8 / 363
第1章 サテライトオープン
6話 本館スタッフサイド・狭すぎて
しおりを挟む
休憩室の掲示板の下に、何人かが集まっていた。
「なになに?」と、張り紙を見に来たナースたち。
「ああ~これねぇ……院長の肝いりの夜間勤務の募集記事なのよ。でもねぇ、ちょっと厳しいよね」
加納看護主任が、小さな声で呟いた。
「ええ?なんでですか?だって労働時間も短いし、生活丸抱えじゃないですか」
ナースの伊佐山乃々は、今までいじめで病院を転々としてきた。
だから、この菜の花の中の寮に入れる人がうらやましい。
伊佐山「だって、ここに入れば大事にしてもらえそうだもんね」
「そうだよ。ここは良いとこだよ。いじめられてきた人を、みんな拾ってくれたじゃん」とナースの西脇恵梨。
皆、同期だから、どうしてここへ来たのかはお互いによく知っている。
「そうだよね!それに、お金を貯めるなら絶対に良いよね?」と伊佐山がニコニコして言うと、
「じゃあ、あなた申し込めば?」と、強気なナースの志田桜子がばっさり。
志田「だってさ、部屋が狭すぎるじゃん。無理だよ。あの宿直室2つを1つに改造するならいいけどさ」
岩崎「確かにねぇ。あの宿直室ですよ?荷物が入らないもん。泊まるだけの部屋だから、ろくに収納もないしさぁ」
ナースの岩崎沙耶は、パワハラで転々としてきた。
だから、このクリニックは助けてくれた場所だ。
所属先も、院長や看護部長がすごく考えてくれて、今は優しい先生のところにいる。
西脇「そうだよね、みんな上の寮は順々に見たから知ってるもんね。あの医師寮はすごかったよね!広くてきれいで無料だよ。光熱費も要らなくて、Wi-Fiも入って、寮母さんの朝食も付いてるんだよ!医者って最高の待遇だよね」
加納主任「はいはい、羨まないの。それだけ優秀で勉強してきてるんだからさ。しょうがないじゃん」
さばさばした加納は、皆を慰めていた。……でも、私だってうらやましい……。
「いいなぁ~ナースは……俺でもいいなら真っ先に応募するんだけどねぇ……見なきゃよかったよ」
と嘆くのは、看護助手の吉岡誠。
加納主任「ああ~そうだねぇ、残念だね。夜間の緊急だと、やっぱりナースじゃないと無理だと思うんだよね」
そこへ、理学療法士のコンビ、加納聡と小林拓海が覗きに来た。
加納「ああ~これねぇ、良いよねぇ。でも部屋が狭すぎて、荷物が入らないもんね」
小林「そうだよ。他の寮と差がありすぎるもんね。収納がないしさ。他の寮を見なかったらまた違ったかもしれないけどさ。見ちゃった後だからさ、厳しいよね」
加納「宿直室は泊まるだけの部屋だからさ、しょうがないよ。院長の苦肉の策なんだよ。かわいそうだよ」
小林「はぁ~ん、お前は惚れてるもんねぇ~」
加納「当たり前だろ?全員惚れてここに来たんじゃないの?そうだろ?」
キョロキョロとみんなを見ると、なぜか皆さーっと散ってしまった。
「なになに?」と、張り紙を見に来たナースたち。
「ああ~これねぇ……院長の肝いりの夜間勤務の募集記事なのよ。でもねぇ、ちょっと厳しいよね」
加納看護主任が、小さな声で呟いた。
「ええ?なんでですか?だって労働時間も短いし、生活丸抱えじゃないですか」
ナースの伊佐山乃々は、今までいじめで病院を転々としてきた。
だから、この菜の花の中の寮に入れる人がうらやましい。
伊佐山「だって、ここに入れば大事にしてもらえそうだもんね」
「そうだよ。ここは良いとこだよ。いじめられてきた人を、みんな拾ってくれたじゃん」とナースの西脇恵梨。
皆、同期だから、どうしてここへ来たのかはお互いによく知っている。
「そうだよね!それに、お金を貯めるなら絶対に良いよね?」と伊佐山がニコニコして言うと、
「じゃあ、あなた申し込めば?」と、強気なナースの志田桜子がばっさり。
志田「だってさ、部屋が狭すぎるじゃん。無理だよ。あの宿直室2つを1つに改造するならいいけどさ」
岩崎「確かにねぇ。あの宿直室ですよ?荷物が入らないもん。泊まるだけの部屋だから、ろくに収納もないしさぁ」
ナースの岩崎沙耶は、パワハラで転々としてきた。
だから、このクリニックは助けてくれた場所だ。
所属先も、院長や看護部長がすごく考えてくれて、今は優しい先生のところにいる。
西脇「そうだよね、みんな上の寮は順々に見たから知ってるもんね。あの医師寮はすごかったよね!広くてきれいで無料だよ。光熱費も要らなくて、Wi-Fiも入って、寮母さんの朝食も付いてるんだよ!医者って最高の待遇だよね」
加納主任「はいはい、羨まないの。それだけ優秀で勉強してきてるんだからさ。しょうがないじゃん」
さばさばした加納は、皆を慰めていた。……でも、私だってうらやましい……。
「いいなぁ~ナースは……俺でもいいなら真っ先に応募するんだけどねぇ……見なきゃよかったよ」
と嘆くのは、看護助手の吉岡誠。
加納主任「ああ~そうだねぇ、残念だね。夜間の緊急だと、やっぱりナースじゃないと無理だと思うんだよね」
そこへ、理学療法士のコンビ、加納聡と小林拓海が覗きに来た。
加納「ああ~これねぇ、良いよねぇ。でも部屋が狭すぎて、荷物が入らないもんね」
小林「そうだよ。他の寮と差がありすぎるもんね。収納がないしさ。他の寮を見なかったらまた違ったかもしれないけどさ。見ちゃった後だからさ、厳しいよね」
加納「宿直室は泊まるだけの部屋だからさ、しょうがないよ。院長の苦肉の策なんだよ。かわいそうだよ」
小林「はぁ~ん、お前は惚れてるもんねぇ~」
加納「当たり前だろ?全員惚れてここに来たんじゃないの?そうだろ?」
キョロキョロとみんなを見ると、なぜか皆さーっと散ってしまった。
5
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
女性が少ない世界でVTuberやります!
dekoma26+ブル
恋愛
ある日朝起きてキッチンに行くとそこには知らない男性たちが! …え、お父さん⁉
なぜか突然女性の少ない世界に来てしまった少女がVTuberをしたり、学校に通ったりするお話。
※初日一気に4話投稿してから恋愛大賞エントリーしたため文字数5万これから(´;ω;`)みんなも参加するときは注意してね!
※忘れてなければ毎週火曜・金曜日の夜に投稿予定。作者ブル
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
ラヴ KAZU
恋愛
みゆは付き合う度に騙されて男性不信になり
もう絶対に男性の言葉は信じないと決心した。
そんなある日会社の休憩室で一人の男性と出会う
これが桂木廉也との出会いである。
廉也はみゆに信じられない程の愛情を注ぐ。
みゆは一瞬にして廉也と恋に落ちたが同じ過ちを犯してはいけないと廉也と距離を取ろうとする。
以前愛した御曹司龍司との別れ、それは会社役員に結婚を反対された為だった。
二人の恋の行方は……
溺愛ダーリンと逆シークレットベビー
吉野葉月
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。
立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。
優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる