異世界でゆるゆる生活を満喫す

葉月ゆな

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【リーンハルト:11歳】

第457話 原因は私だから・・・

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事の顛末って、何か私が知らない大変なことが起こったのか?

両親もダヴィト伯父上も何も言ってこないし、小言もないから私のせいではないと思うのですが・・・・。


「リーンハルト、悪かったな。ただ君とは時間を割いて話したかったのは事実だ」

「いえ、私も王族の方が座られる椅子がありましたので、どなたかお見えになるとは思っていました」

「あぁ、国王陛下だと思ったか。実は今日来てもらった件だが、私が王都の展覧会の最高責任者についたからだ」

「王太子殿下、そのあとは私から説明いたします」


宰相閣下がいうには、王太子殿下の結婚式で王都の展覧会の話どこからか漏れたらしく、他国が興味を示したそうだ。

ぜひ開催時には今後自国でも検討したいので、人を連れてやってくるという国がそれなりにいるらしい。

しかも大きな国ばかりだそうだ。

要は他国が見学に来るので失敗できない、しかも最高責任者に王太子殿下がついた、だから協力してほしいということですか。


「どうして他国がそこまで展覧会に興味を?」

「耐熱ガラスや珍しい料理にお菓子が原因だと思ってほしい」

つまり私が原因だから協力してよということね。

まぁ、展覧会の話だと思ってはいたけれど、どうして話が大きくなるのかなぁー。


「協力とはどういったことでしょうか?」

私の質問に宰相閣下が答えてくれる。

「展覧会の采配をしてほしいとはいわない。知恵と材料の提供をお願いしたい」

「タダでですか?」

「いや、いままで通り、君に接触しようとする者はこちらで対応する」

「それだけですか?」

「君のしたいことに関与はしない」

「いつまでですか?」

「陛下や私が在任中は約束しよう。材料についても支払う」

「・・・・・」



今と変わらないじゃん。

確かに他国や国内貴族をおさえるのは大変かもしれないけれど、私も後継者としてパーティーに出席するのが増えるから、接触してくると思うんだよなぁー。

私が黙っているから何か言ってくるかと思ったけれど、私が何か言うまで話す気はなさそうだ。

はぁー。


「大国といってもソレイユ帝国以外ですよね。他は私がかかわることなさそうなのですけれど・・・」

「なぜ、ソレイユ帝国はないと断然できるのかな」

「宰相閣下、ソレイユ帝国のギルバート殿下が、我が家には自分の名に懸けて関与しないと私に宣言されましたから」

帝国の貴族が我が家に何か仕掛けてくれば、ギルバート殿下が対応してくれると思う。


「なんだと!」

「本当かい?」

王太子殿下と宰相閣下が、同時に驚きの声をあげた。

他の人は声を出さないけれど、驚いた顔をしている。


「リーンハルト君、この前ギルバート殿下から手紙が来たといっていたが、その手紙に書かれていたのかい?」

宰相閣下が尋ねてきた。

「いいえ、ギルバート殿下がこの国にいらっしゃっていた時ですよ。クロンデール公爵家のラファエルも一緒にいたので、彼に確認いただいてもいいですよ」

「わかった。私も国王陛下たちと同じようにしよう。君がこの国に不利なことをしない限りは、私が国王になっても保障する」

「わかりました。展覧会でお困りごととはなんでしょうか?」


審査員を誰がするか、アイスクリームは他国がお土産に欲しいと言われるはずだから、大量のカップが必要なこと。

今回参加できない貴族からの不満が多いことなどとつらつら言われる。

いやさ、これ全然進んでないじゃん、今まで何やっていたのといいたい・・・・。

「リーンハルト君、なさけない話なのだが本当に前へ進まない状態なのだ」



「ウエストランドと同じ形式に、こだわりすぎていませんか?」

私は開催時期を3ヶ月~4か月。

オーク肉料理の露店とアイスクリーム販売の露店は、申込制で王家が複数会場を提供。

全露店は定期的に会場を変更になり、全会場に必ず行くこと。

アイスクリームは手をあげた人が露店で3種類提供。ただし全種類を各会場で提供すること。

展覧会に参加しない露店も同じ会場で営業可能だが、場所はあらかじめ決められた場所ですること。


「区切るということかね」

「いいえ、ここからここまでが展覧会出展者とか場所を区切らずに、交互にお店があるのが理想ですね」

「しかしそれだと、どれが出展者がぱっと見てわからないと思うのだが?」

「テントの色で分けて、テントに申請番号とか承認書を掲げて貰うとかにすればさらにいいと思います」

「その根拠を教えて貰ってもいいかい」

広場を利用するとなると、不参加者が長期間締め出されると生活ができない人もいるだろうと思うこと。

交互にすることで一緒に買っていく人もいると思うと話した。



「しかしアイスクリームカップの問題があります」

今までは宰相閣下が質問してきたのに、王城魔導具師長が話に入ってきた。

「別に紙にこだわる必要はないと思いますよ」

「リーンハルト君、どういうことか教えてくれないだろうか?」


「私の侍従に持たせているマジックバッグが必要です。ここへ持ってきてもよろしいでしょうか?」

「私が許可する」

王太子殿下が許可してくれた。

ラインハルト様がジョルジュを迎えに行ってくれるらしく、部屋から退出していった。



「申し込み参加者が多かった場合はどうしたらいい?」

「会場を多くするか、王城の料理人たちに審査してもらうとかですかね」

「不正が起こらないとは限らないだろう」

「例えば王城の料理人たちの審査を通った100店舗とか宣伝したらいいではないですか」

「つまり、不正で残った露店だとしたら、王都民に王城の料理人はたいしたことない。王族は腕の悪い料理人を雇っていると知らしめることになるということか」


露店に貴族が力を入れるとも思わないから、横やりがはいるとは思わないけれど・・・・。

そのあとも質問は続いたけれど、ラインハルト様がジョルジュを連れて入ってくる。

ジョルジュが緊張しまくっている、ごめん。

ジョルジュが私のところへ来てマジックバッグを渡してくれた。

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