天命に導かれし時~明清興亡の戦い

谷鋭二

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登場人物紹介

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(後金側)


愛親覚羅ヌルハチ……中国史上まれに見る軍事的天才。25歳で自立した後、幾つもの小部族にわかれていた全女真族を統一。大汗という至高の位を手にし、さらに明を滅ぼさんとする。


皇太極(ホンタイジ)……ヌルハチの第八子、後にヌルハチの後継者となり、清朝三百年の礎を築く、武力より知略に秀でている


代善(ダイシャン)……ヌルハチの第二子にして後金の軍事の中核を担う


阿敏(アミン)……ヌルハチの甥にあたる人物。父がヌルハチに背き死を賜わる。その際ヌルハチに殺されかけるが、代善により助けられる。三つ年上の代善を兄のように慕っている


孝烈武皇后……ヌルハチ晩年の正室。気性が強く。女ながらも時として戦場にも赴く



(明王朝側)

楊鎬……サルフの戦いにおける明側の大将。もともと科挙合格した文官。器が小さく大軍を率いるだけの器量ではない。かって秀吉の朝鮮出兵で加藤清正と戦い敗北した過去がある

杜松……かって寧化の乱といわれる帰化モンゴル人の反乱鎮圧に功のあった明側の名将。サルフの戦いでは明軍の左翼中路軍を率いる

馬林……サルフの戦いで明側の左翼北路軍を率いる

 
袁崇煥……科挙に合格して進士に及第した元文官。後、武官に転進し、強い愛国心をもち、明側の誇る要塞・寧遠城でヌルハチの前に立ちふさがる


 
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