私の日常

林原なぎさ

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*ママ友の会にて

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最近ではあまり会わなくなってしまった幼稚園ママ友で集まり、近況報告などをしよう!ということに。

今回は咲子さんのお宅へお邪魔する。

参加者は、長女の碧と同級生のママである咲子さん、夏海なつみさん。

長男の遼哉と同級生のママ友、彩音あやねちゃん。

次女の縁と同級生のママ友、小春こはるちゃん。


計5名で集まることになったのだ。



子ども達はご飯を食べ終えると、お昼寝する子とDVD観賞会をする子に分かれている。

ママ達は昼間だが、お酒を飲みほろ酔い気分なので日頃の不満をぶちまける。

そして話題は旦那さまの話になり、まだ三十路前で一番年下の小春ちゃんが。



「ぶっちゃけ聞いてもいいですか?」


「なぁに?深刻な顔しちゃって。」


「では、失礼して。」


いつに無く真剣な小春ちゃんの様子から、なんだろう?と全員が次の言葉を待つ。


「どのくらいのペースで、愛し合ってますか?」


について聞きたいらしい。




「そうねぇ…。私も旦那もまだ性欲はある方だからなぁ。」


「で、言い出しっぺの小春ちゃんは?」


この手の話が得意な夏海さんがのっかり、咲子さんが聞き返す。


「最近したのは…2ヶ月くらい前で…。」


素直に答える小春ちゃんに、まだ三十路にもなってないのに、そのペースは少ないと3人の共通認識のようだ。



「でも、うちは月1かなぁ。そんな性欲強い訳じゃないし…。」


結婚9年目の平均は、こんなもんなんじゃないかなぁ、と彩音ちゃんの意見だ。

しかし。


「えぇー…少ないよ、ねぇ。」


今年、結婚11年目になる夏海さんと咲子さんが驚く。

ついでに私も驚いた。


「えっ!月2回とかですか?」


さらに驚く小春ちゃんと彩音ちゃんに。


「うちは週1ね。で、私の方が性欲強いの。」


だから襲ってやるのよ、と笑顔の夏海さん。


「うちも…週1かなぁ。」


旦那の方が若いから元気なの、と呟く咲子さん。


「週1って…多くないですか?」


「絶対多いですよぉー。どんだけラブラブなんですかー!!」


かなり驚く彩音ちゃんと何故か半泣きの小春ちゃん。

ふたりの様子を見て、夏海さんがニヤニヤしながら私を見る。

あ…。



「まだ驚いちゃダメよ。上には上がいるんだから。」


「そうね。何と言っても歩ちゃんは週3・4でしょう?」


「え!?」


それは私の声だったのか他の誰かの声だったのか定かでは無いが、私は驚愕だ。

確かに週3・4…多いときはほぼ毎日…だが。

いや、それよりもそんなコトを一言も言った事など無い。

どうして知っているんだろう、と思っていると。


「だって常に新しいキスマークが身体に増えてるんだもの。」


咲子さんからの発言に衝撃を受けた。

自分の胸元や腕を確認するが、あからさまに見える所につけられていない。

なのに何故?



「うなじ。そこは自分じゃ見えないもんね。」


「毎年夏は髪結ってるじゃない?いつもばっちり見えてたのよねぇ。」


そんなトコにあるとは知らないので暑いこの季節には髪を結ぶ。

まさかの指摘をされ物凄く恥ずかしい。



「週4って、どんなことしたらそんな回数になるんですか!?」


興奮状態の小春ちゃんは詰め寄り、教えて下さい!と私を離してくれない。

他の3人はにやにやして私達の様子を傍観するのみで、助けてくれる気配は無い。



小春ちゃんに揺らされながら、私は騙されていたのだと今日初めて知ったのだ。

秀一さんは'夫婦なら普通だ'と言っていたので私は思っていた。


それがまさか違うとは!

信じ込んでいた私もマヌケだが、秀一さんの方が絶対悪いと思う!!



秀一さんのバカ!!

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