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第6章 菜の花寮の大騒動
118話 面接マラソン・4・産婦人科医他
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「皆さん、お疲れでしょう? 少し休みますか?」
花井「いや、応募者はまだ大勢待っていますからね。済ませましょうよ。かわいそうです」
「はい、では次は産婦人科の先生方に入っていただきましょう」
応募者が入ってきた――と思ったら、最後に川瀬が混ざっている。
本人はニヤニヤしていた。俺は椅子を指さして、面接官席の端に座らせた。
まったく、とんでもない奴だ。昔からこういう“いたずらっ子”のところがあるんだよな。
応募者はちょうど3人。採用予定数と同じで助かった。
三浦 佳奈(36)
野口 直樹(45)
高橋 由梨(33)
動機や希望、アピールを順番に聞いたが、どれも似たような内容だった。
そして、全員がまたしても寮を希望した。
院長「実は……医師寮はもういっぱいなんです。技師寮なら空きがありますが、それでよろしいですか?」
応募者たちは残念そうな顔をしたが、頷くしかなかった。
「では皆さん、採用といたします。寮は技師寮をご利用ください。今後ともよろしくお願いします」
3人が退室した後、俺は川瀬を睨んだ。
「お前さ、なんで皆と一緒に入ってきたんだ?」
川瀬「だって、どんな人が来るのか早く知りたかったんだよ。
6階で応募者たちとしゃべってたんだけど、みんな良い感じだったからOKだと思って」
みんなふふっと笑った。
「まったく……もう~」
こちらも疲れてきて、提案した。
「まとめて入ってもらいましょうか?」
全員が「うんうん」とうなずく。
そこで次は、泌尿器科2名、小児科3名、循環器内科2名を一緒に入室してもらった。
【泌尿器科】
石田 健吾(40)
宮本 玲奈(37)
【小児科】
山口 未来(39)
佐野 拓真(35)
藤井 ひかり(30)
【循環器内科】
黒田 真一(47)
早瀬 陸(31)
それぞれに話してもらうと、循環器内科の黒田先生から希望を言われた。
黒田「こちらでは循環器の渡辺智一先生が診療されていると伺いました。心臓研究の第一人者で、ぜひご一緒したいのです」
院長「なるほど。渡辺先生は週2回だけの勤務なんですよ。他大学で研究もされていて、こちらでは外来だけです。今後どうなるか伺ってみます。それでよろしいですか?」
黒田「はい、ぜひお願いします」
そしてここでも全員が寮を希望。理事は頭を抱え込んだ。
――医師はまだ控えているし、何より手術には臨床工学士が必要だ。
でも医師より先に寮に入れれば人間関係が壊れる。どうする……。
「理事、まだ医師たちは残ってるし、臨床工学士も寮に入れないと手術が回らない。どうする?」
理事「ああ~俺ももうダメ……。なんでみんないい歳なのに寮に入りたがるの? 結婚してるんじゃないの?」
花井「いや~、医者と結婚生活を続けるのは大変なんだよ。大体、奥さんに逃げられるんだよ、あははは」
山科看護部長「花井先生は随分余裕ですね? 夫唱婦随ですか?」
花井「違うよ。縛られてるだけだよ」
どっと笑いが起こったが、疲れているせいでお腹だけが揺れる。
「じゃあ、ここで食事にしましょう。続きは後にしましょう」
花井「いや、応募者はまだ大勢待っていますからね。済ませましょうよ。かわいそうです」
「はい、では次は産婦人科の先生方に入っていただきましょう」
応募者が入ってきた――と思ったら、最後に川瀬が混ざっている。
本人はニヤニヤしていた。俺は椅子を指さして、面接官席の端に座らせた。
まったく、とんでもない奴だ。昔からこういう“いたずらっ子”のところがあるんだよな。
応募者はちょうど3人。採用予定数と同じで助かった。
三浦 佳奈(36)
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動機や希望、アピールを順番に聞いたが、どれも似たような内容だった。
そして、全員がまたしても寮を希望した。
院長「実は……医師寮はもういっぱいなんです。技師寮なら空きがありますが、それでよろしいですか?」
応募者たちは残念そうな顔をしたが、頷くしかなかった。
「では皆さん、採用といたします。寮は技師寮をご利用ください。今後ともよろしくお願いします」
3人が退室した後、俺は川瀬を睨んだ。
「お前さ、なんで皆と一緒に入ってきたんだ?」
川瀬「だって、どんな人が来るのか早く知りたかったんだよ。
6階で応募者たちとしゃべってたんだけど、みんな良い感じだったからOKだと思って」
みんなふふっと笑った。
「まったく……もう~」
こちらも疲れてきて、提案した。
「まとめて入ってもらいましょうか?」
全員が「うんうん」とうなずく。
そこで次は、泌尿器科2名、小児科3名、循環器内科2名を一緒に入室してもらった。
【泌尿器科】
石田 健吾(40)
宮本 玲奈(37)
【小児科】
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佐野 拓真(35)
藤井 ひかり(30)
【循環器内科】
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早瀬 陸(31)
それぞれに話してもらうと、循環器内科の黒田先生から希望を言われた。
黒田「こちらでは循環器の渡辺智一先生が診療されていると伺いました。心臓研究の第一人者で、ぜひご一緒したいのです」
院長「なるほど。渡辺先生は週2回だけの勤務なんですよ。他大学で研究もされていて、こちらでは外来だけです。今後どうなるか伺ってみます。それでよろしいですか?」
黒田「はい、ぜひお願いします」
そしてここでも全員が寮を希望。理事は頭を抱え込んだ。
――医師はまだ控えているし、何より手術には臨床工学士が必要だ。
でも医師より先に寮に入れれば人間関係が壊れる。どうする……。
「理事、まだ医師たちは残ってるし、臨床工学士も寮に入れないと手術が回らない。どうする?」
理事「ああ~俺ももうダメ……。なんでみんないい歳なのに寮に入りたがるの? 結婚してるんじゃないの?」
花井「いや~、医者と結婚生活を続けるのは大変なんだよ。大体、奥さんに逃げられるんだよ、あははは」
山科看護部長「花井先生は随分余裕ですね? 夫唱婦随ですか?」
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「じゃあ、ここで食事にしましょう。続きは後にしましょう」
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