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第1章/笑うピエロ Missing children
1-⑤/Encounter with the Other
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足音を殺し、私たちはD棟の階段を上る。
すれ違う住人はいない。
夕食時の団地であれば、テレビの音や食器の触れ合う音が微かに漏れ聞こえてくるはずの時間帯だ。
だが、この棟だけは、妙に静まり返っていた。
四階に辿り着く頃には、日は完全に落ちかけ、廊下は薄暗い紫色の闇に包まれ始めていた。
突き当たりにある四〇八号室。その鉄扉の前に立つと、神津さんが無言で私を背後に制する。
彼はポケットからハンカチを取り出し、指紋がつかないよう慎重にドアノブを掴んだ。 そして、私が記憶の中で見たという『ドアの隙間のビニール片』を、もう片方の手で摘み上げる。
「·········これか」
小声で呟き、彼はそれを目の高さにかざした。やはり、コンビニ袋の切れ端だ。 神津さんは小さく頷くと、そのままゆっくりとドアノブを回す。
ガチャリ。
乾いた金属音が響き、鍵がかかっていないことが判明した。 神津さんと顔を見合わせる。不用心なのか、それとも、ついさっきまで誰かがいて、慌てて出て行ったのか。
「俺が先に入る。君は後ろを警戒してくれ」
神津さんが扉を押し開ける。その瞬間、鼻をつく異臭が漂ってきた。 カビ臭い湿気と、古い畳の匂い。そしてそれに混じって──強烈に甘ったるい、砂糖菓子のような香りがした。
「·········工場と、同じ匂い」
私が鼻を押さえて囁くと、神津さんは懐中電灯を点灯させ、暗闇に向かって光の筋を伸ばした。
当然ながら、玄関には靴は無い。私たちは靴を履いたまま、土足で部屋に上がり込む。ギシギシと悲鳴を上げる床板を踏みしめ、奥のリビングへと進んだ。
そこで懐中電灯が照らし出した光景に、私は息を呑んだ。
「な、何ですか·········これ」
壁一面に、画用紙が貼られていた。クレヨンで描かれた拙い絵。笑顔の太陽、歪んだ家、そして──大量の風船を持ったピエロの絵。それらは子供が描いたようにも見えるが、どこか狂気じみていて、線の筆圧が強すぎて紙が破れている箇所もある。
「『ピエロ』へのファンレター、かよ」
神津さんが皮肉っぽく吐き捨てるが、その表情は険しい。彼は部屋の隅、カーテンが閉め切られた窓際へと歩み寄る。そこには、段ボール箱が積み上げられていた。
神津さんがその一つを開ける。
「·········当たりだ」
中から出てきたのは、ランドセルだった。一つではない。赤、黒、水色·········。複数のランドセルや学校指定の帽子が、無造作に詰め込まれている。
「これ、行方不明になった子たちの·········」
震える声が出た。間違いない。ここが、あの子たちが連れ去られた場所、あるいは監禁されていた場所だ。ズキリ、と再び頭痛が走る。 見たくない。でも、見なければならない。私は痛みを堪え、散乱する物証の中に視線を走らせた。その時、部屋の隅に転がっている「ある物」が、私の脳裏に強烈なフラッシュバックを引き起こした。
「──っ!」
思わず頭を抱えてしゃがみ込む。
「浅見! どうした!」
神津さんが駆け寄ってくる。私の脳内では、車内で見た資料の映像と、今の視覚情報が激しく明滅し、リンクしようとしていた。
「あ、あれ……」
私は震える指で、部屋の隅を指差す。 そこには、泥で汚れたピンク色のスニーカーが片方だけ落ちていた。かかとの部分に、油性ペンで小さく名前が書かれているのが、この距離でも鮮明に「見えて」しまった。
──『のむら リコ』
「依頼者の·········リコちゃんの靴です」
私の言葉を聞いた神津さんは、すぐにその靴を確認し、ギリッと奥歯を噛み締めた。
「クソッ、つい最近まで誰かがいた形跡がある。だが·········」
彼は立ち上がり、部屋全体を見回した。
「もぬけの殻だ。俺たちが工場に行っている間に、ここを引き払ったのかもしれない」
逃げられた。その事実に絶望しかけた、その時だった。
トンッ。
押し入れの方から、微かに物音がした。私たちは弾かれたように振り返る。静寂。しかし、確かに聞こえた。何かがぶつかるような、重い音。
神津さんが人差し指を口元に当て、私に下がるよう合図する。 彼は懐中電灯を構え直し、ゆっくりと、慎重に、押し入れの襖に手を掛けた。
心臓の音がうるさい。もし、あの中にピエロが潜んでいたら? それとも、子供たちが……?
神津さんが、一気に襖を開け放つ。
「──誰だッ!」
光が照らし出したのは、空っぽの空間。いや、違う。下段の奥に、ガムテープでぐるぐる巻きにされた、小さな段ボール箱が一つだけ置かれていた。音の正体はこれか? いや、箱が勝手に動くはずがない。
神津さんが警戒しながらその箱に近づこうとした瞬間、私の眼が、押し入れの天井板の『ズレ』を捉えた。ほんの数ミリ。黒い隙間。そこから、何かが覗いている。
白く塗られた顔。真っ赤な唇。暗闇に光る──爬虫類のような目。
目が、合った。
「神津さん、上ッ!!」
叫ぶと同時に、天井板が激しく突き破られた。
天井板が弾け飛び、木屑が雨のように降り注ぐ。
反射的に身を屈めた神津さんの頭上を、白い影が跳ぶ。着地音は驚くほど軽い。人間一人分の質量があるはずなのに、まるで空気の塊が床に触れただけのようだった。
懐中電灯の光が、遅れてそれを捉える。
──ピエロ。
工場で見たそれと、同じ。白塗りの顔、歪に引き攣った赤い口元。だが今回は、はっきりと“こちらを見て”いた。
「……やれやれ」
口が動いた。
「君達もしつこいねェ」
声は、奇妙だった。
高いようで低く、子供の真似をしているようでいて、どこか大人じみている。変声期を無理矢理引き延ばしたような、不快な違和感。音程が、定まらない。
それなのに──余裕があった。
「団地の夜に、こそこそ忍び込んで。探偵ごっこかい?」
ピエロは肩を竦め、楽しげに両手を広げた。その動作一つ一つが、芝居がかっている。
「……動くな!」
神津さんが叫び、護身用の警棒を伸ばし、構える。
だが、ピエロはそれを見ても笑ったままだった。
「物騒だなァ。子供の前では、優しくしなきゃ」
「子供を利用するクズが、口にする言葉じゃない」
神津さんの声が、低く震える。
その瞬間だった。
ピエロの右手が、ひらりと翻る。
次の瞬間、冷たい光が私の視界を掠めた。
「──っ!」
反射的に後ずさった私の喉元に、刃が突きつけられる。
ナイフ。
細身で、よく研がれた刃。子供用の工作道具のような、チープな柄。
「動かない方がいいよ」
ピエロは、私の背後に立っていた。
いつの間に。考える暇もない。
「この子、壊れやすそうだし」
刃先が、わずかに皮膚に触れる。
冷たい。ぞっとするほど、正確だ。
「浅見ッ……!」
「だ、大丈夫です……!」
反射的に答えたが、声が震えるのを止められなかった。
視界が、ぐらりと揺れる。
頭痛。いや、これは──。
まずい。
私は、見てしまった。
ピエロの腕の動き。
刃物を出すまでの一連の動作。
床板の軋み。
神津さんの重心移動。
押し入れの影。
情報が、一気に流れ込んでくる。
脳が、焼き切れそうだ。
「……あ、ぐ……」
視界の端が白く滲む。耳鳴り。吐き気。
カメラアイが、勝手に回り続けている。
ぞわり、と背筋に悪寒が走る。
「離れろ!」
神津さんが一歩踏み込んだ、その瞬間。
「動いたら、この子の首、切るけど?」
ピエロは、刃をほんの数ミリ押し当てた。
皮膚に、熱が走る。
私は、完全に足が竦んでいた。
邪魔だ。
私が、いるせいで。
神津さんは、動けない。
「……チッ」
舌打ち一つ。
それだけで、彼がどれほど悔しがっているか分かった。
「今日はここまでにしようか」
ピエロが、軽い調子で言う。
「楽しかったよ。久しぶりに、大人と遊べて」
次の瞬間、私の背中が突き飛ばされた。
「──っ!」
床に叩きつけられる。
神津さんが私を庇うように覆い被さった、その隙に。
ピエロは、もう走り出していた。
「待て!」
神津さんが追う。
だが、私は立てない。視界が定まらず、手足が自分のものじゃないみたいだった。
「す、すみません……!」
足手まといだ。
はっきりと、そうだった。
逃げられた。
また。
神津さんが戻ってきた時、私は床に座り込んだまま、何も言えなかった。
「……怪我は?」
「……大丈夫、です」
嘘だった。
頭が、まだ割れるように痛い。
神津さんは、拳を強く握り締めた。
「……次は、逃がさない」
その声は、自分に言い聞かせるようでもあった。
私は、俯いたまま頷く。
でも、心の奥で分かっていた。
このままじゃ、私はまた足を引っ張る。
それでも、止めるわけにはいかない。
あの目が、忘れられなかった。
1-⑤/Encounter with the Other~異質との遭遇~
すれ違う住人はいない。
夕食時の団地であれば、テレビの音や食器の触れ合う音が微かに漏れ聞こえてくるはずの時間帯だ。
だが、この棟だけは、妙に静まり返っていた。
四階に辿り着く頃には、日は完全に落ちかけ、廊下は薄暗い紫色の闇に包まれ始めていた。
突き当たりにある四〇八号室。その鉄扉の前に立つと、神津さんが無言で私を背後に制する。
彼はポケットからハンカチを取り出し、指紋がつかないよう慎重にドアノブを掴んだ。 そして、私が記憶の中で見たという『ドアの隙間のビニール片』を、もう片方の手で摘み上げる。
「·········これか」
小声で呟き、彼はそれを目の高さにかざした。やはり、コンビニ袋の切れ端だ。 神津さんは小さく頷くと、そのままゆっくりとドアノブを回す。
ガチャリ。
乾いた金属音が響き、鍵がかかっていないことが判明した。 神津さんと顔を見合わせる。不用心なのか、それとも、ついさっきまで誰かがいて、慌てて出て行ったのか。
「俺が先に入る。君は後ろを警戒してくれ」
神津さんが扉を押し開ける。その瞬間、鼻をつく異臭が漂ってきた。 カビ臭い湿気と、古い畳の匂い。そしてそれに混じって──強烈に甘ったるい、砂糖菓子のような香りがした。
「·········工場と、同じ匂い」
私が鼻を押さえて囁くと、神津さんは懐中電灯を点灯させ、暗闇に向かって光の筋を伸ばした。
当然ながら、玄関には靴は無い。私たちは靴を履いたまま、土足で部屋に上がり込む。ギシギシと悲鳴を上げる床板を踏みしめ、奥のリビングへと進んだ。
そこで懐中電灯が照らし出した光景に、私は息を呑んだ。
「な、何ですか·········これ」
壁一面に、画用紙が貼られていた。クレヨンで描かれた拙い絵。笑顔の太陽、歪んだ家、そして──大量の風船を持ったピエロの絵。それらは子供が描いたようにも見えるが、どこか狂気じみていて、線の筆圧が強すぎて紙が破れている箇所もある。
「『ピエロ』へのファンレター、かよ」
神津さんが皮肉っぽく吐き捨てるが、その表情は険しい。彼は部屋の隅、カーテンが閉め切られた窓際へと歩み寄る。そこには、段ボール箱が積み上げられていた。
神津さんがその一つを開ける。
「·········当たりだ」
中から出てきたのは、ランドセルだった。一つではない。赤、黒、水色·········。複数のランドセルや学校指定の帽子が、無造作に詰め込まれている。
「これ、行方不明になった子たちの·········」
震える声が出た。間違いない。ここが、あの子たちが連れ去られた場所、あるいは監禁されていた場所だ。ズキリ、と再び頭痛が走る。 見たくない。でも、見なければならない。私は痛みを堪え、散乱する物証の中に視線を走らせた。その時、部屋の隅に転がっている「ある物」が、私の脳裏に強烈なフラッシュバックを引き起こした。
「──っ!」
思わず頭を抱えてしゃがみ込む。
「浅見! どうした!」
神津さんが駆け寄ってくる。私の脳内では、車内で見た資料の映像と、今の視覚情報が激しく明滅し、リンクしようとしていた。
「あ、あれ……」
私は震える指で、部屋の隅を指差す。 そこには、泥で汚れたピンク色のスニーカーが片方だけ落ちていた。かかとの部分に、油性ペンで小さく名前が書かれているのが、この距離でも鮮明に「見えて」しまった。
──『のむら リコ』
「依頼者の·········リコちゃんの靴です」
私の言葉を聞いた神津さんは、すぐにその靴を確認し、ギリッと奥歯を噛み締めた。
「クソッ、つい最近まで誰かがいた形跡がある。だが·········」
彼は立ち上がり、部屋全体を見回した。
「もぬけの殻だ。俺たちが工場に行っている間に、ここを引き払ったのかもしれない」
逃げられた。その事実に絶望しかけた、その時だった。
トンッ。
押し入れの方から、微かに物音がした。私たちは弾かれたように振り返る。静寂。しかし、確かに聞こえた。何かがぶつかるような、重い音。
神津さんが人差し指を口元に当て、私に下がるよう合図する。 彼は懐中電灯を構え直し、ゆっくりと、慎重に、押し入れの襖に手を掛けた。
心臓の音がうるさい。もし、あの中にピエロが潜んでいたら? それとも、子供たちが……?
神津さんが、一気に襖を開け放つ。
「──誰だッ!」
光が照らし出したのは、空っぽの空間。いや、違う。下段の奥に、ガムテープでぐるぐる巻きにされた、小さな段ボール箱が一つだけ置かれていた。音の正体はこれか? いや、箱が勝手に動くはずがない。
神津さんが警戒しながらその箱に近づこうとした瞬間、私の眼が、押し入れの天井板の『ズレ』を捉えた。ほんの数ミリ。黒い隙間。そこから、何かが覗いている。
白く塗られた顔。真っ赤な唇。暗闇に光る──爬虫類のような目。
目が、合った。
「神津さん、上ッ!!」
叫ぶと同時に、天井板が激しく突き破られた。
天井板が弾け飛び、木屑が雨のように降り注ぐ。
反射的に身を屈めた神津さんの頭上を、白い影が跳ぶ。着地音は驚くほど軽い。人間一人分の質量があるはずなのに、まるで空気の塊が床に触れただけのようだった。
懐中電灯の光が、遅れてそれを捉える。
──ピエロ。
工場で見たそれと、同じ。白塗りの顔、歪に引き攣った赤い口元。だが今回は、はっきりと“こちらを見て”いた。
「……やれやれ」
口が動いた。
「君達もしつこいねェ」
声は、奇妙だった。
高いようで低く、子供の真似をしているようでいて、どこか大人じみている。変声期を無理矢理引き延ばしたような、不快な違和感。音程が、定まらない。
それなのに──余裕があった。
「団地の夜に、こそこそ忍び込んで。探偵ごっこかい?」
ピエロは肩を竦め、楽しげに両手を広げた。その動作一つ一つが、芝居がかっている。
「……動くな!」
神津さんが叫び、護身用の警棒を伸ばし、構える。
だが、ピエロはそれを見ても笑ったままだった。
「物騒だなァ。子供の前では、優しくしなきゃ」
「子供を利用するクズが、口にする言葉じゃない」
神津さんの声が、低く震える。
その瞬間だった。
ピエロの右手が、ひらりと翻る。
次の瞬間、冷たい光が私の視界を掠めた。
「──っ!」
反射的に後ずさった私の喉元に、刃が突きつけられる。
ナイフ。
細身で、よく研がれた刃。子供用の工作道具のような、チープな柄。
「動かない方がいいよ」
ピエロは、私の背後に立っていた。
いつの間に。考える暇もない。
「この子、壊れやすそうだし」
刃先が、わずかに皮膚に触れる。
冷たい。ぞっとするほど、正確だ。
「浅見ッ……!」
「だ、大丈夫です……!」
反射的に答えたが、声が震えるのを止められなかった。
視界が、ぐらりと揺れる。
頭痛。いや、これは──。
まずい。
私は、見てしまった。
ピエロの腕の動き。
刃物を出すまでの一連の動作。
床板の軋み。
神津さんの重心移動。
押し入れの影。
情報が、一気に流れ込んでくる。
脳が、焼き切れそうだ。
「……あ、ぐ……」
視界の端が白く滲む。耳鳴り。吐き気。
カメラアイが、勝手に回り続けている。
ぞわり、と背筋に悪寒が走る。
「離れろ!」
神津さんが一歩踏み込んだ、その瞬間。
「動いたら、この子の首、切るけど?」
ピエロは、刃をほんの数ミリ押し当てた。
皮膚に、熱が走る。
私は、完全に足が竦んでいた。
邪魔だ。
私が、いるせいで。
神津さんは、動けない。
「……チッ」
舌打ち一つ。
それだけで、彼がどれほど悔しがっているか分かった。
「今日はここまでにしようか」
ピエロが、軽い調子で言う。
「楽しかったよ。久しぶりに、大人と遊べて」
次の瞬間、私の背中が突き飛ばされた。
「──っ!」
床に叩きつけられる。
神津さんが私を庇うように覆い被さった、その隙に。
ピエロは、もう走り出していた。
「待て!」
神津さんが追う。
だが、私は立てない。視界が定まらず、手足が自分のものじゃないみたいだった。
「す、すみません……!」
足手まといだ。
はっきりと、そうだった。
逃げられた。
また。
神津さんが戻ってきた時、私は床に座り込んだまま、何も言えなかった。
「……怪我は?」
「……大丈夫、です」
嘘だった。
頭が、まだ割れるように痛い。
神津さんは、拳を強く握り締めた。
「……次は、逃がさない」
その声は、自分に言い聞かせるようでもあった。
私は、俯いたまま頷く。
でも、心の奥で分かっていた。
このままじゃ、私はまた足を引っ張る。
それでも、止めるわけにはいかない。
あの目が、忘れられなかった。
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