153 / 549
第六章 ぼくは君を許さない。
・
しおりを挟む
今日も寝坊はしたが無事に病院に来れた。
おじいちゃん先生にはたまに体力づくりについて聞きに行ったりと交流は続いている。
俺は基本的に直人さんの院長室にいるんだけど、直人さんも診察で席を外すことが多々あるからほとんど一人で勉強をする。
ここでの約束事は、11時と15時に病院の中庭かカフェテリアに行くこと。
直接話すことはないけれど、人に慣れなさいということでぶらつけといわれている。
ここに通って1週間もたたないうちに前回入院した時もフラフラたまにしてたからか顔見知りの看護師はできた。
といっても向こうが話かけてくることに俺は頷くだけなんだけど・・・。
今日は寝不足だから11時の散歩はなしでいいから寝てなさいとのことだったので、素直に11時から12時まで寝させてもらうことにした。
あ、朝食はまさかのキムチ雑炊だったんだけどあまり辛くなくて食べやすかった。
俺の食べる量をわかってる母親は朝と昼でお弁当1個を食べたらいいよ。と言ってくれてたから1/3だけ食べた。
フルーツは多めに入っていったからフルーツを多めに食べた。
小一時間寝た後はお昼ごはんなんだけど、さっき食べたばかりで満腹気味。
だけど、休憩で院長室に来た母親が食べなさいよ?という目でチラチラ見てくるので少しずつ食べる。
「廉ちゃん、運動してからご飯食べる?」
「・・・・いや。」
「そういうところの意思表示だけははっきりしてるのよね」
そう言って母親が自分のお弁当を食べる。
「今度からフルーツなしにするわよ?」
「・・・やだ・・・。」
「雑炊なんて量は少ないんだから。ふやかした米よ?それお茶碗1杯分もないんだからね?」
「うん・・・。」
これが20歳と母親の会話である。
我が家はきっと特殊だな。
何とか1時間20分格闘してキムチ雑炊を完食した。
フルーツはまだ残っているが、これに関しては怒られないと思う。
また問題集を広げて勉強を開始するが、集中で気なくなったので散歩してみることにした。
直人さんが留守だったので、書置きをして部屋を出る。
まあ30分くらいで戻るんだけど心配かけるからね。
「ん~・・・・!!!少し寒いけど気持ちいいかも」
日の当たるところは少しあったかい。
今日はちゃんと着込んできたから怒られる心配はない。
「こんにちは。」
いきなり男性に話しかけられた。
45歳くらいかな?誰かのお見舞いだろうか。
「・・・こんにちは・・・」
「今日はいい天気だね~」
「・・・・はい・・・」
「君は入院してるのかい?」
「・・・いえ・・・。」
「そうか。じゃあ誰かのお見舞いかな。」
「・・・・いえ。」
「通院かい?」
「廉くん!!」
直人さんが走ってくると、その男性はどこかへ歩いていった。
「もう部屋に戻ろうね。さっきの人は知り合い?」
直人さんに聞かれて首を横に振る。
「そう・・・。」
背中を押されて院長室に戻る。男性が向かったほうを振りかえったがもう誰もいなかった。
おじいちゃん先生にはたまに体力づくりについて聞きに行ったりと交流は続いている。
俺は基本的に直人さんの院長室にいるんだけど、直人さんも診察で席を外すことが多々あるからほとんど一人で勉強をする。
ここでの約束事は、11時と15時に病院の中庭かカフェテリアに行くこと。
直接話すことはないけれど、人に慣れなさいということでぶらつけといわれている。
ここに通って1週間もたたないうちに前回入院した時もフラフラたまにしてたからか顔見知りの看護師はできた。
といっても向こうが話かけてくることに俺は頷くだけなんだけど・・・。
今日は寝不足だから11時の散歩はなしでいいから寝てなさいとのことだったので、素直に11時から12時まで寝させてもらうことにした。
あ、朝食はまさかのキムチ雑炊だったんだけどあまり辛くなくて食べやすかった。
俺の食べる量をわかってる母親は朝と昼でお弁当1個を食べたらいいよ。と言ってくれてたから1/3だけ食べた。
フルーツは多めに入っていったからフルーツを多めに食べた。
小一時間寝た後はお昼ごはんなんだけど、さっき食べたばかりで満腹気味。
だけど、休憩で院長室に来た母親が食べなさいよ?という目でチラチラ見てくるので少しずつ食べる。
「廉ちゃん、運動してからご飯食べる?」
「・・・・いや。」
「そういうところの意思表示だけははっきりしてるのよね」
そう言って母親が自分のお弁当を食べる。
「今度からフルーツなしにするわよ?」
「・・・やだ・・・。」
「雑炊なんて量は少ないんだから。ふやかした米よ?それお茶碗1杯分もないんだからね?」
「うん・・・。」
これが20歳と母親の会話である。
我が家はきっと特殊だな。
何とか1時間20分格闘してキムチ雑炊を完食した。
フルーツはまだ残っているが、これに関しては怒られないと思う。
また問題集を広げて勉強を開始するが、集中で気なくなったので散歩してみることにした。
直人さんが留守だったので、書置きをして部屋を出る。
まあ30分くらいで戻るんだけど心配かけるからね。
「ん~・・・・!!!少し寒いけど気持ちいいかも」
日の当たるところは少しあったかい。
今日はちゃんと着込んできたから怒られる心配はない。
「こんにちは。」
いきなり男性に話しかけられた。
45歳くらいかな?誰かのお見舞いだろうか。
「・・・こんにちは・・・」
「今日はいい天気だね~」
「・・・・はい・・・」
「君は入院してるのかい?」
「・・・いえ・・・。」
「そうか。じゃあ誰かのお見舞いかな。」
「・・・・いえ。」
「通院かい?」
「廉くん!!」
直人さんが走ってくると、その男性はどこかへ歩いていった。
「もう部屋に戻ろうね。さっきの人は知り合い?」
直人さんに聞かれて首を横に振る。
「そう・・・。」
背中を押されて院長室に戻る。男性が向かったほうを振りかえったがもう誰もいなかった。
10
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
ある日、人気俳優の弟になりました。2
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。
平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる