388 / 468
【リーンハルト:11歳】
第457話 原因は私だから・・・
しおりを挟む
事の顛末って、何か私が知らない大変なことが起こったのか?
両親もダヴィト伯父上も何も言ってこないし、小言もないから私のせいではないと思うのですが・・・・。
「リーンハルト、悪かったな。ただ君とは時間を割いて話したかったのは事実だ」
「いえ、私も王族の方が座られる椅子がありましたので、どなたかお見えになるとは思っていました」
「あぁ、国王陛下だと思ったか。実は今日来てもらった件だが、私が王都の展覧会の最高責任者についたからだ」
「王太子殿下、そのあとは私から説明いたします」
宰相閣下がいうには、王太子殿下の結婚式で王都の展覧会の話どこからか漏れたらしく、他国が興味を示したそうだ。
ぜひ開催時には今後自国でも検討したいので、人を連れてやってくるという国がそれなりにいるらしい。
しかも大きな国ばかりだそうだ。
要は他国が見学に来るので失敗できない、しかも最高責任者に王太子殿下がついた、だから協力してほしいということですか。
「どうして他国がそこまで展覧会に興味を?」
「耐熱ガラスや珍しい料理にお菓子が原因だと思ってほしい」
つまり私が原因だから協力してよということね。
まぁ、展覧会の話だと思ってはいたけれど、どうして話が大きくなるのかなぁー。
「協力とはどういったことでしょうか?」
私の質問に宰相閣下が答えてくれる。
「展覧会の采配をしてほしいとはいわない。知恵と材料の提供をお願いしたい」
「タダでですか?」
「いや、いままで通り、君に接触しようとする者はこちらで対応する」
「それだけですか?」
「君のしたいことに関与はしない」
「いつまでですか?」
「陛下や私が在任中は約束しよう。材料についても支払う」
「・・・・・」
今と変わらないじゃん。
確かに他国や国内貴族をおさえるのは大変かもしれないけれど、私も後継者としてパーティーに出席するのが増えるから、接触してくると思うんだよなぁー。
私が黙っているから何か言ってくるかと思ったけれど、私が何か言うまで話す気はなさそうだ。
はぁー。
「大国といってもソレイユ帝国以外ですよね。他は私がかかわることなさそうなのですけれど・・・」
「なぜ、ソレイユ帝国はないと断然できるのかな」
「宰相閣下、ソレイユ帝国のギルバート殿下が、我が家には自分の名に懸けて関与しないと私に宣言されましたから」
帝国の貴族が我が家に何か仕掛けてくれば、ギルバート殿下が対応してくれると思う。
「なんだと!」
「本当かい?」
王太子殿下と宰相閣下が、同時に驚きの声をあげた。
他の人は声を出さないけれど、驚いた顔をしている。
「リーンハルト君、この前ギルバート殿下から手紙が来たといっていたが、その手紙に書かれていたのかい?」
宰相閣下が尋ねてきた。
「いいえ、ギルバート殿下がこの国にいらっしゃっていた時ですよ。クロンデール公爵家のラファエルも一緒にいたので、彼に確認いただいてもいいですよ」
「わかった。私も国王陛下たちと同じようにしよう。君がこの国に不利なことをしない限りは、私が国王になっても保障する」
「わかりました。展覧会でお困りごととはなんでしょうか?」
審査員を誰がするか、アイスクリームは他国がお土産に欲しいと言われるはずだから、大量のカップが必要なこと。
今回参加できない貴族からの不満が多いことなどとつらつら言われる。
いやさ、これ全然進んでないじゃん、今まで何やっていたのといいたい・・・・。
「リーンハルト君、なさけない話なのだが本当に前へ進まない状態なのだ」
「ウエストランドと同じ形式に、こだわりすぎていませんか?」
私は開催時期を3ヶ月~4か月。
オーク肉料理の露店とアイスクリーム販売の露店は、申込制で王家が複数会場を提供。
全露店は定期的に会場を変更になり、全会場に必ず行くこと。
アイスクリームは手をあげた人が露店で3種類提供。ただし全種類を各会場で提供すること。
展覧会に参加しない露店も同じ会場で営業可能だが、場所はあらかじめ決められた場所ですること。
「区切るということかね」
「いいえ、ここからここまでが展覧会出展者とか場所を区切らずに、交互にお店があるのが理想ですね」
「しかしそれだと、どれが出展者がぱっと見てわからないと思うのだが?」
「テントの色で分けて、テントに申請番号とか承認書を掲げて貰うとかにすればさらにいいと思います」
「その根拠を教えて貰ってもいいかい」
広場を利用するとなると、不参加者が長期間締め出されると生活ができない人もいるだろうと思うこと。
交互にすることで一緒に買っていく人もいると思うと話した。
「しかしアイスクリームカップの問題があります」
今までは宰相閣下が質問してきたのに、王城魔導具師長が話に入ってきた。
「別に紙にこだわる必要はないと思いますよ」
「リーンハルト君、どういうことか教えてくれないだろうか?」
「私の侍従に持たせているマジックバッグが必要です。ここへ持ってきてもよろしいでしょうか?」
「私が許可する」
王太子殿下が許可してくれた。
ラインハルト様がジョルジュを迎えに行ってくれるらしく、部屋から退出していった。
「申し込み参加者が多かった場合はどうしたらいい?」
「会場を多くするか、王城の料理人たちに審査してもらうとかですかね」
「不正が起こらないとは限らないだろう」
「例えば王城の料理人たちの審査を通った100店舗とか宣伝したらいいではないですか」
「つまり、不正で残った露店だとしたら、王都民に王城の料理人はたいしたことない。王族は腕の悪い料理人を雇っていると知らしめることになるということか」
露店に貴族が力を入れるとも思わないから、横やりがはいるとは思わないけれど・・・・。
そのあとも質問は続いたけれど、ラインハルト様がジョルジュを連れて入ってくる。
ジョルジュが緊張しまくっている、ごめん。
ジョルジュが私のところへ来てマジックバッグを渡してくれた。
両親もダヴィト伯父上も何も言ってこないし、小言もないから私のせいではないと思うのですが・・・・。
「リーンハルト、悪かったな。ただ君とは時間を割いて話したかったのは事実だ」
「いえ、私も王族の方が座られる椅子がありましたので、どなたかお見えになるとは思っていました」
「あぁ、国王陛下だと思ったか。実は今日来てもらった件だが、私が王都の展覧会の最高責任者についたからだ」
「王太子殿下、そのあとは私から説明いたします」
宰相閣下がいうには、王太子殿下の結婚式で王都の展覧会の話どこからか漏れたらしく、他国が興味を示したそうだ。
ぜひ開催時には今後自国でも検討したいので、人を連れてやってくるという国がそれなりにいるらしい。
しかも大きな国ばかりだそうだ。
要は他国が見学に来るので失敗できない、しかも最高責任者に王太子殿下がついた、だから協力してほしいということですか。
「どうして他国がそこまで展覧会に興味を?」
「耐熱ガラスや珍しい料理にお菓子が原因だと思ってほしい」
つまり私が原因だから協力してよということね。
まぁ、展覧会の話だと思ってはいたけれど、どうして話が大きくなるのかなぁー。
「協力とはどういったことでしょうか?」
私の質問に宰相閣下が答えてくれる。
「展覧会の采配をしてほしいとはいわない。知恵と材料の提供をお願いしたい」
「タダでですか?」
「いや、いままで通り、君に接触しようとする者はこちらで対応する」
「それだけですか?」
「君のしたいことに関与はしない」
「いつまでですか?」
「陛下や私が在任中は約束しよう。材料についても支払う」
「・・・・・」
今と変わらないじゃん。
確かに他国や国内貴族をおさえるのは大変かもしれないけれど、私も後継者としてパーティーに出席するのが増えるから、接触してくると思うんだよなぁー。
私が黙っているから何か言ってくるかと思ったけれど、私が何か言うまで話す気はなさそうだ。
はぁー。
「大国といってもソレイユ帝国以外ですよね。他は私がかかわることなさそうなのですけれど・・・」
「なぜ、ソレイユ帝国はないと断然できるのかな」
「宰相閣下、ソレイユ帝国のギルバート殿下が、我が家には自分の名に懸けて関与しないと私に宣言されましたから」
帝国の貴族が我が家に何か仕掛けてくれば、ギルバート殿下が対応してくれると思う。
「なんだと!」
「本当かい?」
王太子殿下と宰相閣下が、同時に驚きの声をあげた。
他の人は声を出さないけれど、驚いた顔をしている。
「リーンハルト君、この前ギルバート殿下から手紙が来たといっていたが、その手紙に書かれていたのかい?」
宰相閣下が尋ねてきた。
「いいえ、ギルバート殿下がこの国にいらっしゃっていた時ですよ。クロンデール公爵家のラファエルも一緒にいたので、彼に確認いただいてもいいですよ」
「わかった。私も国王陛下たちと同じようにしよう。君がこの国に不利なことをしない限りは、私が国王になっても保障する」
「わかりました。展覧会でお困りごととはなんでしょうか?」
審査員を誰がするか、アイスクリームは他国がお土産に欲しいと言われるはずだから、大量のカップが必要なこと。
今回参加できない貴族からの不満が多いことなどとつらつら言われる。
いやさ、これ全然進んでないじゃん、今まで何やっていたのといいたい・・・・。
「リーンハルト君、なさけない話なのだが本当に前へ進まない状態なのだ」
「ウエストランドと同じ形式に、こだわりすぎていませんか?」
私は開催時期を3ヶ月~4か月。
オーク肉料理の露店とアイスクリーム販売の露店は、申込制で王家が複数会場を提供。
全露店は定期的に会場を変更になり、全会場に必ず行くこと。
アイスクリームは手をあげた人が露店で3種類提供。ただし全種類を各会場で提供すること。
展覧会に参加しない露店も同じ会場で営業可能だが、場所はあらかじめ決められた場所ですること。
「区切るということかね」
「いいえ、ここからここまでが展覧会出展者とか場所を区切らずに、交互にお店があるのが理想ですね」
「しかしそれだと、どれが出展者がぱっと見てわからないと思うのだが?」
「テントの色で分けて、テントに申請番号とか承認書を掲げて貰うとかにすればさらにいいと思います」
「その根拠を教えて貰ってもいいかい」
広場を利用するとなると、不参加者が長期間締め出されると生活ができない人もいるだろうと思うこと。
交互にすることで一緒に買っていく人もいると思うと話した。
「しかしアイスクリームカップの問題があります」
今までは宰相閣下が質問してきたのに、王城魔導具師長が話に入ってきた。
「別に紙にこだわる必要はないと思いますよ」
「リーンハルト君、どういうことか教えてくれないだろうか?」
「私の侍従に持たせているマジックバッグが必要です。ここへ持ってきてもよろしいでしょうか?」
「私が許可する」
王太子殿下が許可してくれた。
ラインハルト様がジョルジュを迎えに行ってくれるらしく、部屋から退出していった。
「申し込み参加者が多かった場合はどうしたらいい?」
「会場を多くするか、王城の料理人たちに審査してもらうとかですかね」
「不正が起こらないとは限らないだろう」
「例えば王城の料理人たちの審査を通った100店舗とか宣伝したらいいではないですか」
「つまり、不正で残った露店だとしたら、王都民に王城の料理人はたいしたことない。王族は腕の悪い料理人を雇っていると知らしめることになるということか」
露店に貴族が力を入れるとも思わないから、横やりがはいるとは思わないけれど・・・・。
そのあとも質問は続いたけれど、ラインハルト様がジョルジュを連れて入ってくる。
ジョルジュが緊張しまくっている、ごめん。
ジョルジュが私のところへ来てマジックバッグを渡してくれた。
1,427
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
わたしはくじ引きで選ばれたにすぎない婚約者だったらしい
よーこ
恋愛
特に美しくもなく、賢くもなく、家柄はそこそこでしかない伯爵令嬢リリアーナは、婚約後六年経ったある日、婚約者である大好きな第二王子に自分が未来の王子妃として選ばれた理由を尋ねてみた。
王子の答えはこうだった。
「くじで引いた紙にリリアーナの名前が書かれていたから」
え、わたし、そんな取るに足らない存在でしかなかったの?!
思い出してみれば、今まで王子に「好きだ」みたいなことを言われたことがない。
ショックを受けたリリアーナは……。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。