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第1章/暗号館の番人 a girl in sleet
1-⑦/the last cipher
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たまに遊びに来てくれる友達が、
お部屋が多すぎて、美雪のお部屋が分からないんだって。
だからね、絵にして、描いてみることにしたんだ。
暗号? そっか、これも暗号だね。
ほら、分かるかな?
そう、お日様と──おじいさん?
ちがうよ。
これは海の神様。聞いたことあるでしょ? 『ポセイドン』って。
でもこの暗号はね、
ポセイドンのもうひとつの呼び方を知らないと、分からないんだ。
張りきって、ちょっと難しくしちゃった。
大人向けかもね。
でも、『あの子』なら、
きっとすぐに分かっちゃうんだろうなぁ。
◆◆◆
ひとまずエントランスまで戻って来た僕は、改めてバトラーさんから貰った暗号の絵に目をやる。
先程来た時にも気になっていたが、
この床の模様、そして、円形のエントランスから、三方向に延びた廊下。
一方はキッチン、一方は中庭、
そしてもう一方が──
「なに? この絵。もしかして、これも?」
神津さんが、不思議そうに絵を覗き込んでくる。
「そう、暗号。美雪お嬢様の部屋の場所を示してるんだってさ」
「美雪お嬢様って、さっき話に出てたよね。昔ここに住んでたっていう人だっけ?」
「うん、この美雪さんの部屋に、調べたいことの手掛かりがあるかも」
「ふーん。数字の羅列とか活字じゃないんだったら、私でもなんとかなるかな……」
神津さんが、なぜか暗号に積極的だ。今回は絵だけだから、取っ付きやすいのだろう。
「まさか、先輩はもう分かってるの?」
「まあね。確証は無いけど、たぶん合ってると思う」
「じゃあ、ヒントちょーだい」
「うーんと、じゃあまず、絵の『太陽』がこのエントランスを示してるのは、分かる?」
「うん、分かんない」
しれっと言い切る神津さんに、小さく溜め息が漏れる。
本当に、解く気があるのだろうか。
俯瞰で見ないと分かりづらいが、エントランスの床には、一面に真っ赤な太陽をモチーフとした、大きな絵が描かれている。
絵に描かれた太陽は、まず間違いなくこのエントランスのことを指している。
「そして、エントランスを抜けた先の廊下に連なった部屋。この部屋のどれかが、美雪さんの部屋ってことだろうね」
「なるほど」
「並んでる部屋の数は全部で幾つ?」
「えーっと、八つ」
「じゃあ、『太陽』と数字の『8』で、何か連想できるもの、考えてみて」
「はち~? 8個、8番、8回·········、うーん·········」
そして、ブツブツと8を連呼していたら何か閃いたようで、
「あ、分かった! 太陽系! 惑星の数だ!」
厳密に言えば、他にも解釈はあるが、ここでは、太陽系の惑星の数で合っているだろう。
ここでポイントになるのが、太陽の隣に描かれているもう1つの絵。青を基調とした髭の老人。その手に握っているのは、
「フォーク? あ、槍か。三つ又の」
そう、三つ又の槍──別名『トライデント』。海を司る神『ポセイドン』が持つ有名な武器である。
「でもさ、太陽とポセイドンって、なにか関係ある?」
「うん、一見すると関係なさそうだよね。でも、ポセイドンを別の呼び方で言うと?」
「ネプチューン、だっけ?」
ここで、二つの絵に共通点が生まれる。太陽系の惑星で、ネプチューンといえば、ずばり、『海王星』だ。
「じゃあ、最後。海王星の位置は、太陽から数えて何番目?」
「水金地火木土天海·········八番目!」
「大正解。太陽に見立てたエントランスから数えて八番目。一番奥のあの部屋が、きっと美雪さんの部屋だ」
「やった!」
神津さんは目を輝かせながら、興奮気味にエントランスを抜ける。意気揚々としたその足取りに、僕も付いて行く。
その廊下は、日差しが照らされていた中庭とは真逆に位置する為、
薄暗く、肌寒く感じるほどに、涼しい。
壁にかけられた絵画や装飾品すら、不気味に見える。
まるでその空間だけが、別世界のようだった。
八番目の部屋の前までやってくると、緊張感など皆無なまま、神津さんはドアノブに手をかける。少しは、慎重になってもいいんじゃないだろうかと思いながら、僕はその瞬間を見守った。
ドアノブを回した神津さんは、すぐにドアを押し開けた。
ギシッという音と共に、扉がゆっくりと開いていく。
目の前には薄暗い空間が広がり、古い机や椅子、そして書棚がある。
窓は外から鉄柵で塞がれており、隙間から差し込む光が、ほんの少しだけ、物の形を浮かび上がらせている。
「なんか、意外と綺麗だね」
「うん。十年も前に亡くなった人の部屋だから、もっと埃っぽい感じを想像してたけど。使用人がちゃんと手入れを続けてるのかな」
いや、それにしても不自然なほど綺麗にされている。本棚の本にすら、埃一つ付いていない。
まるで、ついさっきまで、
"誰か"が、そこに居たかのようだ。
「で、何を調べるの?」
「うーん、どうしようかね……」
部屋の中は予想通り、最低限の家具以外殆ど何もない、まるで『虚無』のような空間だった。
何か美雪さんに関する手掛かりを、と思っていたが、ここまで何も無いと調べようもない。
部屋を使用していたのが十年も前であること、現在の使用人が彼女のことを知らないことを考えれば、それも当然だった。
本棚には、動物図鑑が数冊。一応中身を見てみるが、特に怪しい部分は無い。
やはり、アザミさんに教えてもらった、昔の使用人を当たる方が無難か? 等と考えていると、「これ、なんだろう?」と神津さんが言いながら、机の引き出しから古びた冊子を取り出した。
「スケッチブック、かな?」
色褪せた、古いスケッチブック。
美雪さんの持ち物だろうか。
ページをめくると、平仮名が書いてある。
── 『んやぽせはふるら』。
「でた……。また暗号」
溜息をつく神津さんを余所に、僕は暗号を眺める。
「んやぽせ·········。
う、ら、ぐ、ち········分かった。
招待状の物と一緒で、これもシーザー暗号だね」
「えーっと·········。あ、なるほど。五十音順で後ろに三文字ズラしたら、『うらぐちへまわれ(裏口へ回れ)』になる」
次に捲ったページにも、また暗号。
──『しか ごりら とら べると やかん』
単語の羅列。これは、アリサさんから貰ったものと同じ、頭文字を繋げる暗号だろう。
それぞれの単語の頭文字を繋げて、『しごとべや(仕事部屋)』。
書斎の事だ。
さらにページを捲る。そこには数字の羅列が十二個。
──『03210419、04200520、05210621、06220722、07230822、08230922、09231023、10241122、11231221、12220119、01200218、02190320』
一覧になっていると分かりやすい。これも、先程の暗号。牡羊座、牡牛座、双子座──それぞれが、十二星座を表している。
スケッチブックの暗号の数々。それらを見て、神津さんは目を丸くする。
「これってさ、今まで出題されてきた暗号ほとんどそのままじゃない?」
「そっか、神津さんはバトラーさんの話は知らないんだっけ」
「バトラーさん?」
「ほら、門の前にいた背の高い人」
「あー、あの堅物門番」
酷い言われようだ。
実際に話してみて、穏やかな良い人だと分かったので、なんとか弁明してあげたいところだが……。
「──で、その門番がどうしたの?」
「バトラーさんが言ってたんだ。この館に残された暗号の殆どが、美雪さんが考えたものだって。今まで出題されてきた暗号も、このスケッチブックの暗号を元に作られた物ってことだろうね」
言いながら、僕はまたページを捲る。そこには手元にある暗号と同じ、『太陽とポセイドン』の絵。そして次のページを捲ると──
「これは……」
そこに描かれていたのも、また絵だった。
二頭の動物が、少し距離を置いて、
それでも向かい合っている。
犬のようにも見えるし、
角のようなものが頭にあるので、牛にも見える。
そして、その動物の真下に、『たからもの』の文字。
後のページには、もう何も描かれていない。
どうやら、これが、最後の暗号ということになりそうだ。
「たからもの、か……」
神津さんが、何やら思い詰めたように絵を凝視する。
「何か気になることでも?」
「さっきのパーティーの時の会話でね、聞こえてきたの。『以前の住人が残した宝物が、どこかに隠されてる』っていう噂」
そういえば、アザミさんも言っていた。一時期、財宝目当ての人達が館へ押し掛けてきたとか。今でもその噂は健在なようだ。
「まぁ、仮にその宝物の話が本当だとしても、美雪さんが残したもの、っていうのは少し無理があるかもね」
「んー、そうだよねぇ。いくら富豪の娘って言っても、あくまで子どもだし。金銀財宝が眠ってるってのはあまり現実的じゃないか」
「子どもの『宝物』って言えば、せいぜい『思い出の品』とか──」
──「ありがとう!
これ、一生の思い出の品にするね!」
「──思い出の……、品………」
──ふと、脳裏によぎる、女の子の声。
……そうだ。『思い出の品』。
僕は昔、噴水の前で出逢った女の子に、『何か』をプレゼントした。
それが何だったのか、思い出せない。
もう少し……
もう少しで思い出せそうなんだが……。
「……どしたの?」
気付けば、急に黙り込んだ僕を心配するように、神津さんが顔を覗き込んでいる。
「ああ、ごめん。なんでもない」
僕は改めて暗号の絵に目をやる。
この『たからもの』が、美雪さんを知る最大の手掛かりになるに違いないが、如何せん、情報量が少な過ぎて分からない。
ひとまずこの絵については後で考えるとして、次は──
1-⑦/the last cipher~最後の暗号~
お部屋が多すぎて、美雪のお部屋が分からないんだって。
だからね、絵にして、描いてみることにしたんだ。
暗号? そっか、これも暗号だね。
ほら、分かるかな?
そう、お日様と──おじいさん?
ちがうよ。
これは海の神様。聞いたことあるでしょ? 『ポセイドン』って。
でもこの暗号はね、
ポセイドンのもうひとつの呼び方を知らないと、分からないんだ。
張りきって、ちょっと難しくしちゃった。
大人向けかもね。
でも、『あの子』なら、
きっとすぐに分かっちゃうんだろうなぁ。
◆◆◆
ひとまずエントランスまで戻って来た僕は、改めてバトラーさんから貰った暗号の絵に目をやる。
先程来た時にも気になっていたが、
この床の模様、そして、円形のエントランスから、三方向に延びた廊下。
一方はキッチン、一方は中庭、
そしてもう一方が──
「なに? この絵。もしかして、これも?」
神津さんが、不思議そうに絵を覗き込んでくる。
「そう、暗号。美雪お嬢様の部屋の場所を示してるんだってさ」
「美雪お嬢様って、さっき話に出てたよね。昔ここに住んでたっていう人だっけ?」
「うん、この美雪さんの部屋に、調べたいことの手掛かりがあるかも」
「ふーん。数字の羅列とか活字じゃないんだったら、私でもなんとかなるかな……」
神津さんが、なぜか暗号に積極的だ。今回は絵だけだから、取っ付きやすいのだろう。
「まさか、先輩はもう分かってるの?」
「まあね。確証は無いけど、たぶん合ってると思う」
「じゃあ、ヒントちょーだい」
「うーんと、じゃあまず、絵の『太陽』がこのエントランスを示してるのは、分かる?」
「うん、分かんない」
しれっと言い切る神津さんに、小さく溜め息が漏れる。
本当に、解く気があるのだろうか。
俯瞰で見ないと分かりづらいが、エントランスの床には、一面に真っ赤な太陽をモチーフとした、大きな絵が描かれている。
絵に描かれた太陽は、まず間違いなくこのエントランスのことを指している。
「そして、エントランスを抜けた先の廊下に連なった部屋。この部屋のどれかが、美雪さんの部屋ってことだろうね」
「なるほど」
「並んでる部屋の数は全部で幾つ?」
「えーっと、八つ」
「じゃあ、『太陽』と数字の『8』で、何か連想できるもの、考えてみて」
「はち~? 8個、8番、8回·········、うーん·········」
そして、ブツブツと8を連呼していたら何か閃いたようで、
「あ、分かった! 太陽系! 惑星の数だ!」
厳密に言えば、他にも解釈はあるが、ここでは、太陽系の惑星の数で合っているだろう。
ここでポイントになるのが、太陽の隣に描かれているもう1つの絵。青を基調とした髭の老人。その手に握っているのは、
「フォーク? あ、槍か。三つ又の」
そう、三つ又の槍──別名『トライデント』。海を司る神『ポセイドン』が持つ有名な武器である。
「でもさ、太陽とポセイドンって、なにか関係ある?」
「うん、一見すると関係なさそうだよね。でも、ポセイドンを別の呼び方で言うと?」
「ネプチューン、だっけ?」
ここで、二つの絵に共通点が生まれる。太陽系の惑星で、ネプチューンといえば、ずばり、『海王星』だ。
「じゃあ、最後。海王星の位置は、太陽から数えて何番目?」
「水金地火木土天海·········八番目!」
「大正解。太陽に見立てたエントランスから数えて八番目。一番奥のあの部屋が、きっと美雪さんの部屋だ」
「やった!」
神津さんは目を輝かせながら、興奮気味にエントランスを抜ける。意気揚々としたその足取りに、僕も付いて行く。
その廊下は、日差しが照らされていた中庭とは真逆に位置する為、
薄暗く、肌寒く感じるほどに、涼しい。
壁にかけられた絵画や装飾品すら、不気味に見える。
まるでその空間だけが、別世界のようだった。
八番目の部屋の前までやってくると、緊張感など皆無なまま、神津さんはドアノブに手をかける。少しは、慎重になってもいいんじゃないだろうかと思いながら、僕はその瞬間を見守った。
ドアノブを回した神津さんは、すぐにドアを押し開けた。
ギシッという音と共に、扉がゆっくりと開いていく。
目の前には薄暗い空間が広がり、古い机や椅子、そして書棚がある。
窓は外から鉄柵で塞がれており、隙間から差し込む光が、ほんの少しだけ、物の形を浮かび上がらせている。
「なんか、意外と綺麗だね」
「うん。十年も前に亡くなった人の部屋だから、もっと埃っぽい感じを想像してたけど。使用人がちゃんと手入れを続けてるのかな」
いや、それにしても不自然なほど綺麗にされている。本棚の本にすら、埃一つ付いていない。
まるで、ついさっきまで、
"誰か"が、そこに居たかのようだ。
「で、何を調べるの?」
「うーん、どうしようかね……」
部屋の中は予想通り、最低限の家具以外殆ど何もない、まるで『虚無』のような空間だった。
何か美雪さんに関する手掛かりを、と思っていたが、ここまで何も無いと調べようもない。
部屋を使用していたのが十年も前であること、現在の使用人が彼女のことを知らないことを考えれば、それも当然だった。
本棚には、動物図鑑が数冊。一応中身を見てみるが、特に怪しい部分は無い。
やはり、アザミさんに教えてもらった、昔の使用人を当たる方が無難か? 等と考えていると、「これ、なんだろう?」と神津さんが言いながら、机の引き出しから古びた冊子を取り出した。
「スケッチブック、かな?」
色褪せた、古いスケッチブック。
美雪さんの持ち物だろうか。
ページをめくると、平仮名が書いてある。
── 『んやぽせはふるら』。
「でた……。また暗号」
溜息をつく神津さんを余所に、僕は暗号を眺める。
「んやぽせ·········。
う、ら、ぐ、ち········分かった。
招待状の物と一緒で、これもシーザー暗号だね」
「えーっと·········。あ、なるほど。五十音順で後ろに三文字ズラしたら、『うらぐちへまわれ(裏口へ回れ)』になる」
次に捲ったページにも、また暗号。
──『しか ごりら とら べると やかん』
単語の羅列。これは、アリサさんから貰ったものと同じ、頭文字を繋げる暗号だろう。
それぞれの単語の頭文字を繋げて、『しごとべや(仕事部屋)』。
書斎の事だ。
さらにページを捲る。そこには数字の羅列が十二個。
──『03210419、04200520、05210621、06220722、07230822、08230922、09231023、10241122、11231221、12220119、01200218、02190320』
一覧になっていると分かりやすい。これも、先程の暗号。牡羊座、牡牛座、双子座──それぞれが、十二星座を表している。
スケッチブックの暗号の数々。それらを見て、神津さんは目を丸くする。
「これってさ、今まで出題されてきた暗号ほとんどそのままじゃない?」
「そっか、神津さんはバトラーさんの話は知らないんだっけ」
「バトラーさん?」
「ほら、門の前にいた背の高い人」
「あー、あの堅物門番」
酷い言われようだ。
実際に話してみて、穏やかな良い人だと分かったので、なんとか弁明してあげたいところだが……。
「──で、その門番がどうしたの?」
「バトラーさんが言ってたんだ。この館に残された暗号の殆どが、美雪さんが考えたものだって。今まで出題されてきた暗号も、このスケッチブックの暗号を元に作られた物ってことだろうね」
言いながら、僕はまたページを捲る。そこには手元にある暗号と同じ、『太陽とポセイドン』の絵。そして次のページを捲ると──
「これは……」
そこに描かれていたのも、また絵だった。
二頭の動物が、少し距離を置いて、
それでも向かい合っている。
犬のようにも見えるし、
角のようなものが頭にあるので、牛にも見える。
そして、その動物の真下に、『たからもの』の文字。
後のページには、もう何も描かれていない。
どうやら、これが、最後の暗号ということになりそうだ。
「たからもの、か……」
神津さんが、何やら思い詰めたように絵を凝視する。
「何か気になることでも?」
「さっきのパーティーの時の会話でね、聞こえてきたの。『以前の住人が残した宝物が、どこかに隠されてる』っていう噂」
そういえば、アザミさんも言っていた。一時期、財宝目当ての人達が館へ押し掛けてきたとか。今でもその噂は健在なようだ。
「まぁ、仮にその宝物の話が本当だとしても、美雪さんが残したもの、っていうのは少し無理があるかもね」
「んー、そうだよねぇ。いくら富豪の娘って言っても、あくまで子どもだし。金銀財宝が眠ってるってのはあまり現実的じゃないか」
「子どもの『宝物』って言えば、せいぜい『思い出の品』とか──」
──「ありがとう!
これ、一生の思い出の品にするね!」
「──思い出の……、品………」
──ふと、脳裏によぎる、女の子の声。
……そうだ。『思い出の品』。
僕は昔、噴水の前で出逢った女の子に、『何か』をプレゼントした。
それが何だったのか、思い出せない。
もう少し……
もう少しで思い出せそうなんだが……。
「……どしたの?」
気付けば、急に黙り込んだ僕を心配するように、神津さんが顔を覗き込んでいる。
「ああ、ごめん。なんでもない」
僕は改めて暗号の絵に目をやる。
この『たからもの』が、美雪さんを知る最大の手掛かりになるに違いないが、如何せん、情報量が少な過ぎて分からない。
ひとまずこの絵については後で考えるとして、次は──
1-⑦/the last cipher~最後の暗号~
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