医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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10話 続・莉子の体調不良

 結局、朝方になってようやく莉子の点滴が終わって、ようやく俺はウトウトと寝ることができた。

予想通り、莉子は起きられない上に、何回もお腹を壊してその度におむつを替えた。

おい、大学生よ。いい加減に自分の身体を悟れよと言葉にはしないが、
言いたい放題、心の中で言ってやった。

眠っている間に朝の診察をする。

血圧はまあまあだが、ちょっと熱が出ている。ああ~……。
完全に今日は1日寝込んでるな。点滴も追加だ。

でも穏やかにスヤスヤと眠っているから、良しとしよう。

あとで大学に連絡をしてから、昨日せっかくできた連絡網があるから、
詩音ちゃんだけにはメールをしておこう。

それだけで周りには伝わるだろう。

幸いにして、今日はネット診療の日だから家にはいられる。

大学病院を非常勤にして、ネット診療を始めたのは莉子の為だ。
やっぱり目が離せないことも多いからな。

さて、梅がゆでも作るか。莉子が起きたら食べさせよう。
あと、半熟たまごも作るか?これくらいは食べられるだろう。

俺はおかゆを作りつつ、コーヒーを淹れてパンを食べる。

それにしてもちょっと眠いな……。ウトウトしそうだ。
いかんいかん、莉子の様子を見てこよう。

「莉子、具合はどうだ?起きれるか?」

「う~ん……トイレに行きたいから起きる」と起き上がると、

「あれ?パンツが.......ない!ええ?おむつ?」

「かわいそうになあ~俺が。やっと思い出したか?

夜中に何回もお腹壊してピーピーだったぞ」

「ぎゃっ……」と莉子は布団にもぐった。

「早くトイレに行かないとおしっこ漏らすぞー」と耳元でささやく。

莉子はそろそろとうつむいたままトイレに行った。(笑)

念のためにあとからそっと様子を見に行ったが、大丈夫そうだ。

「美味しい梅粥を作ったから食べな」とトイレに向かって声を掛けておく。
「少し熱があるから、今日は大学を休むって連絡をしておいたからな」

「梅粥はテーブルの上に出してあるから、食べたらまた寝てろよ。
俺は部屋で仕事があるから、昼ご飯が終わったらもう一回点滴するよ」

やれやれ、お疲れさん、

眠りたいところだが、ネット診療の予約があるので、それはやらないといけない。

診療の準備もあるし、次の診療予約のチェックもしないといけない。

さあ、仕事しよう。
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