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【外伝】ねねと秀吉~暗号資産講座
【ねね秀】Who is サトシ・ナカモト?
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「でもさ、`サトシ`も`ナカモト`も日本人によくある名前だし、日本人男性なんだよね?」
「それもそうとも限らない…んだ」
「ちょっと待って!どういうことよ!?サトシ・ナカモトが外国人ってこと?」
「彼のビットコインに関する論文に日本語が使われていないんだ」
「ほな、日本人じゃないわね。でも、日本人でも英語で論文を書くこともあるか」
「…」秀吉は何も答えなかった。それどころか少し震えていた。どうやら彼はサトシ・ナカモトアレルギーのようだ。
「あ、あなたの後ろにサトシ・ナカモトがいる!」と、ねねが叫ぶと、
「ううおうおぁぁあああ!サトシ様あぁ!!」と、秀吉はドタバタと跳ね回った。
「うそよ、うそうそ!」とねねが笑いながら話すと、「やめてくれよ~」とつぶやく秀吉。
「あ、今度はあなたの後ろに信長様が!」
「ううおうおぁぁあああ!信長様あぁ!!」と、秀吉はドタバタと跳ね回り、下駄箱の中から草履を取り出し、自分の懐に挟んだ。
「信長様も嘘よ。驚かしてごめんね。けど、あなた、どっちが怖いのよ?」とねねは尋ねた。
「信長様は、令和の魔王と恐れられてはいるが、信賞必罰を厳格に行っているだけだ。それに上場企業の経営者として品格もある。だが、サトシ・ナカモトはその身分も国籍もわからない。実態がないからこそ、見えない怖さがある」
「見えない怖さ、ねえ。
♪今日から一番逞しいのだ♪って?」
「それは`ミエナイチカラ`地獄の先生じゃないか」
「ぬべべ?」
「だべ」
「でも、そのサトシ・ナカモトって人も何がしたいかよくわからないわね。自分が開発したなら名乗り出ればいいのに。そうすれば権力を手に入れて、自分の思う方向に金融世界を誘導できるかもしれないのに…」
「いや、彼は権力に取り込まれる怖さを知っているんだよ。だから’距離を置いた’
今もどこかで、ビットコインの価格が驚異的なスピードで上昇していることを快く思っていないはずさ。’投機目的で使うな。世界の恵まれない人々のために開発したんだぞ`ってね」
「存在が見えないから、神格化されるってわけね…」
「まあ、そうだろうな」
ねねはポンと手をたたいた。
「わかったわ、秀吉。私が探すわ。サトシ・ナカモトを」
「え、君が?主婦の君が??」
「主婦をなめんじゃないわよ!ねねに任せときなさい!」
その言葉を聞いた秀吉は、1秒間に10回のスピードで首を横に振った。
「無理だ。世界各国のプログラマーでさえ、サトシ・ナカモトの正体を暴けなかったんだぞ?」
それにもう充分探しつくされている」
「どういうこと?」」
「スイスのプログラマーは、サトシ・ナカモトがビットコインのフォーラムに投稿した500件以上もの時間帯をグラフ化しているんだ」
「ガチじゃん、その人!?」
「その結果、グリニッジ標準時で午前5時から11時、日本時間でいうと14時から20時のあいだには、ほぼ投稿がないことが明らかとなった。土曜日や日曜日でもこのパターンは当てはまっており…」
「それはたぶん…寝てるわね」
「そう。つまり彼が`個人`であり、普通の睡眠習慣の持ち主であるなら、住んでいるのは協定世界時(UTC)
-05:00もしくはUTC-06:00の地域と推測される…」
「それは、どこの地域なのよ!?」
「北米の東部、中部、中央アメリカの西インド諸島や南米だ…」
「って、広すぎるわよ!ほぼアメリカ帯域全域じゃないの!?」
「ただ、これはあくまでも仮説だ。サトシ・ナカモトが夜型かもしれない」
「あ、そっか!サトシ・ナカモトが深夜のコンビニバイトをして、昼夜逆転の生活だとしたら、日本人であることもありえる」
「世界中が驚く論文を書ける人が、深夜のコンビニバイトをするとは思えないけどなあ」
「そういう偏見がだめなのよ!サトシ・ナカモトは、もしかしたら深夜のコンビニが大好きでそこで働きたかったかもしれないじゃないの?ほら、私たちの家の隣のコンビニ店員が実は…」
「うおおお!たしかに、ありえる!」秀吉は興奮していた。一体だれがサトシ・ナカモトなのか、その謎の深みにはまっていたのだ。
「ねえ、あなた。でも、本当に`個人`なの?団体や、グループであるという可能性は?」
「そっちの線もある…EXILEかもしれないし、三代目かもしれない、ジェネレーションかもしれない」秀吉は頭を抱えた。
「待って。女の子かもしれないわよ?48の方や46のグループが、実はプログラミングにとても詳しくて…」
「その可能性もあったか!?48のグループの結成は2005年。そこから彼女たちが仮想通貨の研究を始めて論文を書き上げた、なんて可能性も…」
「ない、わね…」とねねは冷静になった。
「ああ、そうだな。ナカモトの正体については様々な説が浮上しているし、考え出せばキリがない」秀吉も少し冷静に戻った。彼は非常に知能が高いが、興奮するとサルのような単細胞になるという癖があった。
「ねえ、あなた。サトシ・ナカモトは探しづらいし、見つからなさそうじゃない?
私はもっと簡単に見つかる人が好きなのよ?
「簡単に見つかる人、だって?もしや、黒ぶち丸メガネで、チリ毛の…?」
「…赤白のボーダーの服を着た男よ!!」
「それもそうとも限らない…んだ」
「ちょっと待って!どういうことよ!?サトシ・ナカモトが外国人ってこと?」
「彼のビットコインに関する論文に日本語が使われていないんだ」
「ほな、日本人じゃないわね。でも、日本人でも英語で論文を書くこともあるか」
「…」秀吉は何も答えなかった。それどころか少し震えていた。どうやら彼はサトシ・ナカモトアレルギーのようだ。
「あ、あなたの後ろにサトシ・ナカモトがいる!」と、ねねが叫ぶと、
「ううおうおぁぁあああ!サトシ様あぁ!!」と、秀吉はドタバタと跳ね回った。
「うそよ、うそうそ!」とねねが笑いながら話すと、「やめてくれよ~」とつぶやく秀吉。
「あ、今度はあなたの後ろに信長様が!」
「ううおうおぁぁあああ!信長様あぁ!!」と、秀吉はドタバタと跳ね回り、下駄箱の中から草履を取り出し、自分の懐に挟んだ。
「信長様も嘘よ。驚かしてごめんね。けど、あなた、どっちが怖いのよ?」とねねは尋ねた。
「信長様は、令和の魔王と恐れられてはいるが、信賞必罰を厳格に行っているだけだ。それに上場企業の経営者として品格もある。だが、サトシ・ナカモトはその身分も国籍もわからない。実態がないからこそ、見えない怖さがある」
「見えない怖さ、ねえ。
♪今日から一番逞しいのだ♪って?」
「それは`ミエナイチカラ`地獄の先生じゃないか」
「ぬべべ?」
「だべ」
「でも、そのサトシ・ナカモトって人も何がしたいかよくわからないわね。自分が開発したなら名乗り出ればいいのに。そうすれば権力を手に入れて、自分の思う方向に金融世界を誘導できるかもしれないのに…」
「いや、彼は権力に取り込まれる怖さを知っているんだよ。だから’距離を置いた’
今もどこかで、ビットコインの価格が驚異的なスピードで上昇していることを快く思っていないはずさ。’投機目的で使うな。世界の恵まれない人々のために開発したんだぞ`ってね」
「存在が見えないから、神格化されるってわけね…」
「まあ、そうだろうな」
ねねはポンと手をたたいた。
「わかったわ、秀吉。私が探すわ。サトシ・ナカモトを」
「え、君が?主婦の君が??」
「主婦をなめんじゃないわよ!ねねに任せときなさい!」
その言葉を聞いた秀吉は、1秒間に10回のスピードで首を横に振った。
「無理だ。世界各国のプログラマーでさえ、サトシ・ナカモトの正体を暴けなかったんだぞ?」
それにもう充分探しつくされている」
「どういうこと?」」
「スイスのプログラマーは、サトシ・ナカモトがビットコインのフォーラムに投稿した500件以上もの時間帯をグラフ化しているんだ」
「ガチじゃん、その人!?」
「その結果、グリニッジ標準時で午前5時から11時、日本時間でいうと14時から20時のあいだには、ほぼ投稿がないことが明らかとなった。土曜日や日曜日でもこのパターンは当てはまっており…」
「それはたぶん…寝てるわね」
「そう。つまり彼が`個人`であり、普通の睡眠習慣の持ち主であるなら、住んでいるのは協定世界時(UTC)
-05:00もしくはUTC-06:00の地域と推測される…」
「それは、どこの地域なのよ!?」
「北米の東部、中部、中央アメリカの西インド諸島や南米だ…」
「って、広すぎるわよ!ほぼアメリカ帯域全域じゃないの!?」
「ただ、これはあくまでも仮説だ。サトシ・ナカモトが夜型かもしれない」
「あ、そっか!サトシ・ナカモトが深夜のコンビニバイトをして、昼夜逆転の生活だとしたら、日本人であることもありえる」
「世界中が驚く論文を書ける人が、深夜のコンビニバイトをするとは思えないけどなあ」
「そういう偏見がだめなのよ!サトシ・ナカモトは、もしかしたら深夜のコンビニが大好きでそこで働きたかったかもしれないじゃないの?ほら、私たちの家の隣のコンビニ店員が実は…」
「うおおお!たしかに、ありえる!」秀吉は興奮していた。一体だれがサトシ・ナカモトなのか、その謎の深みにはまっていたのだ。
「ねえ、あなた。でも、本当に`個人`なの?団体や、グループであるという可能性は?」
「そっちの線もある…EXILEかもしれないし、三代目かもしれない、ジェネレーションかもしれない」秀吉は頭を抱えた。
「待って。女の子かもしれないわよ?48の方や46のグループが、実はプログラミングにとても詳しくて…」
「その可能性もあったか!?48のグループの結成は2005年。そこから彼女たちが仮想通貨の研究を始めて論文を書き上げた、なんて可能性も…」
「ない、わね…」とねねは冷静になった。
「ああ、そうだな。ナカモトの正体については様々な説が浮上しているし、考え出せばキリがない」秀吉も少し冷静に戻った。彼は非常に知能が高いが、興奮するとサルのような単細胞になるという癖があった。
「ねえ、あなた。サトシ・ナカモトは探しづらいし、見つからなさそうじゃない?
私はもっと簡単に見つかる人が好きなのよ?
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「…赤白のボーダーの服を着た男よ!!」
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