嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第五章 ハタチ

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「ただ、大学お休み中は病院に一緒に行くこと。」
「・・・?」
「お家にずっと人と関わらないでいるって結局何も前進しないと思うからね。」
「そうね・・・。翔君の職場でもいいけど、廉ちゃんが大丈夫ならね。」
「・・・。病院。」
「わかった。病院に一緒に通うようにしようね。」
「廉ちゃん、翔さんの職場にもたまには顔出してあげなよ。」
百々に言われてこくりと頷いた。
翔さんに対してまだ怖いと思うときがあるのも事実だけど、翔さんの職場で色々ありすぎて今行ったら迷惑をかけてしまう。
だから、それなら直人さんの職場で勉強したりした方が・・・。 
「週刊誌のことが落ち着いたら徐々に翔の職場にも行けるようになるといいね。僕的には週刊誌が解決しないと心配でたまらないよ。」
「たしかにねー。百々もそれ心配かも。だってしつこいし。」
「翔の職場に行くときは僕も行くから。そしたら廉くんも安心でしょ?」
「・・・うん」
「しばらく廉くん来そうにないね。」そう言って寂しそうに笑う翔さん。
「・・・ごめんなさい・・・」
「いいんだよ。でも文たちも廉くんの20歳をお祝いしたいみたいなんだよね。」
「じゃあ、うちでパーティーしたらいいよ。廉くん近辺で外食は負担がありそうだからね。」
「廉くん、今度お祝いしてもいい?」
「・・・ありがとう・・・」
「よし、じゃあ今後のこともざっくり決まったし廉くん眠たそうだしお開きにしようか。」
ケーキもみんな食べ終えて、俺と百々は寝る準備。
「ねぇ、廉ちゃん映画久々に見ない?」
「・・・。」
「千と○○の神かくし!!一緒に見ようよ~」
「・・・。自分の部屋で寝れる?」
「・・・。頑張る。目最後まで見開いてるから!」
「布団持ってくるの禁止・・・。」
「・・・・。お願い、廉ちゃん」
完全に前と同じように俺の部屋で寝る気だ。バレたからとウルウル攻撃。
「はぁ・・・」
「よしっ!!」
隣の部屋から百々が布団を持ってきた。
結局俺がそっちに寝るんだけどね。百々はいつも通り俺のベッドの方に寝る。
「じゃあ、上映開始ぃ~!!」
この妹様は兄の体調、心境などは関係ない。
結局百々は1時間もしないうちにスヤスヤ寝息を立てていた。
俺はなんとなくそのまま流し見。
夜中に寝ているとだれかが額を触る手の感覚があった。
「起こしちゃったかな」
直人さんが枕元にいた。
「今日は二人で寝てたんだね。お熱少しだけでてるけど、朝には下がってると思う。ストレスの一時的な熱だろうから。じゃあ、お休み。」
「おやすみなさい・・・」
自分でもおでこを確認するがよくわからない。
明日下がってるならいいや。とまた目を瞑って今度は犬を飼う夢を見ていた。
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