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【リーンハルト:11歳】
第541話 何もしていません
「いえ、そうではなくて・・・・」
「私は何もしていないよ。それは同行していたあなたの部下が証明してくれる」
私が何かしたと疑っているのかと思い、無実を訴えた。
足音が聞こえる方に顔を向けると、宰相閣下が急いでこちらに来ていて私の側まで来る。
「リーンハルト君、私は君に頼むとは言ったが、やり過ぎだろう」
宰相閣下まで私が派手に動いていると思っているのか!
「私は何もしていません。なぜか危ないことに遭遇しているだけです!」
「ではなぜミニョン殿が暗躍しているのだ」
「ミニョンが王城にいたことに、私も驚いているのです」
私がアトレがいないためミニョンを問い詰めることが出来ないことと、ミニョンが現在行方不明だとも伝えると、宰相閣下がこめかみを押さえる仕草をした。
「宰相閣下、私は襲われた場合を考え防御の準備はしていましたが、こちらからの攻撃や誘い出しはまったくやっていません」
私は無実だと強く訴えた。
私の目を見ていた宰相閣下が小さくため息をつく。
「わかった。ここで倒れている者たちを運ぶから防御壁を解除してくれないか?」
私は言われた通り解除をすると、なぜか倒れていた人たちがみんな意識を取り戻す。
宰相閣下と護衛騎士たちが一斉に私を見る。
「何もしていません。ただ解除しただけです!」
なんで私が疑いを持たれないといけないのさ。
「ここはどこだ」
「いったい何が起こったのだ」
倒れていた人たちが立ち上がりながら私たちを見る。
護衛騎士の一人が彼らに状況を説明する。
「そうだ、私たちはこの者たちに襲われたのだ!」
リアの因縁相手その1の眼鏡君ことハモンド様が、急にパーティー会場の制服を着ている者たちを指差した。
「いいえ、私たちが逆に脅されていたのです」
制服を着ている一人が声をあげた。
「ソレイユ帝国の貴族である我々に罪を擦り付けるとは、どういうことかわかっているだろうな」
リアの因縁相手その2が虚勢を張って言い返していた。
お互いが違うと主張していたら、急に両方がくしゃみをし出し、目が痛いと訴えだした。
「えっ?!」私は思わず声が出た。
そして私は一瞬目をつぶって見開き、両方を防御壁に閉じ込める。
「リーンハルト君!」
「リーンハルト様!!」
宰相様と護衛リーダーが詰め寄ってきた。
「この人たち、おそらく仲間割れの可能性が高いです。あと1時間程度はこの状態が続くはずです。内密にグランデ公爵をお呼びになってはいかがでしょうか?」
私の提案に宰相閣下は詳しい話を聞きたい素振りを見せるが、廊下で話すのはよくないと考えたのか、場所移動することと、グランデ公爵を内密に呼ぶように指示を出す。
私は防御魔法をドーム型から楕円型に変え、彼らの体を全部防御壁内に閉じ込め移動できる状態にする。
するとくしゃみと目の痛みが消えたのか防御壁の中にいる人たちが、防御壁を叩きまくっているし、喚いているようだが無視をする。
いったいどういうことだ?
シエルが距離のあるところから投げると、効果の時間は短くなると言っていたが、ここは王城の内部で天井もあり、距離はかなり近いところから投げられたはずだ。
なら1時間くらいはあの状態が続くはず?
それとも私の魔法、防御壁が特殊になってしまったのだろうか?
あとミニョンがこの近くで飴玉もどきを投げたのだろうが、なんで飴玉もどきを持っているのかとか考えることが増えていく。
とにかく現状のことが片付いてから考えよう。
「誰か風魔法で、この楕円型の防御壁の移動を頼めませんか?」
宰相閣下と騎士たちは、楕円型の防御壁を見つめていて反応がない。
「運べないなら、これを球状に変えて転がしていくしかないのだけれど・・・・」
私が防御壁を球状に変形しようと片手を防御壁に向ける。
「私が出来ます!!」
「私も手伝います!!」
2人の騎士が名乗りを上げ、移動できた。
移動した部屋で試しに防御魔法を解除すると、彼らは先ほどの症状に逆戻りする。
「リーンハルト君、どういうことだね」
宰相閣下が私に詰め寄ってきたところに、グランデ公爵が部屋に入ってきて、状況を見て厳しい顔つきになった。
私はグランデ公爵に、我が国の令嬢が度数の高いお酒が入ったジュースを飲まされて、軽度のアルコール中毒になったこと。
その犯人と思われる人物がこの中にいて、どうやら一緒にいる子息たちの仲間と思われることを説明した。
「証拠があってのことだろうね」
グランデ公爵は表情を変えずに尋ねてくるが、口調はきつめだ。
だから私はフローリアが飲むはずだったジュースを、我が国の令嬢が飲んだ可能性があること。
そしてフローリアはこの件だけでなく、別の場所でも襲われそうになったことも話す。
「フローリアが今日王城で2回も狙われただと!」
グランデ公爵が怒りを必死に抑えながらも抑えきれないでいた。
「襲った者たちはすでに捕まえています」
私は王城の護衛リーダーに視線を向ける。
「発言をお許し下さい。私は王城の警備を任されております。正確にはフローリア嬢と一緒にいた2名の令嬢の計3名が襲われそうになったのですが、まだ特定できておりません」
「リーンハルト君、なぜフローリア嬢が狙われたと断言できるのだね」
宰相閣下も話に加わってきた。
「私はフローリアに2つの物を持たせていました」
一つ目は襲ってくる者がいたら、防御壁を発動する魔道具。
2つ目は危害を加えようとしている、または悪だくみを考え近づく者に反応する薬のような物。
本当は3つだが、説明が面倒だから省略した。
「今の彼らの症状はその反応そのものなのです」
私の発言に公爵をはじめ、この部屋にいた者たちが驚愕の表情を見せた。
「私は何もしていないよ。それは同行していたあなたの部下が証明してくれる」
私が何かしたと疑っているのかと思い、無実を訴えた。
足音が聞こえる方に顔を向けると、宰相閣下が急いでこちらに来ていて私の側まで来る。
「リーンハルト君、私は君に頼むとは言ったが、やり過ぎだろう」
宰相閣下まで私が派手に動いていると思っているのか!
「私は何もしていません。なぜか危ないことに遭遇しているだけです!」
「ではなぜミニョン殿が暗躍しているのだ」
「ミニョンが王城にいたことに、私も驚いているのです」
私がアトレがいないためミニョンを問い詰めることが出来ないことと、ミニョンが現在行方不明だとも伝えると、宰相閣下がこめかみを押さえる仕草をした。
「宰相閣下、私は襲われた場合を考え防御の準備はしていましたが、こちらからの攻撃や誘い出しはまったくやっていません」
私は無実だと強く訴えた。
私の目を見ていた宰相閣下が小さくため息をつく。
「わかった。ここで倒れている者たちを運ぶから防御壁を解除してくれないか?」
私は言われた通り解除をすると、なぜか倒れていた人たちがみんな意識を取り戻す。
宰相閣下と護衛騎士たちが一斉に私を見る。
「何もしていません。ただ解除しただけです!」
なんで私が疑いを持たれないといけないのさ。
「ここはどこだ」
「いったい何が起こったのだ」
倒れていた人たちが立ち上がりながら私たちを見る。
護衛騎士の一人が彼らに状況を説明する。
「そうだ、私たちはこの者たちに襲われたのだ!」
リアの因縁相手その1の眼鏡君ことハモンド様が、急にパーティー会場の制服を着ている者たちを指差した。
「いいえ、私たちが逆に脅されていたのです」
制服を着ている一人が声をあげた。
「ソレイユ帝国の貴族である我々に罪を擦り付けるとは、どういうことかわかっているだろうな」
リアの因縁相手その2が虚勢を張って言い返していた。
お互いが違うと主張していたら、急に両方がくしゃみをし出し、目が痛いと訴えだした。
「えっ?!」私は思わず声が出た。
そして私は一瞬目をつぶって見開き、両方を防御壁に閉じ込める。
「リーンハルト君!」
「リーンハルト様!!」
宰相様と護衛リーダーが詰め寄ってきた。
「この人たち、おそらく仲間割れの可能性が高いです。あと1時間程度はこの状態が続くはずです。内密にグランデ公爵をお呼びになってはいかがでしょうか?」
私の提案に宰相閣下は詳しい話を聞きたい素振りを見せるが、廊下で話すのはよくないと考えたのか、場所移動することと、グランデ公爵を内密に呼ぶように指示を出す。
私は防御魔法をドーム型から楕円型に変え、彼らの体を全部防御壁内に閉じ込め移動できる状態にする。
するとくしゃみと目の痛みが消えたのか防御壁の中にいる人たちが、防御壁を叩きまくっているし、喚いているようだが無視をする。
いったいどういうことだ?
シエルが距離のあるところから投げると、効果の時間は短くなると言っていたが、ここは王城の内部で天井もあり、距離はかなり近いところから投げられたはずだ。
なら1時間くらいはあの状態が続くはず?
それとも私の魔法、防御壁が特殊になってしまったのだろうか?
あとミニョンがこの近くで飴玉もどきを投げたのだろうが、なんで飴玉もどきを持っているのかとか考えることが増えていく。
とにかく現状のことが片付いてから考えよう。
「誰か風魔法で、この楕円型の防御壁の移動を頼めませんか?」
宰相閣下と騎士たちは、楕円型の防御壁を見つめていて反応がない。
「運べないなら、これを球状に変えて転がしていくしかないのだけれど・・・・」
私が防御壁を球状に変形しようと片手を防御壁に向ける。
「私が出来ます!!」
「私も手伝います!!」
2人の騎士が名乗りを上げ、移動できた。
移動した部屋で試しに防御魔法を解除すると、彼らは先ほどの症状に逆戻りする。
「リーンハルト君、どういうことだね」
宰相閣下が私に詰め寄ってきたところに、グランデ公爵が部屋に入ってきて、状況を見て厳しい顔つきになった。
私はグランデ公爵に、我が国の令嬢が度数の高いお酒が入ったジュースを飲まされて、軽度のアルコール中毒になったこと。
その犯人と思われる人物がこの中にいて、どうやら一緒にいる子息たちの仲間と思われることを説明した。
「証拠があってのことだろうね」
グランデ公爵は表情を変えずに尋ねてくるが、口調はきつめだ。
だから私はフローリアが飲むはずだったジュースを、我が国の令嬢が飲んだ可能性があること。
そしてフローリアはこの件だけでなく、別の場所でも襲われそうになったことも話す。
「フローリアが今日王城で2回も狙われただと!」
グランデ公爵が怒りを必死に抑えながらも抑えきれないでいた。
「襲った者たちはすでに捕まえています」
私は王城の護衛リーダーに視線を向ける。
「発言をお許し下さい。私は王城の警備を任されております。正確にはフローリア嬢と一緒にいた2名の令嬢の計3名が襲われそうになったのですが、まだ特定できておりません」
「リーンハルト君、なぜフローリア嬢が狙われたと断言できるのだね」
宰相閣下も話に加わってきた。
「私はフローリアに2つの物を持たせていました」
一つ目は襲ってくる者がいたら、防御壁を発動する魔道具。
2つ目は危害を加えようとしている、または悪だくみを考え近づく者に反応する薬のような物。
本当は3つだが、説明が面倒だから省略した。
「今の彼らの症状はその反応そのものなのです」
私の発言に公爵をはじめ、この部屋にいた者たちが驚愕の表情を見せた。
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作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
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