医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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110話 カフェにて・仲間の心意気・2

今は大学病院の心療内科で月水金に診療をしています。やはり莉子との時間を作りたいので、常勤ではなく非常勤にしています。あと、精神科のネット診療を火曜と木曜にしているのですが、それは自由診療だし、常に予約でいっぱいなので、本当は専業にしても良いのですが、まだ勉強することがいっぱいありますしね。

あと、莉子の体調が安定していないので、大学病院もまだ抜ける段階ではないと思っています。この前は救急車で迎えに行ってもらったし、救命救急でも一緒に治療もさせてもらうことが出来たので、ありがたいと思っています。前に救命には2年間いたことがあるので歓迎されました。やはりネット診療だけでは人とのつながりの面で、不足することがいろいろありますからね。

まあ、そんなところですね。家では家事のほとんどは俺がしています。
莉子はとにかく元気でいてくれれば、それでいいと思っているので、皆さんが聞いたらいろいろびっくりされることも多いかもしれません。まあ、現状はそんなところです。なんでも莉子次第になっちゃうんですよね。(笑)

ところで皆さんは、莉子のことはあまりご存じないかと思うんですが、よくサポートをしようと思ってくださったなあと思って感動しました。何かきっかけと言うか、思うところがあったんですか?だって皆さんの彼女っていうわけでもないし、送って行くのは授業を抜けるということだし、やはり負担を掛けることだと思うんですよね。

そこで夏君が「そうですよね。この前の救急車の件と、さらにその前のトイレで倒れてお兄さんが迎えに来てくれた時のことは、みんなも強烈な印象として残っていると思うんですけれど、僕も詳しくそれぞれの気持ちを聞いてはいないので、この機会に聞いてみたいです。じゃあ、順番に話してくれますか?」

三輪 暖「初めまして、あのう、お兄さんって呼んでも良いですか?
なんか耳にしたところによると、ちまたでは莉子兄(りこにい)と呼ばれているらしいです。全員爆笑! 
僕は三輪 暖です。だんと呼んで欲しいです。なんか浅田だけ、夏君と呼ばれているのはうらやましすぎるので、(爆笑)よろしくお願いします。
僕は主にメールや伝達関係を構築する担当なので、今回のシステムでわかりにくい所や、直して欲しいところがあれば、どんどん言って欲しいです。お兄さんも莉子ちゃんもみんなも遠慮なく言ってください。僕は莉子ちゃんのしもべになる覚悟で(爆笑)来ているので、お役に立てたらうれしいです。以上です」みんな大爆笑が止まらない!

えーっと、お兄さん、始めまして。僕は坂間 翔(しょう)です。やっぱり、僕も翔と呼んで欲しいです(爆笑)僕は莉子ちゃんが緊急の場合に事務局や講師の先生や医務室に連絡する係を羽田とペアを組んでやります。なんで、僕と羽田だけペアを組むのかよくわかりませんが(爆笑)緊急の場合もあると思うので、連携を取って役目を果たしたいと思います。あと、僕の車には莉子ちゃん用にそっくりなかわいいウサギのぬいぐるみを後ろの座席に置いているので、ぜひ僕の車に乗ってください。(爆笑)以上です。 拍手!

ええっと、お兄さん初めまして。羽田 陽人です。僕もぜひ、陽人(はると)と呼ばれたいです。爆笑!。今、翔に先を越されてしまったのですが、僕もなんでペアを組まされたのか不明です。(笑) こうなったら、僕も坂間よりもいち早く連絡業務を果たしたいと思います。爆笑! 莉子ちゃんはかわいくて、大学に行くのを楽しみにしています。僕の車には、かわいいピンクのもこもこの毛布が積んであるので、ぜひ僕の車に乗ってください。爆笑 拍手!

あー、お兄さん、初めまして。友井 涼介(りょうすけ)です。僕も当然、涼介と呼んでいただけなかったら、いじけます。爆笑!
数日前に莉子ちゃんを乗せて自宅にお送りしました。今のみんなの話を聞いて、なんでかわいいものを車に乗せていなかったのか?が悔やまれます。爆笑! 僕は医務室に酸素ボンベを取りに行ったり、莉子ちゃんのお兄さんが来た時に駐車場に迎えに行ったりする担当なのですが、正直物足りないです。爆笑! 
僕も莉子ちゃんのしもべになる覚悟で来ているのに、暖に先を越されてしまい、もういじけました。爆笑! 莉子ちゃんには、具合が悪い時だけでなく、用事がある時とかなんでもいいので、誰よりも先に声を掛けて、少しは優越感を味合わせて欲しいです。爆笑! よろしくお願いします。爆笑! 拍手!

ええ~っと、浅田夏輝です。夏と呼ばれて光栄です。(笑) この前はお兄さんとじっくりお話をしてもらって、すごく良かったし、いろいろと考えることも多くて、こういう会をみんなの力を借りて実現できたことをうれしく思っています。また、この会に入っていない皆も莉子ちゃんのことをすごくフォローしたいと思っています。救急車が来た時は正門から現場までの誘導は会以外の皆にやってもらおうと思っています。
また、莉子ちゃん以外の他の女の子が倒れたら、もちろん我々でフォローしたいと思っています。あと、詩音ちゃんと裕司君も、送迎はなしですが、同じこの会に入っているので、今まで通り莉子ちゃんのそばにいてサポートしてくれるそうです。
この前は莉子ちゃんとこういう話が全然できなかったので、今更ですが、ぜひ僕たちを頼って信じて甘えてください。どの車も目移りすると思いますが、(笑)。みんな、力になりたいと思っているので、ぜひ甘えてください。よろしくお願いします。以上です。拍手!

俺と莉子は、ずっと笑いが止まらなくて大変だった。誰かがなんか言うたびに、皆がどっと笑うので、カフェの人たちにはうるさかったかもしれない。あとで謝っておこう。
こんなに楽しい人たちだったなんてねえ。莉子。うれしいねえ。本当に良かったよ。
そういうわけで、お開きにした。会計はもちろん俺が払った。みんなは恐縮していたが、いくら出しても惜しくないよ。本当にうれしい時間だった。感謝だねえ。 
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