嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第11章 甘えるということ

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「早く食べろ!クソガキ!!」
「・・・・!」
口に手で詰め込まれたご飯。
たまに怒鳴られながら強制的に口に食べ物を詰め込まれた日があった。
そう言う日は大抵何かあって百々も母さんもいない日。
だから百々は知らないかもしれない。
苦しくてもがくけど父親はその手を口から放さない。
「ん~!!!・・・・」
「うるさいガキだな!!」
そう言って椅子を蹴られて椅子事倒れた。
「ゴホッゴホッ」と食べたものを吐き出す。
倒れた際についた手が痛い。
「吐いたもの片付けとけよ!!」
そう言って外出していった父親。
泣きそうになるけど、感覚がマヒしてきているからか涙はこぼれなかった。
半身を起こして腕を見る。
「・・・・折れてはなさそう・・・」
ほっとして息をつく。
それでも痛みは消えなくて・・・。


「廉ちゃん!!起きて!!」
身体を激しくゆすられて目を開けると母さんがいた。
横には翔さんと理紗さん、百々がいる。
「すごい汗よ?どうしたの?」
「何でもない・・・。」
「廉くん?」
理紗さんがあることに気づく。
「腕に関係すること?」
「手、離そうか。」
翔さんが俺の片方の手をつかんで、俺が力を入れて握っていただろう左腕を離させる。
「あちゃー、結構強く握ったね。青あざにはなるかもな・・・。」
腕を見ると確かにすでに色がおかしい。
「どんな夢見たの?」
母親に聞かれる。
「・・・・なんでもない・・・。」
「廉ちゃん?さっきママが言ったこともう忘れた?」
「・・・ただの夢だから・・・。」
「廉ちゃん。ママに言うのと明日間宮先生に来てもらって言うのどっちがいい?」
いや、間宮先生には間宮先生の予定があるでしょ!と内心思いながら口を閉ざした。
「百合さん今はあんまり刺激しない方がいいですよ。」
翔がいうと百合は「そうね・・・。」と言ってそっと部屋を出た。
「理紗、ちょっと見てて。」
「うん。」
翔さんも部屋から出ていき、理紗さんと二人きりに。
寝ていたボスも起きて理紗さんになぜか空君のぬいぐるみを渡した。
「腕。痛くないですか?」
ぬいぐるみが話している風に俺に聞いてくる。
小さくうなづく。
「虐待・・の夢みたのかな?」
「っ・・・。」
「そっか。言いたくないよね、それは。」
ボスが寝ている俺の顔をペロンとなめた。
「・・・。」
「廉くん、もしかして虐待の内容で隠していることがある?」
「あ・・・。」
「言わなくていいよ。あるんだね。1回腕、レントゲン取ってもらおうか。」
今更とっても何もわからないだろうになんでそんな事言うんだろう。


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