20 / 36
アイウス編
七本目『糸を紡ぐ者』①
しおりを挟む
一人、ベッドで横になるセオドシアは、窓の外に見える枯れ木に必死にしがみつき、生きながらえようとする一枚の葉に己を重ねていた。
「嗚呼……あの枯葉が落ちた時私は──……」
「フンヌゥッ!!」」
パジェットは、セオドシアが己と重ねていた枯れ木にベアーハグを仕掛け、陽光を差し込む為の新たな景観を手に入れる。
「じゃないだろォォォッ!? 何やってんだ君は!? 落とすにしても葉っぱだろ根本からいくやつがあるかい!?」
「怪我人の癖に元気だな……葉っぱだとかなんとかは知らんが、鍛錬の最中だ、邪魔するな」
「木をハグでへし折る邪魔って何っ!? てか前々から疑問だったんだけど、君、本当に人間!?」
中和役であるデクスターが買い出しで不在だろうと、二人が別に仲良くなったりする訳では無い。死霊術師と退魔師による高度な争い(笑)は場所を選ばなかった。
「「ギャーギャーッ‼︎ ワァーッワァーッ‼︎」」
「まぁまぁ……本当にアナタ達は仲が──……」
「良くない(です)よッ!!」」
そんな風にして過ごしていると、教会の扉を何者かが来訪してくる。
「おっ? デクスター君帰って────無いな、誰ぇ? 君」
入って来たのは、兵士の格好をした男だった。男は、息を整えると、その場に居る三人に向かって口を開いた。
「突然の訪問失礼しました! 私はムグラリス家当主様より遣わされた伝令であります!」
「伝令……? 一体何を伝えに来たのだ?」
「『影から移る者』を倒した事で何か御礼が貰えるとか~?」
セオドシアがそんな風に口にすると、伝令の兵士は深刻そうな顔をして言った。
「実は……そのクラヴィスを倒したデクスター氏が……先程攫われました」
◆◆◆
「───うぅん……」
「お? 気が付いたみたいだな」
「ここは……何処だ?」
薄暗い部屋の中で目を覚まし、身動きを取ろうとすると、両手首を硬い糸の様なもので繋がれ、吊るして拘束された状態だった。
(なんだこの糸……いや、それよりも……)
聞き覚えのある声の方向を向けば、そこには頬にそばかすをこさえた、茶髪の少年が、ニヤけた面でデクスターを見ていた。
「ここは俺達の家さ、えーっと……デクスター、で合ってるよな?」
「君は……あの時の財布泥棒か!?」
「そういや自己紹介がまだだったな。俺はリゲル。まぁ気軽に呼び捨てで構わないぜ。あぁそれと、荷物は預からせて貰ってるぜ」
そう言って人差し指と中指の間に挟んで取り出したのは、デクスターの父であるヘールの形見の金貨だった。
「ッ!?」
デクスターはそれを見ると、瞳孔が見開き、喉笛を噛み切ろうとする勢いで飛び掛かる。しかし、手首に繋がれた糸によって、それはリゲルの鼻先を少し掠めるだけで失敗に終わる。
「おぉっと!」
「汚い手でそれに触るな……どうせお前なんか、便所の後手も洗って無いんだろう……クソ野郎……!!」
繋がれた糸によって手首が千切れ様とお構いなしと言わんばかりの力を込め、リゲルを睨んでそう言い放つ。
「おいおいひでぇな、ったく……キャラ変わっちまうくらいコレが大事なのかぁ?」
「──そこまでにしておきなさいリゲル。拘束しているとは言え、彼を甘く見ていると痛い目を見ますよ」
ふと、部屋の奥の方から声が聞こえてくると、リゲルは甘える子供の様な顔になって声のした方へと振り向く。
「母さんっ!!」
(母さん……? 僕を攫う様に命令した人か……)
暗がりの中から、声の主が歩いてくる。
そして、その姿が露になると、デクスターは驚愕のあまり口を鮒の様に開き、硬直してしまう。
(月住人!?)
現れたのは、巨大蜘蛛の胴体の上に、朱殷色の着物を着た女性の肉体が生えた姿をした月住人だった。その髪は煌びやかな簪によって着飾られ、六つの単眼にはデクスターの姿が反射されていた。
「初めまして、私は『糸を紡ぐ者』と言います。少々乱暴に連れて来てしまい、申し訳ありません」
そう言うとチェリーザと名乗る女性は深々と頭を下げる。それを見たデクスターは動揺を隠しきれずにいた。
(……嘘だろ?)
目の前にいる女性は月住人で、人間の子供を母と名乗っている。
それだけでも驚くに値するが、この場合取り上げるべき問題は名乗れてしまっているという点だろう。今までの月住人では自身の名を名乗れる程の言語は扱えず、精々が唸る程度だった。だと言うのに目の前の彼女は流暢な言葉を喋り、自身に向かって深く頭を下げる人間の礼儀も心得ている。
知能があるのだ。
それだけで、目の前の月住人が今までとは別格であると判断するには十分だった。
「お前は一体……目的はなんだ……!?」
恐怖を振り払い、声を張り上げてそう尋ねると、チェリーザはその口元に笑みを浮かべてこう答える。
「そう緊張しないで……寧ろこれは喜ばしい事ですよ? ただの人間である貴方が、『あの方』に興味を持って貰えるだなんて……」
「『あの方』……? (単独の犯行じゃあない? 彼女より上の黒幕が存在するのか……? クソッ……情報量が多い。意味不明なのはセオドシアだけにしてくれ……)」
そんな愚痴を心の中で溢した時だった。突然、頭上から、どん、と破裂する様な音が聞こえた。勢いよく、何かが打ち付けられた様な響きを持ったそれによって、パラパラと屑が天井から降って来た。
「なっ!? 今度はなんだっ!?」
怒涛の展開に焦るデクスターだが、一方でチェリーザは全く動じず、リゲルに指示を出した。
「おやおや、どうやら激化した様ですね。リゲル、上へ行き皆を手伝って来なさい」
「はい、母さん!」
そう返事をしたリゲルは勢いよく走り出し、その場にはデクスターとチェリーザの二人きりになった。
「何だ……上って……ここは何処なんだ!?」
デクスターは、目覚めた時にした一番最初の質問を改めてチェリーザに投げかける。するとチェリーザは六つの単眼全てで彼を睨み、答えた。
「ここは砦……戦場の、ど真ん中ですよ」
「嗚呼……あの枯葉が落ちた時私は──……」
「フンヌゥッ!!」」
パジェットは、セオドシアが己と重ねていた枯れ木にベアーハグを仕掛け、陽光を差し込む為の新たな景観を手に入れる。
「じゃないだろォォォッ!? 何やってんだ君は!? 落とすにしても葉っぱだろ根本からいくやつがあるかい!?」
「怪我人の癖に元気だな……葉っぱだとかなんとかは知らんが、鍛錬の最中だ、邪魔するな」
「木をハグでへし折る邪魔って何っ!? てか前々から疑問だったんだけど、君、本当に人間!?」
中和役であるデクスターが買い出しで不在だろうと、二人が別に仲良くなったりする訳では無い。死霊術師と退魔師による高度な争い(笑)は場所を選ばなかった。
「「ギャーギャーッ‼︎ ワァーッワァーッ‼︎」」
「まぁまぁ……本当にアナタ達は仲が──……」
「良くない(です)よッ!!」」
そんな風にして過ごしていると、教会の扉を何者かが来訪してくる。
「おっ? デクスター君帰って────無いな、誰ぇ? 君」
入って来たのは、兵士の格好をした男だった。男は、息を整えると、その場に居る三人に向かって口を開いた。
「突然の訪問失礼しました! 私はムグラリス家当主様より遣わされた伝令であります!」
「伝令……? 一体何を伝えに来たのだ?」
「『影から移る者』を倒した事で何か御礼が貰えるとか~?」
セオドシアがそんな風に口にすると、伝令の兵士は深刻そうな顔をして言った。
「実は……そのクラヴィスを倒したデクスター氏が……先程攫われました」
◆◆◆
「───うぅん……」
「お? 気が付いたみたいだな」
「ここは……何処だ?」
薄暗い部屋の中で目を覚まし、身動きを取ろうとすると、両手首を硬い糸の様なもので繋がれ、吊るして拘束された状態だった。
(なんだこの糸……いや、それよりも……)
聞き覚えのある声の方向を向けば、そこには頬にそばかすをこさえた、茶髪の少年が、ニヤけた面でデクスターを見ていた。
「ここは俺達の家さ、えーっと……デクスター、で合ってるよな?」
「君は……あの時の財布泥棒か!?」
「そういや自己紹介がまだだったな。俺はリゲル。まぁ気軽に呼び捨てで構わないぜ。あぁそれと、荷物は預からせて貰ってるぜ」
そう言って人差し指と中指の間に挟んで取り出したのは、デクスターの父であるヘールの形見の金貨だった。
「ッ!?」
デクスターはそれを見ると、瞳孔が見開き、喉笛を噛み切ろうとする勢いで飛び掛かる。しかし、手首に繋がれた糸によって、それはリゲルの鼻先を少し掠めるだけで失敗に終わる。
「おぉっと!」
「汚い手でそれに触るな……どうせお前なんか、便所の後手も洗って無いんだろう……クソ野郎……!!」
繋がれた糸によって手首が千切れ様とお構いなしと言わんばかりの力を込め、リゲルを睨んでそう言い放つ。
「おいおいひでぇな、ったく……キャラ変わっちまうくらいコレが大事なのかぁ?」
「──そこまでにしておきなさいリゲル。拘束しているとは言え、彼を甘く見ていると痛い目を見ますよ」
ふと、部屋の奥の方から声が聞こえてくると、リゲルは甘える子供の様な顔になって声のした方へと振り向く。
「母さんっ!!」
(母さん……? 僕を攫う様に命令した人か……)
暗がりの中から、声の主が歩いてくる。
そして、その姿が露になると、デクスターは驚愕のあまり口を鮒の様に開き、硬直してしまう。
(月住人!?)
現れたのは、巨大蜘蛛の胴体の上に、朱殷色の着物を着た女性の肉体が生えた姿をした月住人だった。その髪は煌びやかな簪によって着飾られ、六つの単眼にはデクスターの姿が反射されていた。
「初めまして、私は『糸を紡ぐ者』と言います。少々乱暴に連れて来てしまい、申し訳ありません」
そう言うとチェリーザと名乗る女性は深々と頭を下げる。それを見たデクスターは動揺を隠しきれずにいた。
(……嘘だろ?)
目の前にいる女性は月住人で、人間の子供を母と名乗っている。
それだけでも驚くに値するが、この場合取り上げるべき問題は名乗れてしまっているという点だろう。今までの月住人では自身の名を名乗れる程の言語は扱えず、精々が唸る程度だった。だと言うのに目の前の彼女は流暢な言葉を喋り、自身に向かって深く頭を下げる人間の礼儀も心得ている。
知能があるのだ。
それだけで、目の前の月住人が今までとは別格であると判断するには十分だった。
「お前は一体……目的はなんだ……!?」
恐怖を振り払い、声を張り上げてそう尋ねると、チェリーザはその口元に笑みを浮かべてこう答える。
「そう緊張しないで……寧ろこれは喜ばしい事ですよ? ただの人間である貴方が、『あの方』に興味を持って貰えるだなんて……」
「『あの方』……? (単独の犯行じゃあない? 彼女より上の黒幕が存在するのか……? クソッ……情報量が多い。意味不明なのはセオドシアだけにしてくれ……)」
そんな愚痴を心の中で溢した時だった。突然、頭上から、どん、と破裂する様な音が聞こえた。勢いよく、何かが打ち付けられた様な響きを持ったそれによって、パラパラと屑が天井から降って来た。
「なっ!? 今度はなんだっ!?」
怒涛の展開に焦るデクスターだが、一方でチェリーザは全く動じず、リゲルに指示を出した。
「おやおや、どうやら激化した様ですね。リゲル、上へ行き皆を手伝って来なさい」
「はい、母さん!」
そう返事をしたリゲルは勢いよく走り出し、その場にはデクスターとチェリーザの二人きりになった。
「何だ……上って……ここは何処なんだ!?」
デクスターは、目覚めた時にした一番最初の質問を改めてチェリーザに投げかける。するとチェリーザは六つの単眼全てで彼を睨み、答えた。
「ここは砦……戦場の、ど真ん中ですよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
台風のよる、君ひそやかに、魔女高らかに
にしのくみすた
ファンタジー
【空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!】
台風の夜、魔女はホウキで空を翔け――嵐と戦う!
この街で台風と戦うのは、ホウキで飛ぶ魔女の仕事だ。
空を飛ぶ魔女に憧れながらも、魔法が使えない体質のため夢を諦めたモチコ。
台風の夜、嵐に襲われて絶体絶命のピンチに陥ったモチコを救ったのは、
誰よりも速く夜空を飛ぶ“疾風迅雷の魔女”ミライアだった。
ひょんな事からミライアの相方として飛ぶことになったモチコは、
先輩のミライアとともに何度も台風へ挑み、だんだんと成長していく。
ふたりの距離が少しずつ近づいていくなか、
ミライアがあやしい『実験』をしようと言い出して……?
史上最速で空を飛ぶことにこだわる変な先輩と、全く飛べない地味メガネの後輩。
ふたりは夜空に浮かんだホウキの上で、今夜も秘密の『実験』を続けていく――。
空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる