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【第二章】道雪散る
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龍造寺隆信は、輿を担ぐ人足にまで見捨てられて無念の死をとげた。沖田畷の合戦の後、島津家は隆信の首の返還を龍造寺家に申し出てきた。しかし、かろうじて沖田畷から生還した鍋島信生はこれを拒否。領国中に、隆信の弔い合戦を呼びかける檄文を廻すという強硬姿勢にでた。甚大な物的・人的損害を出した龍造寺家の行末は、凡庸な隆信の嫡子政家を補佐する、信生の手に委ねられることとなるのである。
隆信の突然の死は耳川合戦以後、隆信に領国を浸食され続けてきた大友家にとり、捲土重来の好機と考えられた。
天正十二年(一五八四)九月、立花道雪は筑後・蒲船津城を大軍で囲んだ。蒲船津城はかっての龍造寺四天王の一人、百武賢兼の居城である。賢兼亡き後は、その妻美代が事実上主となっていた。
立花道雪この年七十二歳。天下に聞こえた名将とはいえ、戦場の風は、老いた身に日一日と厳しいものになりつつあった。城は容易に落ちず、攻囲から一月ほどたった頃のことである。
「申し上げます。一大事にござりまする」
「何事じゃ?」
本陣で就寝していた道雪は、物見の声で目をさました。
「米多比三左衛門様の陣より出火致しました」
「失火か? 敵の仕業か? ただちに消火せよ」
その時新たな物見が慌しくかけこんできた。
「申し上げます。小野和泉様の陣より出火」
道雪がようやく敵の忍びの仕業と気付いたが、時すでに遅かった。紅蓮の炎の中、未亡人となった美代を先頭に、ついに城兵が討ってでた。寡兵ではあるが、女城主に率いられた軍勢はよく戦った。夜が明ける頃、ついに道雪の部隊は撤退を余儀なくされたのである。
「これで、わずかでも夫の供養になれば……」
累々たる敵の屍の中、騎馬の女武者はかすかに天をあおぎ見た。この後美代は仏門に入り円久尼と名乗り、終生を亡き夫の供養に捧げたといわれる。
「このわしともあろう者が、女子の守る城一つ落とせぬとは、もはや先行き長くないかもしれぬ」
道雪は撤兵中、輿の上で思わず歯噛みした。果たして、道雪の予感は不幸な形で的中する。この大友家きっての名将が病に倒れたのは、翌天正十三年、かって龍造寺隆信も攻略にてこずった柳川城を、盟友高橋紹運とともに攻略している最中だった。
この年の炎暑はまた格別なものだった。蝉の声があたりに響く中、いずこの者とも知れぬ忍びが立花城近くの大木の枝に、数日前から逆さ吊りにされたままだった。
「しぶとい忍びだねえ、どこから参った? いえ、いわぬか」
「いう……もの……か……」
立花ぎん千代十七歳、唯一の愛娘として道雪の愛情を一身に受け、また事実上の立花城の主として、六歳の頃より家臣に頭を下げられ成長したためか、その性格は婿である宗茂が手を焼くほど粗暴なものであった。
「ようし、じゃこれならどうだ」
ぎん千代が縄を引くたびに、忍びは苦痛のうめぎ声をあげた。やがて耐えかねた忍びは、自分が筑前の秋月種実の手の者であること、種実が、道雪の筑後出陣で手薄になった立花城を狙っていることなどを明らかにした。
「ご苦労、ご苦労、最初から素直にいえば、苦痛にもがく必要もなかったのに」
そういうとぎん千代は刃を手にし、忍びの喉元をえぐった。忍びは声もなく絶命した。
七月になり、秋月勢侵攻の噂はついに現実のものとなった。
「今宵敵を、夜襲にて討ち滅ぼす!」
立花城の留守を預かる立花宗茂の言葉に、居並ぶ重臣達はいずれも我が耳を疑った。
「恐れながら若殿、敵は八千ほど我等はせいぜい二千、ここは籠城して時をかせぐが上策かと」
と十八歳の宗茂を諌めたのは、家老薦野増時だった。
「恐れながら、それがしも薦野殿に同感にござります。この立花城は天然の要害。水・食料も十分にござりますれば、各々持ち場を固め防戦いたせば、日ならずして秋月勢撃退すること可能かと」
同調したのは、同じく重臣十時連貞だった。
「各々等のいうこと一々最も、なれど古来より城に籠もるのみで戦に勝ったためしはない。恐らく敵の将は今頃、わしを若輩者とあなどり、よもや今宵攻めてくるとは夢にも思うまい。今こそ千載一遇の好機!」
その一語、一語から若い宗茂の烈々たる気概が伝わり、重臣一同思わず平伏した。色白くつややかな額、漆黒の瞳の輝く目、広い肩、頑丈なおとがい、宗茂は戦場に鍛えられ、見違えるように凛々しい若者に成長しようとしていた。
やがて宗茂が戦支度におわれていると、ぎん千代がたずねてきた。
「私も戦に出たい」
と、無理難題を持ちかけてくる。
宗茂は、この少々気性の激しすぎる若妻を横目で睨みながら、
「戦場は地獄じゃ、女子の出る幕ではない」
と、冷たく突き放した。
「平気よ、お父様から武術を教わったし、自分の身くらい自分で守れるわ」
とぎん千代が、ややふて腐れ気味にいう。
「城で留守居でもしていろ」
宗茂は、やや持てあまし気味に返答し、ぎん千代を歯牙にもかけようとしなかった。
立花宗茂の軍勢は夜半、馬の口を縛り、将兵には細引きをもって草摺を巻かせ、兜の前立ての角本と射向けの袖に純白の合標を付け、背の受け筒にも、同じ夜目にも白い差物をなびかせ、星の灯りを頼りに、静かに敵本陣を目指す。
敵が夜襲と気付いた時にはすでに遅かった。宗茂率いる約五百の部隊は、たちどころに敵陣を混乱におとしいれ、遮二無二秋月勢を斬りまくった。
「してやったり!」
と宗茂が勝利を確信した時だった。予測がつかない事態がおきたのである。突如として戦場に出現したのは、ぎん千代に率いられた女武者の一隊だった。
「あやつめ……」
さしもの宗茂も思わず苦笑せずにはいられなかった。
この日の合戦で宗茂は、敵勢三百余の首級をあげた。宗茂は合戦の度ごとに成長していく自分を確信し、さらに自信を深めずにはいられなかった。
道雪の病は、夏が過ぎ秋の風が吹き始めても、一向に回復するめどがなかった。死を覚悟した道雪は、陣中にあって高橋紹運始め、重臣達を枕元に呼んだ。
「まずは紹運殿、そなたには改めてわびを入れねばなるまい。宗茂を我が養子になどと、さぞや困惑されたことであろうのう」
「今頃になって何を申されるか御老体、皆一重に大友家の行末を思えばこそ」
「あれはわしが生涯で出会った唯一無二の宝、そなたには幾度でも礼を申さずばなるまいて」
「水臭いことを」
紹運は道雪の心中を思うと、胸にこみあげてくるものがあった。
「義統様の使者とやら……この老人の遺言しかとお聞き届けくだされ」
聞き取れないほど細い声の道雪は、宗麟の後を継いだ義統の使者を枕元によんだ。
「今、大友家は島津の侵攻にさらされ存亡の危機にある。これを救うすべはもはや一つ。それは……上方にあって新たな天下人の座につこうとしておられる、羽柴秀吉殿にすがるしかない」
思わぬ道雪の言葉に、使者は一瞬驚きの色をうかべた。
秀吉はこの頃、小牧長久手で徳川家康と対陣中であった。朝廷から関白に任命され、名実ともに天下人への階段を、一歩一歩登りつつあった。
「さぞや無念なことでござろう。大友家は源氏の血を引く名門の家系。それがいかに位人臣を極めたとはいえ、氏素性卑しき者に頭下げねばなるまいとは……また義統殿には、どうか歌舞音曲をつつしみ、女色にふけることなく、家臣領民にとりよき主であられるよう、道雪心より願っておると」
と道雪は、宗麟よりもさらに器量劣る義統に最後の諫言をした。
「しかとお言葉伝えまする」
「わしの遺骸は、鎧をつけたまま柳川城の方角へ向けて葬ってくだされ。この老人最後の願いじゃ」
それだけいうと、道雪は深い眠りについた。
その夜嵐になった。紹運は、道雪の陣近くで将兵が騒ぐ声を耳にする。そこで紹運は驚くべき光景を目にする。決して立ちあがれるはずのない道雪が、柳川城の方角を向いて、刀を手にし立ち上がったのである。直後雷鳴が天をさいた。立花道雪享年七十三歳、『雷神』と敵味方から畏怖された男の魂は、雷鳴とともに天に帰った。
『九月、大友の柱石立花道雪、高良山の営に卒す。これ五丈原の喪に等し。高橋紹運護りて筑前に帰る。秋月の兵追撃せず。島津の兵また尾撃せず。名将の喪を悼み、某幣に乗ぜざるなる。
さきに常々毛利軍をさく、道雪の筑前在るを以ってなり。隆信常に道雪を恐れ、遂に爵を送り其よしみを厚くす。島津氏亦、道雪を憚る。実に頼朝の秀衡を憚るが如し。道雪活息絶えざるの間、義久大友を遂ひ難く、道雪の死後豊後を取るの易き、まことに熟柿を拾うが如く』(鹿児島外史)
道雪の遺骸は、敵地に葬ることにより、蹂躙されることを恐れた紹運等により、立花山麓の梅岳寺に埋葬された。ここに斜陽の名族を支えてきた両翼のうちの一翼、立花道雪は倒れた。大友家の命運は、一人高橋紹運の手に委ねられることとなったのである。
隆信の突然の死は耳川合戦以後、隆信に領国を浸食され続けてきた大友家にとり、捲土重来の好機と考えられた。
天正十二年(一五八四)九月、立花道雪は筑後・蒲船津城を大軍で囲んだ。蒲船津城はかっての龍造寺四天王の一人、百武賢兼の居城である。賢兼亡き後は、その妻美代が事実上主となっていた。
立花道雪この年七十二歳。天下に聞こえた名将とはいえ、戦場の風は、老いた身に日一日と厳しいものになりつつあった。城は容易に落ちず、攻囲から一月ほどたった頃のことである。
「申し上げます。一大事にござりまする」
「何事じゃ?」
本陣で就寝していた道雪は、物見の声で目をさました。
「米多比三左衛門様の陣より出火致しました」
「失火か? 敵の仕業か? ただちに消火せよ」
その時新たな物見が慌しくかけこんできた。
「申し上げます。小野和泉様の陣より出火」
道雪がようやく敵の忍びの仕業と気付いたが、時すでに遅かった。紅蓮の炎の中、未亡人となった美代を先頭に、ついに城兵が討ってでた。寡兵ではあるが、女城主に率いられた軍勢はよく戦った。夜が明ける頃、ついに道雪の部隊は撤退を余儀なくされたのである。
「これで、わずかでも夫の供養になれば……」
累々たる敵の屍の中、騎馬の女武者はかすかに天をあおぎ見た。この後美代は仏門に入り円久尼と名乗り、終生を亡き夫の供養に捧げたといわれる。
「このわしともあろう者が、女子の守る城一つ落とせぬとは、もはや先行き長くないかもしれぬ」
道雪は撤兵中、輿の上で思わず歯噛みした。果たして、道雪の予感は不幸な形で的中する。この大友家きっての名将が病に倒れたのは、翌天正十三年、かって龍造寺隆信も攻略にてこずった柳川城を、盟友高橋紹運とともに攻略している最中だった。
この年の炎暑はまた格別なものだった。蝉の声があたりに響く中、いずこの者とも知れぬ忍びが立花城近くの大木の枝に、数日前から逆さ吊りにされたままだった。
「しぶとい忍びだねえ、どこから参った? いえ、いわぬか」
「いう……もの……か……」
立花ぎん千代十七歳、唯一の愛娘として道雪の愛情を一身に受け、また事実上の立花城の主として、六歳の頃より家臣に頭を下げられ成長したためか、その性格は婿である宗茂が手を焼くほど粗暴なものであった。
「ようし、じゃこれならどうだ」
ぎん千代が縄を引くたびに、忍びは苦痛のうめぎ声をあげた。やがて耐えかねた忍びは、自分が筑前の秋月種実の手の者であること、種実が、道雪の筑後出陣で手薄になった立花城を狙っていることなどを明らかにした。
「ご苦労、ご苦労、最初から素直にいえば、苦痛にもがく必要もなかったのに」
そういうとぎん千代は刃を手にし、忍びの喉元をえぐった。忍びは声もなく絶命した。
七月になり、秋月勢侵攻の噂はついに現実のものとなった。
「今宵敵を、夜襲にて討ち滅ぼす!」
立花城の留守を預かる立花宗茂の言葉に、居並ぶ重臣達はいずれも我が耳を疑った。
「恐れながら若殿、敵は八千ほど我等はせいぜい二千、ここは籠城して時をかせぐが上策かと」
と十八歳の宗茂を諌めたのは、家老薦野増時だった。
「恐れながら、それがしも薦野殿に同感にござります。この立花城は天然の要害。水・食料も十分にござりますれば、各々持ち場を固め防戦いたせば、日ならずして秋月勢撃退すること可能かと」
同調したのは、同じく重臣十時連貞だった。
「各々等のいうこと一々最も、なれど古来より城に籠もるのみで戦に勝ったためしはない。恐らく敵の将は今頃、わしを若輩者とあなどり、よもや今宵攻めてくるとは夢にも思うまい。今こそ千載一遇の好機!」
その一語、一語から若い宗茂の烈々たる気概が伝わり、重臣一同思わず平伏した。色白くつややかな額、漆黒の瞳の輝く目、広い肩、頑丈なおとがい、宗茂は戦場に鍛えられ、見違えるように凛々しい若者に成長しようとしていた。
やがて宗茂が戦支度におわれていると、ぎん千代がたずねてきた。
「私も戦に出たい」
と、無理難題を持ちかけてくる。
宗茂は、この少々気性の激しすぎる若妻を横目で睨みながら、
「戦場は地獄じゃ、女子の出る幕ではない」
と、冷たく突き放した。
「平気よ、お父様から武術を教わったし、自分の身くらい自分で守れるわ」
とぎん千代が、ややふて腐れ気味にいう。
「城で留守居でもしていろ」
宗茂は、やや持てあまし気味に返答し、ぎん千代を歯牙にもかけようとしなかった。
立花宗茂の軍勢は夜半、馬の口を縛り、将兵には細引きをもって草摺を巻かせ、兜の前立ての角本と射向けの袖に純白の合標を付け、背の受け筒にも、同じ夜目にも白い差物をなびかせ、星の灯りを頼りに、静かに敵本陣を目指す。
敵が夜襲と気付いた時にはすでに遅かった。宗茂率いる約五百の部隊は、たちどころに敵陣を混乱におとしいれ、遮二無二秋月勢を斬りまくった。
「してやったり!」
と宗茂が勝利を確信した時だった。予測がつかない事態がおきたのである。突如として戦場に出現したのは、ぎん千代に率いられた女武者の一隊だった。
「あやつめ……」
さしもの宗茂も思わず苦笑せずにはいられなかった。
この日の合戦で宗茂は、敵勢三百余の首級をあげた。宗茂は合戦の度ごとに成長していく自分を確信し、さらに自信を深めずにはいられなかった。
道雪の病は、夏が過ぎ秋の風が吹き始めても、一向に回復するめどがなかった。死を覚悟した道雪は、陣中にあって高橋紹運始め、重臣達を枕元に呼んだ。
「まずは紹運殿、そなたには改めてわびを入れねばなるまい。宗茂を我が養子になどと、さぞや困惑されたことであろうのう」
「今頃になって何を申されるか御老体、皆一重に大友家の行末を思えばこそ」
「あれはわしが生涯で出会った唯一無二の宝、そなたには幾度でも礼を申さずばなるまいて」
「水臭いことを」
紹運は道雪の心中を思うと、胸にこみあげてくるものがあった。
「義統様の使者とやら……この老人の遺言しかとお聞き届けくだされ」
聞き取れないほど細い声の道雪は、宗麟の後を継いだ義統の使者を枕元によんだ。
「今、大友家は島津の侵攻にさらされ存亡の危機にある。これを救うすべはもはや一つ。それは……上方にあって新たな天下人の座につこうとしておられる、羽柴秀吉殿にすがるしかない」
思わぬ道雪の言葉に、使者は一瞬驚きの色をうかべた。
秀吉はこの頃、小牧長久手で徳川家康と対陣中であった。朝廷から関白に任命され、名実ともに天下人への階段を、一歩一歩登りつつあった。
「さぞや無念なことでござろう。大友家は源氏の血を引く名門の家系。それがいかに位人臣を極めたとはいえ、氏素性卑しき者に頭下げねばなるまいとは……また義統殿には、どうか歌舞音曲をつつしみ、女色にふけることなく、家臣領民にとりよき主であられるよう、道雪心より願っておると」
と道雪は、宗麟よりもさらに器量劣る義統に最後の諫言をした。
「しかとお言葉伝えまする」
「わしの遺骸は、鎧をつけたまま柳川城の方角へ向けて葬ってくだされ。この老人最後の願いじゃ」
それだけいうと、道雪は深い眠りについた。
その夜嵐になった。紹運は、道雪の陣近くで将兵が騒ぐ声を耳にする。そこで紹運は驚くべき光景を目にする。決して立ちあがれるはずのない道雪が、柳川城の方角を向いて、刀を手にし立ち上がったのである。直後雷鳴が天をさいた。立花道雪享年七十三歳、『雷神』と敵味方から畏怖された男の魂は、雷鳴とともに天に帰った。
『九月、大友の柱石立花道雪、高良山の営に卒す。これ五丈原の喪に等し。高橋紹運護りて筑前に帰る。秋月の兵追撃せず。島津の兵また尾撃せず。名将の喪を悼み、某幣に乗ぜざるなる。
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道雪の遺骸は、敵地に葬ることにより、蹂躙されることを恐れた紹運等により、立花山麓の梅岳寺に埋葬された。ここに斜陽の名族を支えてきた両翼のうちの一翼、立花道雪は倒れた。大友家の命運は、一人高橋紹運の手に委ねられることとなったのである。
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