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444話 ニューヨークで初の個展
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皆で上田先生が送ってくれた動画を見た!!
ニューヨークのマンハッタンの中にあって、その中でも大手画廊が集中するアップタウンの中にあるギャラリーだそうだ。
上田先生の作品だけなら分かるけど、莉子のように無名で実績ゼロの人が、一緒に個展を出せるって夢のような話だよね?だから恵まれすぎているんだよ。
ギャラリーの入り口から動画が始まっていて、中をずっと行くと先生の作品が並んでいる。
その奥の方に莉子のコーナーがあった。ちゃんと莉子の名前が出ているよ。
場所ががらんとした広いスペースだね。
もっと大きい作品でも良かったのかもねと夏が言っていた。
でもちゃんと展示してくれていた。良かったね。
動画は3分くらいかな。先生の大作が多いし、モダンな感じが多かった。
そこに莉子の絵がやさしい感じだから、このギャラリーに合うのかどうかは、正直俺が見ても分からなかった。
夏はどう思った? 「う~ん、やっぱり莉子の絵だと、もっと新進作家が出すような、チェルシーのような場所にあるギャラリーの方が、良かったかもしれないですね」と言った。
確かにニューヨークで個展をするといっても、売るのは難しいということが分かるね。
まあとにかく、分相応以上のことをやらせてもらえたんだし、実績の1つになるからいいんじゃない?ということで話は終わった。
とにかくもうそれで終わったような・・、みんな期待感はゼロになったよね。
莉子も納得していたようだけど、それでもなんだか元気がなくなったよ。
頑張ったからこそ、がっかりしたんだね。
アメリカに出すということで、アメリカの田舎の家や、家族が集う場面、子供たちが暖炉のそばで集ったり、牧場で子供が動物と遊んだりする風景だ。
光の描き方が凄く良いと俺は思ったよ。大作も田舎の家だった。
子供やアヒルや馬もいたしね。
そんな素朴な雰囲気だから、あの大きなモダンな絵が合いそうな広い場所でどうなんだろう?と思ったんだよ。
でも絵自体はどれもすごく良いと思ったよ。
だから莉子も頑張ったというのがよく分かったんだ。
とにかく皆も終わった感があって、もう忘れようという雰囲気になった。
莉子はキャラクターのデッサンの方が今は大仕事になっていて、そっちをやらないといけなかったから、ちょうど良かったよ。
夏も毎日フォローで頑張ってくれていたしね。
俺は夕飯を作るくらいしかやることはなかった。
いいんだよ、これ以上の仕事なんて俺には要らないんだよ。
桃香の相手もしないといけないしね。それよりも住まいだよ。どうするよ?
ニューヨークのマンハッタンの中にあって、その中でも大手画廊が集中するアップタウンの中にあるギャラリーだそうだ。
上田先生の作品だけなら分かるけど、莉子のように無名で実績ゼロの人が、一緒に個展を出せるって夢のような話だよね?だから恵まれすぎているんだよ。
ギャラリーの入り口から動画が始まっていて、中をずっと行くと先生の作品が並んでいる。
その奥の方に莉子のコーナーがあった。ちゃんと莉子の名前が出ているよ。
場所ががらんとした広いスペースだね。
もっと大きい作品でも良かったのかもねと夏が言っていた。
でもちゃんと展示してくれていた。良かったね。
動画は3分くらいかな。先生の大作が多いし、モダンな感じが多かった。
そこに莉子の絵がやさしい感じだから、このギャラリーに合うのかどうかは、正直俺が見ても分からなかった。
夏はどう思った? 「う~ん、やっぱり莉子の絵だと、もっと新進作家が出すような、チェルシーのような場所にあるギャラリーの方が、良かったかもしれないですね」と言った。
確かにニューヨークで個展をするといっても、売るのは難しいということが分かるね。
まあとにかく、分相応以上のことをやらせてもらえたんだし、実績の1つになるからいいんじゃない?ということで話は終わった。
とにかくもうそれで終わったような・・、みんな期待感はゼロになったよね。
莉子も納得していたようだけど、それでもなんだか元気がなくなったよ。
頑張ったからこそ、がっかりしたんだね。
アメリカに出すということで、アメリカの田舎の家や、家族が集う場面、子供たちが暖炉のそばで集ったり、牧場で子供が動物と遊んだりする風景だ。
光の描き方が凄く良いと俺は思ったよ。大作も田舎の家だった。
子供やアヒルや馬もいたしね。
そんな素朴な雰囲気だから、あの大きなモダンな絵が合いそうな広い場所でどうなんだろう?と思ったんだよ。
でも絵自体はどれもすごく良いと思ったよ。
だから莉子も頑張ったというのがよく分かったんだ。
とにかく皆も終わった感があって、もう忘れようという雰囲気になった。
莉子はキャラクターのデッサンの方が今は大仕事になっていて、そっちをやらないといけなかったから、ちょうど良かったよ。
夏も毎日フォローで頑張ってくれていたしね。
俺は夕飯を作るくらいしかやることはなかった。
いいんだよ、これ以上の仕事なんて俺には要らないんだよ。
桃香の相手もしないといけないしね。それよりも住まいだよ。どうするよ?
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