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【リーンハルト:10歳】
第319話 活躍したいのよ
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ティルは時々私たちがついて来ているか確認しながら飛んでいる。
「リーンハルト様の感が当たったようですね」
「まだ、確定ではないけれど、何かあるのだろう」
向かった場所は鍛冶工房があつまった地区の端の方にある建物だった。
「鍛冶工房地区なら、冒険者や材料を運んだ商人たちが出入りするので、この街の人間でなくても気にする人間は少ないです」
「まずは出入り人の確認と、建物の所有者の確認を」
私の肩に戻ってきたティルに「確認しないと動けないから、もうしばらく待って」
話が通じたのか大人しいままだ。
2人の騎士が調べに周り、私たちは屋敷に戻る。
騎士たちの調査結果を待とう。
屋敷に戻るとティルを連れた私を見たヘンリーが「旦那様たちが書斎へ来るようにとおっしゃられています」と書斎へ連行された。
「その子が連絡あったティルか」
「そうです」
ティルに連れられていった場所が鍛冶工房地区の端だったこと、騎士2名が確認していると話した。
「初めてみるが愛嬌ある子だな」
オカメインコだしねと心の中で思っていたら、膝に急に重みを感じた。
「重い」と呟くと顔の目の前にルアンの顔のドアップが不意に現れる。
「うわぁー、ルアン。ドアップはやめてって言っているよね」とソファーに仰け反る。
「ルアンが重いとは失礼なと言っている」
アトレの通訳だ。
「何もないところに急に膝に重みを感じたのだから普通よりももっと重たく感じるんだよ」
「ヴィオに言われたことはない。ヴィオに言いつけるぞ」
ヴィオとは母上のことだ。
「悪かったよ。それより何か用事があるの?」
「偵察なら自分たちがする」
「建物に侵入するということ?」
「そう。ルチアと一緒にやる」
「前回は上手くいったけれど、今回上手くいくとは限らないよ」
「私たちがやった方が早い、だから連れていけ」
父上もルアンに危ないぞと言うがルチアを鍛えるには丁度いいといっている。
母上がルチアと一緒に部屋に入ってきたので話すと「ルアンがやると言っているだから任せたらいいじゃない」とあっさりと了承が出てしまった。
「ルアンも活躍できるときはしたいのよ」
家の紋章入りの馬車だと目立つから、違う馬車に乗って目的地へ向う。
「ルアンにルチア。危ないと感じたらすぐに撤収してくるのだよ」と言って送り出す。
ドアも開かないのにどうやって侵入するのだろうか。
カイル隊長が馬車に乗ってきて、捜査していた騎士たちからの報告を聞くと、建物は領内でも大きな商会の持ち物で商人と護衛と思われる冒険者が滞在している。
なんでもエミニーラに買付に行っている同僚を待っているから同僚も泊まれる建物を一時的に借りていると周囲には話しているそうだ。
商会からの紹介状も持っていたとのこと。
護衛の冒険者にしてはガラが悪いと言っていたそうだ。
もしかしてエミニーラでも誘拐してくるってこと?
「もしかしたら大掛かりな捕り物になるかもしれませんね」
「建物を貸している商会に怪しい噂はあるの?」
「いえ、ありません」
ルアンとルチアを待つしかないな。
1時間ほどして馬車を叩く音がする。
「ルアンたちが戻ってきたみたい」
アトレが言うのでカイル隊長がドアを開けるが姿が消えていてわからない。
「ルアン、ルチア」と言うとカイル隊長の隣に姿を現した。
カイル隊長は驚いただろうが無表情でドアを閉める。
アトレの通訳によると、一人の女性が部屋に閉じ込められている。
ただし縛られたり、怪我をしているとかはないそうだ。
「他の部屋には同じような人いなかった?」
いないらしい。
一人が女に手を出すなよ、出したら今回の報酬はゼロになるからなと言っていたとのこと。
「建物の中にいる人数は?」
6人だそうだ。
「カイル隊長どうする?」
「エミニーラに行っている同僚と言うのは噓のような気がしますから、捕まえた方がよさそうです」
「では、行きますか」
「リーンハルト様も行かれるので?」
「みんなの最後に入いるよ。女性が弱っていたら回復魔法を使った方がいいよね」
「しかし・・・・」
「アトレたちもいるから大丈夫」
「わかりました。くれぐれも無茶はしないでくださいね」
「リーンハルト様の感が当たったようですね」
「まだ、確定ではないけれど、何かあるのだろう」
向かった場所は鍛冶工房があつまった地区の端の方にある建物だった。
「鍛冶工房地区なら、冒険者や材料を運んだ商人たちが出入りするので、この街の人間でなくても気にする人間は少ないです」
「まずは出入り人の確認と、建物の所有者の確認を」
私の肩に戻ってきたティルに「確認しないと動けないから、もうしばらく待って」
話が通じたのか大人しいままだ。
2人の騎士が調べに周り、私たちは屋敷に戻る。
騎士たちの調査結果を待とう。
屋敷に戻るとティルを連れた私を見たヘンリーが「旦那様たちが書斎へ来るようにとおっしゃられています」と書斎へ連行された。
「その子が連絡あったティルか」
「そうです」
ティルに連れられていった場所が鍛冶工房地区の端だったこと、騎士2名が確認していると話した。
「初めてみるが愛嬌ある子だな」
オカメインコだしねと心の中で思っていたら、膝に急に重みを感じた。
「重い」と呟くと顔の目の前にルアンの顔のドアップが不意に現れる。
「うわぁー、ルアン。ドアップはやめてって言っているよね」とソファーに仰け反る。
「ルアンが重いとは失礼なと言っている」
アトレの通訳だ。
「何もないところに急に膝に重みを感じたのだから普通よりももっと重たく感じるんだよ」
「ヴィオに言われたことはない。ヴィオに言いつけるぞ」
ヴィオとは母上のことだ。
「悪かったよ。それより何か用事があるの?」
「偵察なら自分たちがする」
「建物に侵入するということ?」
「そう。ルチアと一緒にやる」
「前回は上手くいったけれど、今回上手くいくとは限らないよ」
「私たちがやった方が早い、だから連れていけ」
父上もルアンに危ないぞと言うがルチアを鍛えるには丁度いいといっている。
母上がルチアと一緒に部屋に入ってきたので話すと「ルアンがやると言っているだから任せたらいいじゃない」とあっさりと了承が出てしまった。
「ルアンも活躍できるときはしたいのよ」
家の紋章入りの馬車だと目立つから、違う馬車に乗って目的地へ向う。
「ルアンにルチア。危ないと感じたらすぐに撤収してくるのだよ」と言って送り出す。
ドアも開かないのにどうやって侵入するのだろうか。
カイル隊長が馬車に乗ってきて、捜査していた騎士たちからの報告を聞くと、建物は領内でも大きな商会の持ち物で商人と護衛と思われる冒険者が滞在している。
なんでもエミニーラに買付に行っている同僚を待っているから同僚も泊まれる建物を一時的に借りていると周囲には話しているそうだ。
商会からの紹介状も持っていたとのこと。
護衛の冒険者にしてはガラが悪いと言っていたそうだ。
もしかしてエミニーラでも誘拐してくるってこと?
「もしかしたら大掛かりな捕り物になるかもしれませんね」
「建物を貸している商会に怪しい噂はあるの?」
「いえ、ありません」
ルアンとルチアを待つしかないな。
1時間ほどして馬車を叩く音がする。
「ルアンたちが戻ってきたみたい」
アトレが言うのでカイル隊長がドアを開けるが姿が消えていてわからない。
「ルアン、ルチア」と言うとカイル隊長の隣に姿を現した。
カイル隊長は驚いただろうが無表情でドアを閉める。
アトレの通訳によると、一人の女性が部屋に閉じ込められている。
ただし縛られたり、怪我をしているとかはないそうだ。
「他の部屋には同じような人いなかった?」
いないらしい。
一人が女に手を出すなよ、出したら今回の報酬はゼロになるからなと言っていたとのこと。
「建物の中にいる人数は?」
6人だそうだ。
「カイル隊長どうする?」
「エミニーラに行っている同僚と言うのは噓のような気がしますから、捕まえた方がよさそうです」
「では、行きますか」
「リーンハルト様も行かれるので?」
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「しかし・・・・」
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