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しおりを挟む俺は力の入らなくなった脚をなんとか動かし、純希の腰の裏に据えた。くい、と引き寄せるような動きをするだけで、感覚のなくなった気がしていた隘路がキュウと甘える動きで純希の熱に絡みつく。
純希の口から「く、」と零れた声を聞きつつ、我ながら甘えた声で懇願した。
「じゅんき、好きにうごいて、いいから」
「紗夜、」
「ぜんぶ、きもちいから……ねっ」
喉の奥から聞こえた「ぐる」という唸りを耳が拾った。純希の目が細められ、喉仏が大きく動く。
次の瞬間、俺の目の前は真っ白になった。
思いっきり引き抜かれた屹立がズンッと奥に突き立てられる。張り出した雁首でゴリゴリといいところばかり擦り立てながら出て行ったものが、間髪入れずに戻ってくる。
受け止めきれない快楽に、俺ははくはくと唇を動かすことしかできない。濡れた音を立てて出し入れされる熱に何度も腰を逸らして、首を振って。
快感を逃がそうとしても全く意味はなく、強い電流のような衝撃が頭をぐずぐずに蕩していく。
「ひぁ、あっ……!!」
一番奥を捏ねられるたび、今までより奥に入っていく気がする。目尻から涙が溢れて、たぶん涎だって出ている。
そんな情けない顔を、純希は「かわいい」と恍惚とした声で何度も言ってキスをしてくる。
「ん、あ、ぁっ……」
俺は本当にもうだめになって、本来なら閉じているべき場所を純希に明け渡してしまった。そうしようとしたわけじゃないけど、目の前の雄に、身体が先に全面降伏してしまって。
最奥をトントンと突かれていた俺は、純希の先端がくぷ……と柔らかくだめな場所へと入り込んだのを敏感に察した。
(あ、これ。まじでダメなやつ……)
まずい、と気づいてももう遅い。お互いに目を見張って、瞬きの後にはもう激しく達してしまっていた。
「~~~っ、……ぁっ! ~~~――!!」
声にならない声を上げて、俺は制御できない快楽の海へと投げ出される。肚の奥は吸い取るように純希の先端を甘く締めつけ、隘路もギュウギュウと抱きしめている。
「さよっ、……!」
名を呼ぶ声と共に大きく膨らんだ気がする純希のものが、びくっびくっと俺の中で震えて精を吐き出す。
薄い皮膜越しでも柔らかな場所は敏感に熱いものを感じて、恍惚とする。
「はぁ……」
なんか、知らないイき方をしてしまった。ぼんやりと考えながらも、くったり動けないでいる俺の頬に純希の手が添えられる。
それだけで「ん、」と声が漏れてしまうほど肌は敏感で、俺は困ったように眉を下げながら純希を見上げた。
「おれ、いますっげー幸せ」
「……ん、俺も」
「いつもセフレっぽい抱き方で誤魔化してたけど、本当はずっとこうしたかった」
「…………」
元々セフレにも優しいんだなと思っていたのに、恋人になった途端純希はどろどろに俺を甘やかしてきた。これまでにない幸せを感じたし、嬉しいけど……
さすがに毎回は大変かも、と弱音を吐きたくなるくらいくたくただ。腰から下の感覚はどこかへ行ってしまったし、あらゆる体液で全身ぐちゃぐちゃ。これがほぼ自分から出たものだと思うと恐ろしくもある。
今なら三日くらいぶっ続けで眠れそう……なんて考えていると、ゆっくりと腰を引いた純希のものに中を擦られて「んぁっ」と反応してしまった。通常時でも大きいペニスはぴたとそこで止まり、あろうことかむくむくと膨らんでいく。
「……え?」
「もう……我慢しなくていいって、ことだよな?」
嘘だろ、と言う前に抜けかけたもので奥までグン!と満たされる。ひゅっと息を呑む。
「ひぁぁ!? ま、って、……あっ。も、むり……」
情けない俺の訴えは受け入れられない。そして純希が満足して俺が気絶するように眠ってしまうまで、長い長い夜は続いたのだった。
朝起きたときに純希がいることに喜んだのも束の間、何日も居座られしつこく抱かれ「もう帰れ!」と叱る未来がくることも、年始に寂しくなって実家から純希の家へと直行してしまうことも、くうくう眠っている俺はまだ知らない。
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一人称は臨場感ありますよね!紗夜が純希のことを大好きだからこそ、悩んで揺れて、離れて落ち込んで……人間らしさ満載でした🥹✨
純希は絶対狙って転職してきたし紗夜のまわりを牽制してそうです😂
とろ抱き!いい言葉ですね🩷
ほーんととろとろにされちゃって、甘々なのが最高ですよね。グッジョブ純希。
出会った記念日、お付き合い記念日、、これからたくさん重ねていって欲しいです💕
感想ありがとうございました!
もとさん、読んでいただきありがとうございます!
私の「こういうのが好きなんだよ〜!」を詰め込んでおります☺️最後まで楽しんでいただけますようにっ💓
感想ありがとうございます!
しばらくファンタジーを書いてると、全然違うものを書いてみたくなっちゃいますね😂
紗夜は本当に健気でいじらしいです。純希も何を考えてるんだか……セフレってえっちで危ない関係ですよね🤭🩷
リアリティのある内容となっております!続きもお楽しみに〜✨