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27話 結婚・7 見守り
中村が相談に乗ってくれて本当に良かった。
それにしても中村はどうしてあんなに勘がいいのかな?
一目で俺の悩みまでドンピシャで当ててくるからびっくりした。
やっぱり接客をしていると、人を見る目が鋭くなるのかもしれない。
おかげで気持ちがすっきりして帰宅した。
それにしてもやけに部屋が静かなんだけど、莉子は何しているんだ?
俺は寝ていた莉子に声を掛けた。
「莉子、お土産があるぞ。中村のカフェでケーキを買ってきたけど、食べないか?」
莉子は布団をかぶっていて何も言わない。まだ眠っているのだろうか?
俺はもうちょっと莉子を寝かせることにした。
夕飯を支度していると、莉子がトイレに行ったようで、様子を見に行った。
トイレから出て来た莉子の顔を見て愕然とした。
泣きはらした目に下唇を何回も噛んだらしくて、赤く腫れて傷だらけになっていた。
おいでと言って、莉子の手を無理やり引っ張ってきつく抱きしめた。
何も言わなくていいから、分かっているからねと莉子に言うと、
うわ~と号泣した。それから嗚咽が止まらない。俺もなんだか一緒に泣きたくなった。
こんなに莉子を泣かせるなんて、俺はいったい何をしているんだ。
かわいい莉子を守っているつもりでも、本当は何も守っていなかったと自分で悟った。
それから莉子がちょっと落ち着くと、俺は夕飯を食べようと言った。
今夜はクリームシチュー。莉子の好物だ。
こういう時は温かくて汁っぽい料理が良いよね。
でも好物なのに莉子はあまり食欲がないようだ。泣いたせいかな?
やはり俺が言ったことを気にしているみたいだった。
「莉子、今日は俺がいきなりプロポーズなんてしたから、びっくりしただろう?
ごめんね。でももう忘れていいよ。
結婚しなくても、こうやって二人で暮らしているんだし。
莉子がいれば俺も寂しくないから、それだけで十分幸せだよ。
これからも助け合って楽しく暮らしていこうな。
ただ、一つだけ聞いてほしい。
俺が莉子を愛していると言ったのは本当のことだ。
兄としてじゃなくて男として莉子を愛している。俺はいつだって莉子のことを待っているよ。
それだけは忘れないで欲しいんだ」
分かってくれるか?と俺が言うと、莉子は静かに頷いた。
その日の夜は莉子を俺のベッドに呼んで、腕枕をして一緒に寝た。
莉子を抱きしめると、莉子は俺の胸に顔を埋めた。
ぐしゃぐしゃにしてやりたい衝動でいっぱいだ。
ああ……これも本当にきついよなあ。
俺だって健康な男だという苦労もあるんだぜと内心思う。
それにしても中村はどうしてあんなに勘がいいのかな?
一目で俺の悩みまでドンピシャで当ててくるからびっくりした。
やっぱり接客をしていると、人を見る目が鋭くなるのかもしれない。
おかげで気持ちがすっきりして帰宅した。
それにしてもやけに部屋が静かなんだけど、莉子は何しているんだ?
俺は寝ていた莉子に声を掛けた。
「莉子、お土産があるぞ。中村のカフェでケーキを買ってきたけど、食べないか?」
莉子は布団をかぶっていて何も言わない。まだ眠っているのだろうか?
俺はもうちょっと莉子を寝かせることにした。
夕飯を支度していると、莉子がトイレに行ったようで、様子を見に行った。
トイレから出て来た莉子の顔を見て愕然とした。
泣きはらした目に下唇を何回も噛んだらしくて、赤く腫れて傷だらけになっていた。
おいでと言って、莉子の手を無理やり引っ張ってきつく抱きしめた。
何も言わなくていいから、分かっているからねと莉子に言うと、
うわ~と号泣した。それから嗚咽が止まらない。俺もなんだか一緒に泣きたくなった。
こんなに莉子を泣かせるなんて、俺はいったい何をしているんだ。
かわいい莉子を守っているつもりでも、本当は何も守っていなかったと自分で悟った。
それから莉子がちょっと落ち着くと、俺は夕飯を食べようと言った。
今夜はクリームシチュー。莉子の好物だ。
こういう時は温かくて汁っぽい料理が良いよね。
でも好物なのに莉子はあまり食欲がないようだ。泣いたせいかな?
やはり俺が言ったことを気にしているみたいだった。
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ごめんね。でももう忘れていいよ。
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これからも助け合って楽しく暮らしていこうな。
ただ、一つだけ聞いてほしい。
俺が莉子を愛していると言ったのは本当のことだ。
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それだけは忘れないで欲しいんだ」
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