診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ

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第2章 外科の未来、その先へ

32話 華麗なるファッション撮影会

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 今回モデルになったのは、

北原家3人、浅田理事、桐生秘書の計5人。

1・青山医師 2・朝井医師 3・仁科医師 4・湯川医師

5・理学療法士の小林 6・理学療法士の加納 7・ナース岡本翔太 8・奨学生の長谷川瑛太

9・臨床検査の三坂 10・広報の三枝

全部で15人になった。壮観だよ。

これでエリーさんのところも、一気に在庫が減ったと思うよ。

岩城がやって来た。

岩城「すげえ~な。お前んとこは顔で選んでるのか?それともモデル事務所でもやってるのか?」

「ふふふ、そうしようかな?へへへ、俺だって壮観だなあって思ってるよ」

岩城「まったく、これじゃモテちゃって、おちおち医療もやってる暇がないんじゃないか?」

「さあ~どうかな?患者は増える一方なんだけどね」

岩城「ああ~今度は俺を雇ってくれよ。聞いてるぞ!救急病院の佐久間部長がそっちに行ったらしいじゃない?」

「えっ?なんでそんなこと知ってるの。まだ診療を始めたばっかりなんだよ」

岩城「は、はぁ~ん。岩城様にはお見通しさ。この業界は狭いんだよ。

だから浅田社長は、次はもっと精鋭を集めて、外科がメインになるようなビルを建てるに違いないって、もっぱらの噂だぜ」

「へえ~そうなんだ。俺も楽しみだなあ~」

岩城「……ったく、余裕こいちゃってさ、教えないつもりか?」

「だってさ、俺は何にも知らないもん。理事なら知ってるんじゃないの?聞いてみたら?」

早速、岩城が夏のところに聞きに行っていた。

夏はポーカーフェイスでニコニコしながら、ちらっと俺を見つつ、とぼけたらしい。

気が合ってるじゃん。ちょっとお腹が揺れるんだけど……どう隠そうか?

そうこうしているうちに、撮影班は一通り撮影を終えたらしく、パクパク食べている。

夏が言った。

夏「みんなちょっとだらっとしてるから、ユニフォームの時のグループ別のダンス動画を撮ったらどうかな?

メンズだけのがあったでしょう?

でも振りはプロのオリジナルだから、インスタにはユニフォーム会社のリンクを貼ることで、あとで了解を取るよ」

「おっ、いいね。やろうよ。ちょっと音頭を取って振りを練習してよ」

「いいけど、院長だってメンバーだったんだからね」

「わかったよ。やるよ」

夏「はい、じゃあちょっとみんな聞いてください。この前のユニフォームの時にやった、メンズだけのグループダンスを覚えていますか?

あれをちょっとやって、動画を撮りましょう。出ていない人も、マネできるかどうか一緒にやってみてください」

皆で場所を広げて並んだ。

「誰か音楽を流してくれますか?」

「はーい!」

本居君が手をあげてスマホで流した。

「じゃあ、音楽に合わせていきますよ、せーの!」

皆、格好よく踊った。なんだ、みんな覚えてるじゃん!俺もなんとか覚えてたよ。

「わからなかった人はいますか?」

5人ほど手を挙げた。

「じゃあ、今練習します。曲が短いですからね」

今度は音楽を鳴らさず、ゆっくり夏が教えていった。

それを10分ほどやると、もうみんなできるようになった。

「はい、では音楽を流して、リハーサル1回、本番1回ですよ」

にぎやかに音楽が流れた!

夏が合図で指を鳴らして、皆で踊り始めた!

30秒もないけどね。

「はい!OKです。ばっちりでしたね」

「では次、本番行きまーす!」

またまた、みんなの華麗なダンスが舞う。

カッコいいよね?俺も踊ってて気持ち良かったよ。

終わったら、岩城たちがパチパチと盛大な拍手を送ってくれた。

岩城「もうこれはモデル事務所じゃなくて、芸能事務所ができるんじゃない?」

皆で笑った。「だよね?」とみんなに振ったら、

「いえ~い!」と声が揃った。

メチャクチャ楽しいなあ~。


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