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【リーンハルト:10歳】
第385話 サウスコートに寄り道(前編)
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いつもお読みいただきありがとうございます。
次の投稿は今日の午後の予定です。
よろしくお願いいたします。
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ダヴィト叔父上は展覧会責任者を辞任した。
展覧会の政務官にも一部入れ替えがあったようだ。
約束どおりノーストレイドの新規受注停止は解除した。
もっと早く解除できると思ったけれど、1か月近くかかったのは王家側が引き留めていたのだろうと思う。
ダヴィト叔父上たちが王都に戻るとすぐに宰相閣下から詫びの手紙が来たが無視した。
やっとこちらが本気で怒っていると認識したのだと思う。
「ラジエルがマクナガン男爵家を継ぐ?」
次男さんはどうした?
なんでも政務官として次男さんはダヴィト叔父上たちと一緒にきていて、私の不興をかったから後を継げなくなったとダヴィト叔父上に言ったらしい。
ちょっと待って、私何も言ってないよ。
しかも次男さんがいたことも知らなかったよ。
ラジエルに訴えると続きがあると教えてくれた。
王家がそのことを知って私が本気で怒っていると認識し、ダヴィト叔父上の辞任受理と次男さんと一部の政務官の人事異動があったそうだ。
「どうして・・・・」
「兄の奥さんは王都から出たことがありません。ウエストランドに移住することに難色を示していました」
知り合いがいないところに行くことも、実家がある王都を離れることも不安だったのではないかと。
「だからって男爵家を継ぐのを棒に振ったの?」
「次男で元は男爵家を継がない立場でしたし、ウエストランドとノーストレイドに恩が売れるからと・・・・」
言いにくそうにラジエルが教えてくれた。
「それでもメリットよりもデメリットのほうが大きいでしょ」
それに私がとっても怖い人間だと思われるではないか。
それだけではなく、お馬鹿政務官の親は、展覧会の政務官にお馬鹿をねじ込み、ウエストランドへ行くことをゴリ押しした首謀者でもあり、ダヴィト叔父上を引きずり降ろして自分が采配を振りたかったようだ。
展覧会に関与したい商会から賄賂を貰っていたことも発覚して責任を取り、長男に爵位を譲り隠居。
また保有していた爵位を継いだ長男からノーストレイドが買い取り、王家承諾のもとマクナガン家の次男さんに男爵位を授けるようだ。
「いいの?そんなことして?」
「王家側の誠意ではないですか。兄もびっくりしておりました」
「どこに対して?」
「ウエストランドへ、でしょうか?」
私から王家が約束を破ったと宣言しているからか。責任は王家にあると認めたということ。
いや、お馬鹿政務官とその親も問題があったから私を理由に片付けたという方がしっくりくる。
おまけにお金は全く出していない、ただ承認だけだ。
やっぱり転んでもただでは起きない、王家はしたたかだ。
でもそうでなくては国を収められないのも理解する。
自分としては最低限の付き合いで十分だし、面倒ごとに首を突っ込む必要もない。
しかしノーストレイドにはフォローしないといけない。
親しい付き合いが断絶することは避けたい。
ことが大きくなりすぎて浅はかだったと思う。
貴族としての攻防のさじ加減は難しいな。
クリス兄様の領地へ行く前にフローリアの頼みでサウスコートへ来ている。
新鮮な海鮮が食べたいらしい。
お祖母様もキャロライン様と会えたのでうれしそうだ。
「リーンハルト様、聞いたわよ。大人顔負けの対応すごいわね」
「褒められないわよ」
お祖母様の言う通りです。
浅はかすぎました。
「ノーストレイドへの新規注文停止。国内に瞬く間に広がったわ」
「停止はもう解除しています」
「くすっ、からかってごめんなさいね。王家には大打撃でしょうね」
「どうしてですか?」
「ウエストランドと仲が良い貴族が王家と距離を置くことになった。仲介者がいなくなったのよ」
「クリス兄様を使ってくるのではないですか」
「リーンハルト様との関係がさらに悪化するから悪手でしょう。王女も求心力が下がっているから今は使わないと思うわ」
私が不思議そうな顔をしたからか教えてくれた。
本来ならクリス兄様がウエストランドの後継者なのに大公家に養子に入り王女と結婚する。
王家としてはクリス兄様を王家側に引き込めばウエストランドから利益はさらに得られる。
さらにウエストランドの力も削ぐことができるし、王女の願いもかなえられるから認めた婚約だ。
公女の婚姻も他国との友好関係維持に役だつ。
だけどクリス兄様を狙っていた貴族の子女や親、あと王女や公女の婿を狙っていた貴族からからは総スカンらしい。
王家は国内貴族を大事にしていないと不満が出ているようだ。
皇太子殿下の婚約者はソレイユ帝国の公爵令嬢。
王女と大公殿下の公女は婿を貰うはずと高位貴族の次男、3男がいるところは狙うか。
公女が他国との関係強化で嫁ぐことが決まったから王女の婿を狙った水面下の争いは激しかったのかもしれない。
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ダヴィト叔父上は展覧会責任者を辞任した。
展覧会の政務官にも一部入れ替えがあったようだ。
約束どおりノーストレイドの新規受注停止は解除した。
もっと早く解除できると思ったけれど、1か月近くかかったのは王家側が引き留めていたのだろうと思う。
ダヴィト叔父上たちが王都に戻るとすぐに宰相閣下から詫びの手紙が来たが無視した。
やっとこちらが本気で怒っていると認識したのだと思う。
「ラジエルがマクナガン男爵家を継ぐ?」
次男さんはどうした?
なんでも政務官として次男さんはダヴィト叔父上たちと一緒にきていて、私の不興をかったから後を継げなくなったとダヴィト叔父上に言ったらしい。
ちょっと待って、私何も言ってないよ。
しかも次男さんがいたことも知らなかったよ。
ラジエルに訴えると続きがあると教えてくれた。
王家がそのことを知って私が本気で怒っていると認識し、ダヴィト叔父上の辞任受理と次男さんと一部の政務官の人事異動があったそうだ。
「どうして・・・・」
「兄の奥さんは王都から出たことがありません。ウエストランドに移住することに難色を示していました」
知り合いがいないところに行くことも、実家がある王都を離れることも不安だったのではないかと。
「だからって男爵家を継ぐのを棒に振ったの?」
「次男で元は男爵家を継がない立場でしたし、ウエストランドとノーストレイドに恩が売れるからと・・・・」
言いにくそうにラジエルが教えてくれた。
「それでもメリットよりもデメリットのほうが大きいでしょ」
それに私がとっても怖い人間だと思われるではないか。
それだけではなく、お馬鹿政務官の親は、展覧会の政務官にお馬鹿をねじ込み、ウエストランドへ行くことをゴリ押しした首謀者でもあり、ダヴィト叔父上を引きずり降ろして自分が采配を振りたかったようだ。
展覧会に関与したい商会から賄賂を貰っていたことも発覚して責任を取り、長男に爵位を譲り隠居。
また保有していた爵位を継いだ長男からノーストレイドが買い取り、王家承諾のもとマクナガン家の次男さんに男爵位を授けるようだ。
「いいの?そんなことして?」
「王家側の誠意ではないですか。兄もびっくりしておりました」
「どこに対して?」
「ウエストランドへ、でしょうか?」
私から王家が約束を破ったと宣言しているからか。責任は王家にあると認めたということ。
いや、お馬鹿政務官とその親も問題があったから私を理由に片付けたという方がしっくりくる。
おまけにお金は全く出していない、ただ承認だけだ。
やっぱり転んでもただでは起きない、王家はしたたかだ。
でもそうでなくては国を収められないのも理解する。
自分としては最低限の付き合いで十分だし、面倒ごとに首を突っ込む必要もない。
しかしノーストレイドにはフォローしないといけない。
親しい付き合いが断絶することは避けたい。
ことが大きくなりすぎて浅はかだったと思う。
貴族としての攻防のさじ加減は難しいな。
クリス兄様の領地へ行く前にフローリアの頼みでサウスコートへ来ている。
新鮮な海鮮が食べたいらしい。
お祖母様もキャロライン様と会えたのでうれしそうだ。
「リーンハルト様、聞いたわよ。大人顔負けの対応すごいわね」
「褒められないわよ」
お祖母様の言う通りです。
浅はかすぎました。
「ノーストレイドへの新規注文停止。国内に瞬く間に広がったわ」
「停止はもう解除しています」
「くすっ、からかってごめんなさいね。王家には大打撃でしょうね」
「どうしてですか?」
「ウエストランドと仲が良い貴族が王家と距離を置くことになった。仲介者がいなくなったのよ」
「クリス兄様を使ってくるのではないですか」
「リーンハルト様との関係がさらに悪化するから悪手でしょう。王女も求心力が下がっているから今は使わないと思うわ」
私が不思議そうな顔をしたからか教えてくれた。
本来ならクリス兄様がウエストランドの後継者なのに大公家に養子に入り王女と結婚する。
王家としてはクリス兄様を王家側に引き込めばウエストランドから利益はさらに得られる。
さらにウエストランドの力も削ぐことができるし、王女の願いもかなえられるから認めた婚約だ。
公女の婚姻も他国との友好関係維持に役だつ。
だけどクリス兄様を狙っていた貴族の子女や親、あと王女や公女の婿を狙っていた貴族からからは総スカンらしい。
王家は国内貴族を大事にしていないと不満が出ているようだ。
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