嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第9章 彼女の秘密

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「廉くん?どうした?」
「・・・ぁ・・・」
「あ、私そろそろお暇しますね!」
「え?そろそろ翔も帰ってくるよ?」
「今日はうちも親戚が夜くるみたいで。」
「そっか。お正月だもんね。」
「はい。じゃあね廉くん。失礼します。」
「はい、ありがとう。気を付けて帰ってね。」
「はい。」
理紗さんが帰り、お年玉を握りしめたまままだキッチンに座っていた。
「廉くん、面倒くさいかもしれないけど結構カラダ冷えちゃってるから湯船に入りなおしておいで。」
「・・・うん。」
もう一度お風呂に入ると今度はモフモフの上着がおいてあった。
「廉くん、お年玉みたかい?」
「ううん。」
「開けてごらん。」
「1万・・・。多い。」
「そんなにくれたのか。5000円かと思ったんだけど。」
「返す?」
すると直人さんがガハガハ笑った。
「返すのは失礼だからきちんと大切に廉くんが使うんだよ。」
「うん・・・。」
「で、さっきはどうしたの?いいたいことありそうだったけど。」
「理紗さん‥‥手首らへんどうしたの・・・・?」
「え?」
「手首・・・どうしたの?」
「どうしてそう思ったの?」
「跡があった・・・・。」
「跡?」
「うん・・・百々も時々ヘアゴムでなってるけど赤紫というか・・・。百々は赤くなるだけだけど・・・。」
「・・・・。それは気になるね。どんな感じだったか覚えてる?」
「太さは1センチくらい・・・。たぶん平たいゴムの跡じゃなくて丸いゴムか何かのあと・・・。」
「丸くて1センチ・・・。はぁ・・・嫌な予感がするね。廉くんよく見つけられたね。」
「たぶんお化粧で隠してあったみたいで見えたの少しの部分だけど・・・。」
「お化粧?」
「袖口の部分にファンデーション見たいな肌色がべっとりついてた。」
「翔に事情聴取したほうがいいかな。」
「どうして・・・?」
「翔がしたとは思えないけど、気づいてるのかな?って確認。」
「ん・・・。」
「何か事情がありそうだね。」
「んー。」
「ははっ。廉くんさっきから『ん』で感情表現してるね。」
たしかに・・・。これ癖なんだよ・・・。
直人さんと話していたら、21時になり翔さんが帰って来た。
「つかれたー!!」
「第一声がそれかい?」
「ただいま。」
「翔、先にお風呂入っておいで。今日は煮込みうどんだから今から準備するから。」
「まじ!?俺好きなんだよね。ありがと。」

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