られた日、空くんの事故を思い出してしまってあんな怒鳴ってしまったってこないだ泣いてたの。」
来たか。
「はい...。」
「廉ちゃん、迎えに来たわよ~」
そこにいたのは、百合、白衣を着た直人、百々。
白衣をあらかじめ着て来る直人さんはずるいし、百々は気まずそう。
「...頼んでない。」
「とりあえず、入るわね。お邪魔しまーす」
全員入ってきて、カーペット代わりのジョイントマットに座る。
「廉ちゃん、廉ちゃんいないとみんな寂しくておうち暗いのよ。」
「俺がいなくても四人いたら賑やかでしょ。」
「いや、お通夜よ。毎晩お通夜。」
「俺は今バイトも決まって充実してるの!邪魔しないでよ!」
「ゔぅ...れんちゃん...帰ってきてよぉ...」
「...」
今度は百々が泣き始めた。
あー、母親が動くとなんでこんな騒がしくなるんだろう。
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泣いてる百々はまだ動こうとしない。
「百々ちゃん?」
「百々、ここで待ってる...」
「百々ちゃん、廉ちゃん今は一人にしてあげましょう?」
「いや...見つけたから離れない。逃げちゃう」
俺犬じゃないぞ。
「廉ちゃん夜迎えにくるから、それまで預かってくれる?」
「17歳を?」
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「じゃあ、よろしくねー!!」
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何しにわざわざ福岡まで来たのやら。
仕方なく、百々に冷えた麦茶を出してやる。
「観光しなくていいの?」
「廉ちゃんといたい。」
「あのな、百々。大人になればみんな遅かれ早かれ親から巣立つんだよ。」
「廉ちゃんは巣立たないの...」
「なんで。」
「百々とずっといっしょ。」
「それは百々の気持ちでしょ?」
「廉ちゃんは百々から離れないと思ってたのに」
そう言ってまた泣き出した。
「俺がいつか彼女連れてきたらどうするの...」
「噛み付く。」
「暴力だよ、それは。そんな妹にした覚えないけど。」
「廉ちゃん、翔さんがなんで来なかったかわかってる?」
「俺が発作起こすからだろ?」
「それだけじゃないよ…これ以上嫌われてる現実突きつけられるの辛いって。それにまた空くんと重ねて暴走したくないって。」
「じゃあ、今の生活スタイルが一番いいじゃん。」
「廉ちゃん、発作が出た日に頭撫でられてる感覚なかった?」
「ん?そういえばあったかも。」
あ、すっかり忘れてた。
「あれ翔さんだよ。百々人の気配で起きちゃって、薄目で見てたから。」
「そ、そうなんだ。それが?」
撫でていた人を知れた事に安心する自分と
だからなんなんだ!って思う自分がいる。
「翔さんは廉ちゃんを本当に大切に思ってるよ。あの夜出て怒られた日、空くんの事故を思い出してしまってあんな怒鳴ってしまったってこないだ泣いてたの。」
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