嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第六章 ぼくは君を許さない。

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「廉ちゃん、ママ夕飯の支度しに降りるけど・・・。」
「ダメ・・・。」
「一緒にみんなで降りる?」
「・・・・うん。」
「百々ちゃん、勉強道具一つは持って降りなさい?」
「わかったよ!!」
少しぷんすかしながら百々が英語の問題集を部屋から持ってきていた。
「廉くんは?何か持って降りる?」
「・・・・うーん・・。」
「同じ英語にしたら?」
「うん・・・。」
「ヘッドホンも一応持って降りとくね。」
「うん・・・ありがとう。」
「ピーターどうする?」
「持って降りる・・・。」
「うん、じゃあ廉くんは百合さんと降りて?」
「持てる。」
「危ないから。ね?」
「うん・・・。」
持てるんだけどな・・・。と思いながら降りると玄関に並ぶ荷物の山。
「あはは。これもどうにかしなくちゃね。」
直人さんが出るときに少し避けたのか出れる道が一本できてた。
「廉ちゃん、リビングに先に入りなさい?百々ちゃんが文房具は見つけるから。」
「うん・・・。母さん・・・?頭痛い・・・。」
「え?」
「やっぱりか・・・。」
「百々ちゃん、文房具は中身だけ持ってきてくれる?」
「え?うん・・・。」
「なるべく今日の買った物は袋だけでも見えないようにして。たぶん思いだしちゃうんだと思う。ストレスにつながって頭痛がきてる。」
廉に聞こえないように百々に言う翔。
「そっか・・・。だから直人さん荷物の事避けてたの?」
「うん、そうだと思うよ。明日になれば少しは記憶が削れるはずだから今日はあんまり見せない方がいいかも。」
「文房具大丈夫?見せて。」
「どうだろうね。ただ本人が文房具今欲しいみたいだから。前よりはフラッシュバック穏やかにはなってるけど・・・」
「廉ちゃん、一回お祓い連れていった方がいいのかな?」
「神頼みするんだ」
「うん。不幸すぎる。」
「はっきりいうね。」
「だって心配だもん。」
「そっか。」
「廉ちゃーん!!!」
「百々ちゃん切り替え早いね・・・。」
百々がリビングの扉を開けて、何かを突き出してきた。
「これ。廉ちゃん三毛猫ちゃん。あと翔さんがわんちゃん!百々うさぎ~!」
そう言ってぬいぐるみストラップを突き出して渡してきた。
「羊がよかった・・・。」
「じゃーん!!これは百々から廉ちゃんにプレゼント!」
そう言って羊のあのストラップをくれた。
「廉ちゃんだけ二個になったね!」
「母さん・・・ん。」
そう言って猫のストラップを渡そうとすると「廉ちゃんのよ?ネコちゃんもつけたらいいでしょ?」と受け取ってもらえなかった。
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