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313話 スタッフ用食堂にて(岩城&川瀬&春樹)
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俺が昼休憩に食堂に行ったら、岩城と川瀬がもうつるんでいた。早いなあ。
二人がこっちにおいでと手招きをしている。いやな予感だ‥‥‥。
岩城が「昨日さ、義兄さんのカフェに洋子といたらさ、あの浅田夏輝君だっけ?また莉子ちゃんと二人でパンを買いに来ていたよ。なんかさあ、一緒に行動するのが多くないか?ちょっと老婆心なんだけどさ・・」
「全く・・、老婆心もいいとこだよ。大丈夫だよ。問題ないって」
川瀬「俺もこの前見かけたけどさ、そういや~髪型が変わっていたね。髪切ってさ、めちゃめちゃ今風のイケメンになってんじゃん。お前やっぱり心配だろう?」
岩城「そうだよ、心配しない方がおかしいよ。あのかわいい莉子ちゃんだぜ」
「髪はねえ、俺がいつも頼んでる美容院に3人で行ったんだよ。その時にイケメンカット2にしてくれたんだよ」
「はあ====??なんだそれ」と二人が声を揃えた。
「俺が言ったんだじゃないよ。いつもの美容師さんがそう言ったんだよ」
「で、2ってのはなんだ?1はなんだ?まさかお前か?」あははは、そうらしいよ。笑えるよね。
「横から見るとイケメンってのがポイントらしいよ、夏のはね」
「お前はどういうポイントなんだ?」知らねえよ。そんなこと恥ずかしくて聞けるかよ。
「ところでさ、やっぱりあんまり夏輝君をそばに置いておくと莉子ちゃんが危なくないか?」
「ふっ、無理だよ。一緒に住んでるんだから、避けようがないよ」
「はあ=====っ??一緒に住んでる??」また二人が声を揃えた。
ふふふ、しょうがないだろう。本人が望んでるんだからさ。
川瀬が「しょうがないって男だぜ? 問題あるだろうさ」
「そうだよ、よくお前が野放しにしてるよなあ」岩城がちょっとあきれたように言った。
「ああ‥‥‥、あいつは俺の嫁なんだよ。しょうがないだろう?」
‥‥‥絶句して顔を見合わせる二人‥‥‥。
「なんか聞こえたか?俺たち‥‥‥?」「はあ~、聞こえた・・頭おかしいよね?こいつは」
「この前の事件の後遺症じゃないか?おい、岩城、治療しろよ」
「この話をもっと詳しく聞きたいか?話しても良いけど、条件がある」
「なんだよ?」また二人が声を揃えた。
「岩城の天才的頭脳を今こそ発揮してもらいたいことがあるんだよ。俺は毎晩夏の勉強を見てやってるんだけど、あいつは今ビリなんだよ。だからうまい勉強法とかノートの取り方とかを1時間で良いから教えてやってくれないか?頼むよ。俺だけだと限界を感じるんだよ」
「‥‥‥それは医大生向けの塾に行けばいいんじゃないか?」
「本人がそれを嫌がるんだよ。俺から教わりたいらしいんだけどさ。岩城ならもっといい方法を知ってるんじゃないかと思ってさ。1回だけで良いから、教えてやってくれないか?仕事の帰りでもいいよ、夕飯用意するからさ」
「はあ~洋子の飯が食えないのか‥‥‥?」
「いいじゃないか、1回だけで良いからさ。頼むよ」 う~ん‥‥‥。
「あっ、じゃあ嫁の話は聞きたくないんだな。残念だなあ~」
「おい、岩城、早く承諾しろよ」
「ううう~ん、分かったよ!1回だけだぞ」
「よし頼んだからな。いつにするかはメールをくれよな」
「で、早く話してくれよ、どうなってるんだよ?」
「ええーっとここでは話せない。焼き鳥屋でも誰かに聞かれると嫌だしな。カラオケでも行くか?1時間くらい行けるか?」
「うんうん、今夜行きたい!」そうか、しょうがないな。出口で待ってろよ。
二人がこっちにおいでと手招きをしている。いやな予感だ‥‥‥。
岩城が「昨日さ、義兄さんのカフェに洋子といたらさ、あの浅田夏輝君だっけ?また莉子ちゃんと二人でパンを買いに来ていたよ。なんかさあ、一緒に行動するのが多くないか?ちょっと老婆心なんだけどさ・・」
「全く・・、老婆心もいいとこだよ。大丈夫だよ。問題ないって」
川瀬「俺もこの前見かけたけどさ、そういや~髪型が変わっていたね。髪切ってさ、めちゃめちゃ今風のイケメンになってんじゃん。お前やっぱり心配だろう?」
岩城「そうだよ、心配しない方がおかしいよ。あのかわいい莉子ちゃんだぜ」
「髪はねえ、俺がいつも頼んでる美容院に3人で行ったんだよ。その時にイケメンカット2にしてくれたんだよ」
「はあ====??なんだそれ」と二人が声を揃えた。
「俺が言ったんだじゃないよ。いつもの美容師さんがそう言ったんだよ」
「で、2ってのはなんだ?1はなんだ?まさかお前か?」あははは、そうらしいよ。笑えるよね。
「横から見るとイケメンってのがポイントらしいよ、夏のはね」
「お前はどういうポイントなんだ?」知らねえよ。そんなこと恥ずかしくて聞けるかよ。
「ところでさ、やっぱりあんまり夏輝君をそばに置いておくと莉子ちゃんが危なくないか?」
「ふっ、無理だよ。一緒に住んでるんだから、避けようがないよ」
「はあ=====っ??一緒に住んでる??」また二人が声を揃えた。
ふふふ、しょうがないだろう。本人が望んでるんだからさ。
川瀬が「しょうがないって男だぜ? 問題あるだろうさ」
「そうだよ、よくお前が野放しにしてるよなあ」岩城がちょっとあきれたように言った。
「ああ‥‥‥、あいつは俺の嫁なんだよ。しょうがないだろう?」
‥‥‥絶句して顔を見合わせる二人‥‥‥。
「なんか聞こえたか?俺たち‥‥‥?」「はあ~、聞こえた・・頭おかしいよね?こいつは」
「この前の事件の後遺症じゃないか?おい、岩城、治療しろよ」
「この話をもっと詳しく聞きたいか?話しても良いけど、条件がある」
「なんだよ?」また二人が声を揃えた。
「岩城の天才的頭脳を今こそ発揮してもらいたいことがあるんだよ。俺は毎晩夏の勉強を見てやってるんだけど、あいつは今ビリなんだよ。だからうまい勉強法とかノートの取り方とかを1時間で良いから教えてやってくれないか?頼むよ。俺だけだと限界を感じるんだよ」
「‥‥‥それは医大生向けの塾に行けばいいんじゃないか?」
「本人がそれを嫌がるんだよ。俺から教わりたいらしいんだけどさ。岩城ならもっといい方法を知ってるんじゃないかと思ってさ。1回だけで良いから、教えてやってくれないか?仕事の帰りでもいいよ、夕飯用意するからさ」
「はあ~洋子の飯が食えないのか‥‥‥?」
「いいじゃないか、1回だけで良いからさ。頼むよ」 う~ん‥‥‥。
「あっ、じゃあ嫁の話は聞きたくないんだな。残念だなあ~」
「おい、岩城、早く承諾しろよ」
「ううう~ん、分かったよ!1回だけだぞ」
「よし頼んだからな。いつにするかはメールをくれよな」
「で、早く話してくれよ、どうなってるんだよ?」
「ええーっとここでは話せない。焼き鳥屋でも誰かに聞かれると嫌だしな。カラオケでも行くか?1時間くらい行けるか?」
「うんうん、今夜行きたい!」そうか、しょうがないな。出口で待ってろよ。
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