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【リーンハルト:10歳】
第366話 同類です
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カナルと黄金の翼は、このままエドガーと一緒にラクス村に行くそうだ。
壁掛けカレンダーをカナルとウィルさんはゲットしていた。
「ハルト、楽しかった。大判焼きにプチ麦料理にプチ麦のソフトパン、知らない料理が他所にはたくさんあるのだな」
「優勝チームにいたから壁掛けカレンダー、ゲットしたみたいだね」
「そうなんだ。家族が喜ぶと思う」とニコニコだ。
黄金の翼も
「今回は、本当にラッキーでした」
「冒険者ギルドにお礼言わないとね」
「美味しい料理が食べられるときは是非今後も護衛として呼んでください」
「アリー」
「リンカ、大判焼きにしろ、外れ料理なかったじゃない」
「そうだけれど・・・・」
「黄金の翼は我が家専属みたいに冒険者ギルドから認定されているし領都にいるときはお呼びがかかるのでは?」
「それでも、リーンハルト様にお願いしていると何かあった時に思い出してくれると思うので」
「アリー、よさないか。リーンハルト様申し訳ありません」
黄金の翼のリーダーのセーラムさんがアリーさんをたしなめる。
「いや、いいよ。アリーさんらしいから」
「それ、褒めてないですよね」
ジェラ兄様、アイザック兄様、ユベール兄様は馬を飛ばして屋敷に戻り、そのまま王都に行くため、サヴァイ村の入り口で別れた。
クリス兄様は学園を卒業したので1か月程ウエストランドで準備をしてから大公家に行くらしく、帰りも私たちと行動を一緒にしてくれた。
屋敷に戻り、ラジエルに壁掛けカレンダー92個をお祭りの優勝賞品として提供したことを話す。
「サヴァイ村のお祭りで使用した遊び道具とは何でしょうか」
壁掛けカレンダーについては何も言わない。
「えっと、騎士団で予行演習したときはラジエルいなかったのかな?」
「不在にしていまして、あとで聞きました」
「サヴァイ村から今回使った道具を買いたいと言われていてね、相談しようと思って」
「こちらもリーンハルト様のご友人たちからさっそく注文をいただいております」
また勝手に仕事を増やして・・・・とラジエルの心の声が聞こえる。
みんなが注文しているなんて知らないよ。
みんなどこで使うのだ?
フローリアがお祭りで使った道具を改良したいと言っていたから工房を紹介してほしいと伝えて早々に商会の事務所を出た。
「リーンハルト、そろばんが届いたわよー」
「「「そろばん?」」」
フローリアの声に反応したのはラファエル、ブリジット、ディアンヌだ。
ラファエル、ブリジット、ディアンヌにダミアン、ロゼッタ、ローザの政務官と私7人を前にフローリアが講義を始める。
そろばん講座だ。
そろばんは前世の物よりも長さが短くて右から5番目の列の玉が白色に塗られている。
ハウル工房に頼んだそうだが、よくそろばんの玉をそろえられたな。
「まずはそろばんの名称から説明します」
縦に5つの玉があり、上1つを五玉、下4つが一玉。五玉と一玉を隔てている部分が梁(はり)。
「一番右端から鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨になります」
白金貨の列が白色玉なのか。
「1鉄貨なら一番右の一玉を一つ上にあげて、3銅貨6鉄貨なら右から2番目の列の一玉を3つ上にあげて、6鉄貨なら一番右列5玉を下にさげ、一玉を1つあげる」
みんなここまでは理解したようだ。
「では実際に計算してみましょう。1鉄貨+2鉄貨+3鉄貨・・・・+10鉄貨はいくら」
「5銅貨5鉄貨」
「次、2銅貨3鉄貨+5銅貨4鉄貨+6銅貨7鉄貨はいくら」
「1銀貨4銅貨4鉄貨」
フローリアが問題を出しては答えていくを、繰り返すとコツをつかんだようだ。
「暗算だったが、間違いが減りそうだ」
「メモを取りながら計算していたのに、計算時間が短縮されそう」
「購入するよ」「「購入するわ」」
私とフローリアはラジエルに呼び出された。
テーブルには【そろばん】がある。
「私は聞いていないのですがねぇー」
前回は怒りをあらわにしていたのに、今回は冷静な低い声で言われると前回よりもさらに怖い。
「ラジエル、これは計算が楽になる道具だよ」
「そうよ。商会のみんなも覚えれば仕事がさらに効率化されるわ」
2人で必死に言い訳をする。
「商会でも試してみましたが計算が楽になると思います」
「そうだろう」「便利よね」と2人でラジエルの感想にほっとしながらうなずく。
「ですが試作する前に教えていただかないと対応が間に合いません」
「ごめん」「ごめんなさい」
ソファーで首を下げしゅんとする。
「フローリア様はリーンハルト様を止めてくださるストッパーだと思っていましたが、リーンハルト様と同類だったのですね」
溜息を思いっきりつかれた。
「ラジエル、納得できないわ。リーンハルトみたいに思い立ったらすぐ行動なんてしていないもの」
私と同類とみられることが嫌なようだ。
「いいえ、リーンハルト様の思い付きをすぐに理解して対応してしまうのですから同類です」
「はぁ、ラジエルって怒ると怖いのね」
政務官室に戻ってきてから机に寝そべった状態でフローリアが言う。
「私には厳しいけれど、他の人には紳士的だよ」
「リーンハルトがそれだけ迷惑かけているからよ。私は巻き込まれただけよ」
ここで言い合いしても無駄だから仕事をしよう。
壁掛けカレンダーをカナルとウィルさんはゲットしていた。
「ハルト、楽しかった。大判焼きにプチ麦料理にプチ麦のソフトパン、知らない料理が他所にはたくさんあるのだな」
「優勝チームにいたから壁掛けカレンダー、ゲットしたみたいだね」
「そうなんだ。家族が喜ぶと思う」とニコニコだ。
黄金の翼も
「今回は、本当にラッキーでした」
「冒険者ギルドにお礼言わないとね」
「美味しい料理が食べられるときは是非今後も護衛として呼んでください」
「アリー」
「リンカ、大判焼きにしろ、外れ料理なかったじゃない」
「そうだけれど・・・・」
「黄金の翼は我が家専属みたいに冒険者ギルドから認定されているし領都にいるときはお呼びがかかるのでは?」
「それでも、リーンハルト様にお願いしていると何かあった時に思い出してくれると思うので」
「アリー、よさないか。リーンハルト様申し訳ありません」
黄金の翼のリーダーのセーラムさんがアリーさんをたしなめる。
「いや、いいよ。アリーさんらしいから」
「それ、褒めてないですよね」
ジェラ兄様、アイザック兄様、ユベール兄様は馬を飛ばして屋敷に戻り、そのまま王都に行くため、サヴァイ村の入り口で別れた。
クリス兄様は学園を卒業したので1か月程ウエストランドで準備をしてから大公家に行くらしく、帰りも私たちと行動を一緒にしてくれた。
屋敷に戻り、ラジエルに壁掛けカレンダー92個をお祭りの優勝賞品として提供したことを話す。
「サヴァイ村のお祭りで使用した遊び道具とは何でしょうか」
壁掛けカレンダーについては何も言わない。
「えっと、騎士団で予行演習したときはラジエルいなかったのかな?」
「不在にしていまして、あとで聞きました」
「サヴァイ村から今回使った道具を買いたいと言われていてね、相談しようと思って」
「こちらもリーンハルト様のご友人たちからさっそく注文をいただいております」
また勝手に仕事を増やして・・・・とラジエルの心の声が聞こえる。
みんなが注文しているなんて知らないよ。
みんなどこで使うのだ?
フローリアがお祭りで使った道具を改良したいと言っていたから工房を紹介してほしいと伝えて早々に商会の事務所を出た。
「リーンハルト、そろばんが届いたわよー」
「「「そろばん?」」」
フローリアの声に反応したのはラファエル、ブリジット、ディアンヌだ。
ラファエル、ブリジット、ディアンヌにダミアン、ロゼッタ、ローザの政務官と私7人を前にフローリアが講義を始める。
そろばん講座だ。
そろばんは前世の物よりも長さが短くて右から5番目の列の玉が白色に塗られている。
ハウル工房に頼んだそうだが、よくそろばんの玉をそろえられたな。
「まずはそろばんの名称から説明します」
縦に5つの玉があり、上1つを五玉、下4つが一玉。五玉と一玉を隔てている部分が梁(はり)。
「一番右端から鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨になります」
白金貨の列が白色玉なのか。
「1鉄貨なら一番右の一玉を一つ上にあげて、3銅貨6鉄貨なら右から2番目の列の一玉を3つ上にあげて、6鉄貨なら一番右列5玉を下にさげ、一玉を1つあげる」
みんなここまでは理解したようだ。
「では実際に計算してみましょう。1鉄貨+2鉄貨+3鉄貨・・・・+10鉄貨はいくら」
「5銅貨5鉄貨」
「次、2銅貨3鉄貨+5銅貨4鉄貨+6銅貨7鉄貨はいくら」
「1銀貨4銅貨4鉄貨」
フローリアが問題を出しては答えていくを、繰り返すとコツをつかんだようだ。
「暗算だったが、間違いが減りそうだ」
「メモを取りながら計算していたのに、計算時間が短縮されそう」
「購入するよ」「「購入するわ」」
私とフローリアはラジエルに呼び出された。
テーブルには【そろばん】がある。
「私は聞いていないのですがねぇー」
前回は怒りをあらわにしていたのに、今回は冷静な低い声で言われると前回よりもさらに怖い。
「ラジエル、これは計算が楽になる道具だよ」
「そうよ。商会のみんなも覚えれば仕事がさらに効率化されるわ」
2人で必死に言い訳をする。
「商会でも試してみましたが計算が楽になると思います」
「そうだろう」「便利よね」と2人でラジエルの感想にほっとしながらうなずく。
「ですが試作する前に教えていただかないと対応が間に合いません」
「ごめん」「ごめんなさい」
ソファーで首を下げしゅんとする。
「フローリア様はリーンハルト様を止めてくださるストッパーだと思っていましたが、リーンハルト様と同類だったのですね」
溜息を思いっきりつかれた。
「ラジエル、納得できないわ。リーンハルトみたいに思い立ったらすぐ行動なんてしていないもの」
私と同類とみられることが嫌なようだ。
「いいえ、リーンハルト様の思い付きをすぐに理解して対応してしまうのですから同類です」
「はぁ、ラジエルって怒ると怖いのね」
政務官室に戻ってきてから机に寝そべった状態でフローリアが言う。
「私には厳しいけれど、他の人には紳士的だよ」
「リーンハルトがそれだけ迷惑かけているからよ。私は巻き込まれただけよ」
ここで言い合いしても無駄だから仕事をしよう。
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