医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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251話 プラネタリウムの夜

 夏とワインを飲みながら、おいしいつまみ。俺は本当に幸せだなあ……。

そうだ、夏、すごく良いものを買ったんだよ。見てくれる? 莉子が喜ぶかなあ?と思って買ったんだけどね。

夏にも見てもらおう。「ええ?なんですか?楽しみだけど、なんだろう」

春樹が莉子の部屋に置いておいた中くらいの大きさの段ボールを持ってきた。これだよ。

まだ開けていないんだけどさ。箱を開けると丸い地球儀のおもちゃのようなものが出て来た。

本体のコードを電源に繋いでスイッチを入れれば良いだけだ。

「夏、ちょっと部屋の電気を消して暗くしてくれないか?」 「はい」

「スイッチを入れるよ」というと、部屋中に星空になった。宇宙にいるとこんな感じになるのかな?

「うわ~なんて素敵!お兄さん、最高!と言って夏が手を叩いた。ふふふ、

今度はこのスイッチを変えると、どうだ?」今度は色とりどりの星が現れた。

またスイッチを回して変えていくと、どんどん鮮やかにも、シンプルな星空にも変えていけるんだ。

「ああ~素敵ですね。なんだかロマンティックだから、莉子は絶対喜びますよ!すごい、すごい」

桃香にも見せてやろう。夏も気に入ってくれた? 「はい、最高です」良かった。

じゃあ、これを見ながらもっと飲もうよ。

夏に、これからの予定を聞いた。あと、教科書を受け取りや、単位をどう履修していくかなどの経験話をした。自宅での勉強時間の具体的なアドバイスもした。

大学が始まったら覚えることばかりで、夜遅くまで図書館で勉強することも多くて、全然遊ぶ時間がないんだよ。
夏も自分がビリだって自覚しているようだから、平日は勉強に集中した方がいいよ。

「そうですよね。今は講義が始まったら、どうなるのかさっぱり分からないんですよ」

特に専門教科が入るとめちゃくちゃ大変なんだよ。自宅でどんなに勉強しても追いつくというのは難しいんだ。
「うわ~先が怖いですよ。俺大丈夫かなあ?」

天才的頭脳の岩城みたいなのも、結構いるんじゃないかなあ?ふふふ、

でもあいつだけだよ。さらっと覚えてTOPなのはさ。

おかげでさ、川瀬と一緒に凡人同士、随分居残り勉強もしたし、なにかとひがんだものさ。ふふふ。

「ええ?お兄さんがひがむんですか?信じられない!」いやいや、夏にもこれからわかるよ。

天才は案外いっぱいいるんだよ。あの大学にはさ。だから脅かすわけじゃないけど、ショックを受けるかもしれないね。

「だからうちに来るとしたら土日においで。平日は無理だよ。遊ぶ時間はないからね」

それと、莉子の睡眠時間を確保するためにベビーシッターさんに来てもらうことにしたんだ。
4月からで、平日の朝9時から5時まで。5月からは朝9時から3時までだ。

ゲスト用の駐車場を半年間契約したんだよ。場所は明日にでも教えるね。シッターさんがいない時はそこを使えるからね。基本土日はシッターさんが休みだから使って良いよ。

「はい、わかりました」 そろそろ風呂に入ろうか? 俺がお湯を溜めるよ。
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