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第五章 ハタチ
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マッサージのおかげか、足がだいぶん楽になり今度は眠たくなってきた。
百々にもらったカフェラテを飲みながら目を瞑る。
「廉ちゃん、寝ちゃうならカフェラテ百々ちゃんに預けて?こぼしちゃう」
「もらうね~」
百々が持ってくれて、本格的に眠りの世界へ。
起きたら知恩院のすぐ近くの駐車場にいた。
「起きたかい?」
内臓のあたりからだるい感じがする。
体が内側から疲れたと訴えかけているが、どうせ今晩すでに疲れ熱が出るだろうと言われてるなら知恩院も見て帰りたい。せっかく連れてきてもらったんだから。と自分に言い聞かせて頷いた。
「廉ちゃん、あとここだけ見たらもう帰るから少しがんばろう。」
「百々ちゃんは足痛くない?」
「うん!廉ちゃん寝てる間にフットマッサージャーしたからね」
「ママも帰りにやろうかな」
「やったらめっちゃ足楽だよ!」
「さ、行こうか。」
先ほどの清水寺に比べたら人は全然いなくて、ヘッドホンは完全に外した。
外から見ても立派な門だなって思ったけど・・・その先にこんな階段あるなんて聞いてない・・。
「廉ちゃん、グリコでもする?」
「・・・いい。」
こうなったら黙々と上るしかない。
元気な時なら百々と二人で駆け上がってたかもしれないけど、一歩一歩踏みしめる様に上る。
「廉くん、おぶろうか?」
翔さんに聞かれたが首を振って少し呼吸が荒くなりながらも上る。
10分かけて他の参拝客にたくさん抜かれながら自分の足で上り切った。
正直横の紅葉なんて見る余裕はなかったが、上り切った先にもきれいな紅葉が広がっていた。
「そこで飲み物かって少し休もう。」
自販機でジュースを買ってもらい、量が多いので百々と半分こで飲む。
「廉ちゃん、もう眠たそうだね。」
百々に言われた通り、もう寝ていいよって言われたらすぐに寝る自信がある。
「そこで手を合わせたら帰ろうね。」
また長い線香を立てて煙を浴びる。
「けほっ・・・・」
思いっきり煙を吸ってしまって空気の乾燥もあり少し咳が出た。
「大丈夫?」
直人さんが心配してくる。
「・・・うん。」
手を合わせて、少しだけ周囲を散策する。
「さて、降りようか。」
上ったら下りる・・・。そりゃそうだよね。見下ろしても急だな・・・。
でも景色はいいなと、少し景色を楽しんで階段を下った。
途中で転びそうになって、一段一段細心の注意を払った。
「よし!到着。じゃあ、帰ろうか。」
「うん!楽しかった!!」
「廉くんより百々ちゃんが楽しんだかな」
そう言って翔さんが笑ってる。
母親も疲れているようで、いつもよりおとなしい。
元気なのは直人さん、翔さん、百々だけだ。
車につくと直人さんが足置きを出してくれて座席を少しリクライニングさせてくれて休みやすくしてくれた。
「寝ていいからね。スポーツドリンクさっき買ったから飲んでね。」
20歳になっても直人さんは俺に甘々だな・・・。
「ありがと」
「いいんだよ。」
翔さんと直人さんは運転席と助手席につき、百々は俺の横に、母親は一番後ろの席に座った。
百々にもらったカフェラテを飲みながら目を瞑る。
「廉ちゃん、寝ちゃうならカフェラテ百々ちゃんに預けて?こぼしちゃう」
「もらうね~」
百々が持ってくれて、本格的に眠りの世界へ。
起きたら知恩院のすぐ近くの駐車場にいた。
「起きたかい?」
内臓のあたりからだるい感じがする。
体が内側から疲れたと訴えかけているが、どうせ今晩すでに疲れ熱が出るだろうと言われてるなら知恩院も見て帰りたい。せっかく連れてきてもらったんだから。と自分に言い聞かせて頷いた。
「廉ちゃん、あとここだけ見たらもう帰るから少しがんばろう。」
「百々ちゃんは足痛くない?」
「うん!廉ちゃん寝てる間にフットマッサージャーしたからね」
「ママも帰りにやろうかな」
「やったらめっちゃ足楽だよ!」
「さ、行こうか。」
先ほどの清水寺に比べたら人は全然いなくて、ヘッドホンは完全に外した。
外から見ても立派な門だなって思ったけど・・・その先にこんな階段あるなんて聞いてない・・。
「廉ちゃん、グリコでもする?」
「・・・いい。」
こうなったら黙々と上るしかない。
元気な時なら百々と二人で駆け上がってたかもしれないけど、一歩一歩踏みしめる様に上る。
「廉くん、おぶろうか?」
翔さんに聞かれたが首を振って少し呼吸が荒くなりながらも上る。
10分かけて他の参拝客にたくさん抜かれながら自分の足で上り切った。
正直横の紅葉なんて見る余裕はなかったが、上り切った先にもきれいな紅葉が広がっていた。
「そこで飲み物かって少し休もう。」
自販機でジュースを買ってもらい、量が多いので百々と半分こで飲む。
「廉ちゃん、もう眠たそうだね。」
百々に言われた通り、もう寝ていいよって言われたらすぐに寝る自信がある。
「そこで手を合わせたら帰ろうね。」
また長い線香を立てて煙を浴びる。
「けほっ・・・・」
思いっきり煙を吸ってしまって空気の乾燥もあり少し咳が出た。
「大丈夫?」
直人さんが心配してくる。
「・・・うん。」
手を合わせて、少しだけ周囲を散策する。
「さて、降りようか。」
上ったら下りる・・・。そりゃそうだよね。見下ろしても急だな・・・。
でも景色はいいなと、少し景色を楽しんで階段を下った。
途中で転びそうになって、一段一段細心の注意を払った。
「よし!到着。じゃあ、帰ろうか。」
「うん!楽しかった!!」
「廉くんより百々ちゃんが楽しんだかな」
そう言って翔さんが笑ってる。
母親も疲れているようで、いつもよりおとなしい。
元気なのは直人さん、翔さん、百々だけだ。
車につくと直人さんが足置きを出してくれて座席を少しリクライニングさせてくれて休みやすくしてくれた。
「寝ていいからね。スポーツドリンクさっき買ったから飲んでね。」
20歳になっても直人さんは俺に甘々だな・・・。
「ありがと」
「いいんだよ。」
翔さんと直人さんは運転席と助手席につき、百々は俺の横に、母親は一番後ろの席に座った。
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