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【リーンハルト:11歳】
第542話 仕掛けてはいません
「なんてものをフローリアに持たせているのだ!とにかくわかった。彼らの尋問は私に任せたいということで間違いないな」
「公爵、我々も内密に終わらせたい。しかし尋問には我が国の者の同席を希望します」
グランデ公爵と宰相閣下が、お互い納得いく落としどころを決められたようで話し合いは終わった。
グランデ公爵たちに話した内容と、本当のことはちょっと違うが、これ以上大ごとにしないためにも誤魔化すしかない!!
グランデ公爵が極秘で彼らを運びたいと、護衛騎士に移動方法を確認している。
私は手伝いを申し出て、楕円型の防御壁に彼らを閉じ込め、騎士の風魔法で誰にも見られないルートで移動した。
「これが我が国の王女を閉じ込めた時の・・・・」
私はグランデ公爵のつぶやきは聞こえなかったことにした。
無事に移動できたため、私はパーティー会場に戻ると、同行している護衛に声をかける。
「申し訳ありません。賊を縛った魔法の解除と、そのあとは宰相室へと指示を受けております」
明日の呼び出しだと思ったが、これからかぁー。
「わかった。話し合いが長くなりそうだから、私の同伴者に話をしておきたい。一度パーティー会場に戻らせてほしい」
「ではパーティー会場へ参りましょう」
パーティー会場でラファエルにリアと一緒に帰るように頼み、そのあと捕まえた賊にかけた手錠もどきと足かせもどきを解除する場所に向かう。
そこには王城の魔法師団長と副団長が待ち構えていて、いっきに解除ではなく、数人ずつの解除を希望される。
理由は騎士たちが縛り直しをする際に逃げられたらいけないと言うが、2人は騎士たちを監視せずに、楽しげに私の魔法の検証をしているようにしか見えなかった。
「あと口の中に詰め込んだ物の見本をくれないだろうか?」
魔法師団長に反論する気は失せたので素直に作って渡すと、指で圧力を加え始める。
「すごい、かなりの力を加えているのに壊れない。しかも自由自在に形を変えられるとは!!」
「宰相閣下に呼ばれていますので、失礼します」
私は興奮している魔法師団長に質問攻めにあう前に逃げた。
宰相室には、宰相閣下と、護衛リーダーの2人だけだった。
「リーンハルト君、ここにいるホーガン卿から報告は受けたが、君からも話を聞きたい」
宰相閣下から私が話を端折らないように先回りされた。
私はエイダン殿下を探して庭に出たところから話をする。
「うむ、ホーガン卿との話とも合う。しかしリーンハルト君、本当になにも仕掛けていないのだろうね」
宰相閣下がしつこく聞いてきた。
「信じてください。私は防御できるような対策はしましたが、私から仕掛けてはいません」
「ミニョン殿のことは?」
「ミニョンはフローリアとクロンデール公爵家にいました。本人に確認しないとわかりませんが、フローリアを守りたくて自発的に行動したのだと思います」
「フローリア嬢に持たせていた危害をくわえようと考え、側にきた者に反応する薬のような物は、なぜフローリア嬢がいなくなってから発動したのかね」
やっぱりそこを突いてきたか。
「私も自信がないのですが、私の防御魔法のせいではないかと思われます」
宰相閣下はハモンド様たちが私の魔法で作った防御壁にいた時と、解除した時の様子を知っているから、しぶしぶという感じで納得してくれたようだった。
ミニョンに詳細を聞いて、明日報告に来ることを約束させられ、解放されそうになっていたとき、廊下で走る足音と共に宰相室の前が騒がしくなる。
宰相閣下の返事で入室してきたのは、真っ青な顔をしたエイダン殿下の侍従だった。
「宰相様、エイダン殿下が強力な媚薬を盛られたようなのです。私が所持していたポーションでは効かないのです。極秘で医者の手配をお願いします!!」
なんて日だ。まさか用意した物を全部使う羽目になるとは!
宰相閣下が、指示を出そうとしているのを私は止める。
「このポーションを使ってください」
リアが私に持っているようにと返してきたポーションを宰相閣下に渡した。
「これは強力な媚薬でも解毒できるといわれている品で、出所は保証します」
「いったい・・・・話はあとだ。リーンハルト君、エイダン殿下の侍従と一緒に行ってきたまえ」
私は、エイダン殿下の侍従と護衛リーダーのホーガン卿とともにエイダン殿下のもとへ行き、ポーションを飲ませ、容態が安定したところで宰相室へ戻った。
「詳細は明日聞こう」
私の顔を見てすぐに宰相閣下が疲れた声でいい、私を解放してくれたが、私の方が疲れたと言いたい。
「公爵、我々も内密に終わらせたい。しかし尋問には我が国の者の同席を希望します」
グランデ公爵と宰相閣下が、お互い納得いく落としどころを決められたようで話し合いは終わった。
グランデ公爵たちに話した内容と、本当のことはちょっと違うが、これ以上大ごとにしないためにも誤魔化すしかない!!
グランデ公爵が極秘で彼らを運びたいと、護衛騎士に移動方法を確認している。
私は手伝いを申し出て、楕円型の防御壁に彼らを閉じ込め、騎士の風魔法で誰にも見られないルートで移動した。
「これが我が国の王女を閉じ込めた時の・・・・」
私はグランデ公爵のつぶやきは聞こえなかったことにした。
無事に移動できたため、私はパーティー会場に戻ると、同行している護衛に声をかける。
「申し訳ありません。賊を縛った魔法の解除と、そのあとは宰相室へと指示を受けております」
明日の呼び出しだと思ったが、これからかぁー。
「わかった。話し合いが長くなりそうだから、私の同伴者に話をしておきたい。一度パーティー会場に戻らせてほしい」
「ではパーティー会場へ参りましょう」
パーティー会場でラファエルにリアと一緒に帰るように頼み、そのあと捕まえた賊にかけた手錠もどきと足かせもどきを解除する場所に向かう。
そこには王城の魔法師団長と副団長が待ち構えていて、いっきに解除ではなく、数人ずつの解除を希望される。
理由は騎士たちが縛り直しをする際に逃げられたらいけないと言うが、2人は騎士たちを監視せずに、楽しげに私の魔法の検証をしているようにしか見えなかった。
「あと口の中に詰め込んだ物の見本をくれないだろうか?」
魔法師団長に反論する気は失せたので素直に作って渡すと、指で圧力を加え始める。
「すごい、かなりの力を加えているのに壊れない。しかも自由自在に形を変えられるとは!!」
「宰相閣下に呼ばれていますので、失礼します」
私は興奮している魔法師団長に質問攻めにあう前に逃げた。
宰相室には、宰相閣下と、護衛リーダーの2人だけだった。
「リーンハルト君、ここにいるホーガン卿から報告は受けたが、君からも話を聞きたい」
宰相閣下から私が話を端折らないように先回りされた。
私はエイダン殿下を探して庭に出たところから話をする。
「うむ、ホーガン卿との話とも合う。しかしリーンハルト君、本当になにも仕掛けていないのだろうね」
宰相閣下がしつこく聞いてきた。
「信じてください。私は防御できるような対策はしましたが、私から仕掛けてはいません」
「ミニョン殿のことは?」
「ミニョンはフローリアとクロンデール公爵家にいました。本人に確認しないとわかりませんが、フローリアを守りたくて自発的に行動したのだと思います」
「フローリア嬢に持たせていた危害をくわえようと考え、側にきた者に反応する薬のような物は、なぜフローリア嬢がいなくなってから発動したのかね」
やっぱりそこを突いてきたか。
「私も自信がないのですが、私の防御魔法のせいではないかと思われます」
宰相閣下はハモンド様たちが私の魔法で作った防御壁にいた時と、解除した時の様子を知っているから、しぶしぶという感じで納得してくれたようだった。
ミニョンに詳細を聞いて、明日報告に来ることを約束させられ、解放されそうになっていたとき、廊下で走る足音と共に宰相室の前が騒がしくなる。
宰相閣下の返事で入室してきたのは、真っ青な顔をしたエイダン殿下の侍従だった。
「宰相様、エイダン殿下が強力な媚薬を盛られたようなのです。私が所持していたポーションでは効かないのです。極秘で医者の手配をお願いします!!」
なんて日だ。まさか用意した物を全部使う羽目になるとは!
宰相閣下が、指示を出そうとしているのを私は止める。
「このポーションを使ってください」
リアが私に持っているようにと返してきたポーションを宰相閣下に渡した。
「これは強力な媚薬でも解毒できるといわれている品で、出所は保証します」
「いったい・・・・話はあとだ。リーンハルト君、エイダン殿下の侍従と一緒に行ってきたまえ」
私は、エイダン殿下の侍従と護衛リーダーのホーガン卿とともにエイダン殿下のもとへ行き、ポーションを飲ませ、容態が安定したところで宰相室へ戻った。
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