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143話 婦人科受診
莉子の生理が終わったので、婦人科に受診に来た。4時半予約だ。
呼ばれて入ると、川瀬がにこやかに迎えてくれた。俺も一緒に入った。「こんにちは」と莉子が言うと、「莉子ちゃん、元気かな?この前はテニス姿がかわいかったよ」ふふふと莉子は頬笑んでいる。
「今日はどうしたのかな?」川瀬が莉子に聞くと、莉子が「ええ・・っと.....」と言い淀んでいるので、
「じゃあ、俺から先に少し話してもいいかな?」と俺が聞くと、「おお、いいよ」と川瀬はにこやかな顔で言ってくれた。
「今生理が終わったばかりなんだけど、今回は今までで一番出血が多かったんだ。痛みは相変わらずひどくて、痛み止めを点滴に入れて、後はバルーンだ。食事が出来なくなるからね。それで妊娠は希望しているんだけど、この状況をもう少し楽に出来る方法はないか?を聞きたくて、今日は相談に来たんだよ」
川瀬は「う~ん、そうだよね。子供は欲しいよねえ。子供が要らないなら、いくらでも楽にする方法はあるんだけど、欲しいとなるとあまり選択肢がないんだよ」
「とりあえずちょっと診察するよ。癒着をちょっと調べたいし、エコーで診たいから。北原はちょっと外で待っていてくれるか?終わったら呼ぶから」
俺は外の待合室で15分くらい待っていたら呼ばれた。中に入ると莉子は元気なくうつむいていた。
川瀬が「やっぱりちょっと癒着が進んでいるみたいだね。これは原因があるからどうしようもないんだけど、妊娠を希望しているから、薬は1種類だけになるんだけど、やってみますか?」と莉子が聞かれている。
「はい」と小さな声で答えた。
「あと貧血の薬は出しておきますね。北原は何か質問があるかな?それでいいかな?」と川瀬が言った。「俺も事前に調べて来たんだ。やっぱりそれしかないんだよな」じゃあ、それで頼みます。と俺は言った。
「莉子ちゃん、元気を出してね。生理がきついかもしれないけど、北原がついているから、甘えていいよ」と言って莉子を励ましてくれた。
診察室を出ても莉子はずっと下を向いていた。会計に向かって通路を通っていると、莉子が突然「うっ、うっ」と泣き出した。悲しくなったんだね。切ないよね。俺は莉子を抱きしめた。
子供が出来るならもうとっくに出来ていてもおかしくないのに、生理が来て悲しくなったんだよね。病院に来ると現実を知らされてしまうね。
それにしても、これは一度泣きだしたら、中々止まらないかもしれない
ここは病院だから、あまり人に見られたくないんだけど、多くの人が見ながら通り過ぎて行った。ああ~ナースが何人も通り過ぎて行ったなあ。おまけに振り返って行ったよ。はあ~......。明日から面倒くさい。よし、冷たく無視しよう!
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「じゃあ、俺から先に少し話してもいいかな?」と俺が聞くと、「おお、いいよ」と川瀬はにこやかな顔で言ってくれた。
「今生理が終わったばかりなんだけど、今回は今までで一番出血が多かったんだ。痛みは相変わらずひどくて、痛み止めを点滴に入れて、後はバルーンだ。食事が出来なくなるからね。それで妊娠は希望しているんだけど、この状況をもう少し楽に出来る方法はないか?を聞きたくて、今日は相談に来たんだよ」
川瀬は「う~ん、そうだよね。子供は欲しいよねえ。子供が要らないなら、いくらでも楽にする方法はあるんだけど、欲しいとなるとあまり選択肢がないんだよ」
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俺は外の待合室で15分くらい待っていたら呼ばれた。中に入ると莉子は元気なくうつむいていた。
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「はい」と小さな声で答えた。
「あと貧血の薬は出しておきますね。北原は何か質問があるかな?それでいいかな?」と川瀬が言った。「俺も事前に調べて来たんだ。やっぱりそれしかないんだよな」じゃあ、それで頼みます。と俺は言った。
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