338 / 549
第11章 甘えるということ
・
しおりを挟む
「百々・・・ここ病院・・・ドアやさしくね・・・」
百々に優しく促す。
「あ、ごめん!」
そう言って謝ってきた。
「廉ちゃんスマホ百々がママに渡したんだけど、充電器まで頭になかった。ごめんね」
そう言ってベッドに腰かける百々。
「理紗さんが持ってきてくれたから大丈夫。スマホ助かったよ。」
起きたときスマホがあったのは百々が母さんに託してくれてたからということが分かり謎が一つ解決した。
「理紗さんと先生っぽい人廊下で話してたけど・・・。来ないのかな?」
「わかんない。」
「そっか。で、どうして泣いちゃってたの?廉ちゃんが泣くなんて大体自分を追い詰めてるときだけど。」
「ん・・・。なんでだろうね。へへ・・・」
「言うつもりはないのね。全く心配してきたのに。」
そう言いつつ百々が抱き着いてきた。
「何気にしてるのか知らないけど、百々は廉ちゃんが目を覚ましてくれてうれしいよ。」
「・・・っ・・・ぇーん」
「ちょ・・廉ちゃん!?どうしたの?いつもそんな泣き方しないのに!」
百々は焦りながらも俺の涙をティッシュで拭く。
「寂しかったの?」
ふと百々がいった問いかけに涙が止まった。
そうか・・・寂しかったのか・・・。
自分で自分のさっきのモヤモヤな気持ちに気づいた。
俺が不幸にしてるとかそういう感情の奥に『寂しい』という感情があったことに気づけた。
「寂しかったんだよね。聞いたよ~脱走してママたちがぶちぎれた話。」
あはは!って百々は豪快に笑うけど、そんな笑える話ではない。
「廉ちゃん、怒ってくれるって心配してたってことだから。廉ちゃんの事嫌いなわけでもないしさ。とりあえず喜んどきなよ。」
「無理・・怖かった・・・。」
「怖かったのは仕方ないじゃん。それだけ心配したんだからさ。でも、直人さんは正直ピリピリしてたからちょっと感情が爆発したんだろう点はダメだね。人としてね。」
「百々・・・俺ねここじゃない病院に通院しようと思ってる・・・」
「え!?なんで?」
「ここに通い続けても周りに迷惑かけるし、甘えてしまっていつまでたっても治せないと思う・・・」
「廉ちゃん、ほんとどこまで深く考えて病んでんの?」
「大丈夫だよ、廉ちゃんいるだけで回り眼福だし周り癒してるから。」
「また百々意味わかんない・・・」
「意味わかんなくていいから、ここに通い続けなよ。」
「やだ・・・。もう手紙直人さんと間宮先生に書いて多分二人の手元に届いてるし。」
「はぁ!?」
「起きたらなかったもん。」
「廉ちゃん他の病院だと怖い先生いるかもよ?」
背中に汗が伝った気がする・・・。
百々に優しく促す。
「あ、ごめん!」
そう言って謝ってきた。
「廉ちゃんスマホ百々がママに渡したんだけど、充電器まで頭になかった。ごめんね」
そう言ってベッドに腰かける百々。
「理紗さんが持ってきてくれたから大丈夫。スマホ助かったよ。」
起きたときスマホがあったのは百々が母さんに託してくれてたからということが分かり謎が一つ解決した。
「理紗さんと先生っぽい人廊下で話してたけど・・・。来ないのかな?」
「わかんない。」
「そっか。で、どうして泣いちゃってたの?廉ちゃんが泣くなんて大体自分を追い詰めてるときだけど。」
「ん・・・。なんでだろうね。へへ・・・」
「言うつもりはないのね。全く心配してきたのに。」
そう言いつつ百々が抱き着いてきた。
「何気にしてるのか知らないけど、百々は廉ちゃんが目を覚ましてくれてうれしいよ。」
「・・・っ・・・ぇーん」
「ちょ・・廉ちゃん!?どうしたの?いつもそんな泣き方しないのに!」
百々は焦りながらも俺の涙をティッシュで拭く。
「寂しかったの?」
ふと百々がいった問いかけに涙が止まった。
そうか・・・寂しかったのか・・・。
自分で自分のさっきのモヤモヤな気持ちに気づいた。
俺が不幸にしてるとかそういう感情の奥に『寂しい』という感情があったことに気づけた。
「寂しかったんだよね。聞いたよ~脱走してママたちがぶちぎれた話。」
あはは!って百々は豪快に笑うけど、そんな笑える話ではない。
「廉ちゃん、怒ってくれるって心配してたってことだから。廉ちゃんの事嫌いなわけでもないしさ。とりあえず喜んどきなよ。」
「無理・・怖かった・・・。」
「怖かったのは仕方ないじゃん。それだけ心配したんだからさ。でも、直人さんは正直ピリピリしてたからちょっと感情が爆発したんだろう点はダメだね。人としてね。」
「百々・・・俺ねここじゃない病院に通院しようと思ってる・・・」
「え!?なんで?」
「ここに通い続けても周りに迷惑かけるし、甘えてしまっていつまでたっても治せないと思う・・・」
「廉ちゃん、ほんとどこまで深く考えて病んでんの?」
「大丈夫だよ、廉ちゃんいるだけで回り眼福だし周り癒してるから。」
「また百々意味わかんない・・・」
「意味わかんなくていいから、ここに通い続けなよ。」
「やだ・・・。もう手紙直人さんと間宮先生に書いて多分二人の手元に届いてるし。」
「はぁ!?」
「起きたらなかったもん。」
「廉ちゃん他の病院だと怖い先生いるかもよ?」
背中に汗が伝った気がする・・・。
12
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる