RINDA

リンダ

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第一章

マキアとカツヤ 1

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ざわ… ざわ…


商店街へやって来ると
まだ朝早いのに人がたくさんいた。


マキア「まずは…一番重要なコスチュームから買うか」


『コスチューム?』


マキア「ああ、戦闘服のことだ。」


マキアさんやカツヤ君が昨日着ていた服は
戦闘服だったんだ。
私もあんな感じの服を着ることになるんだ。
周りの人を見ると皆動きやすそうな
コスチュームを着ている。
キョロキョロしながらマキアさんについていくとあっという間に服屋に着いた。


マキア「コスは普通の服とは素材と質が違うんだ。入って左側は全部コスになってるから、動きやすそうなの選べよ」


と、マキアさんは私服を見に右側のエリアに向かった。

左側のコスチュームエリアは
女性ものだけでもかなり数がある。
どこから見ようか悩んでいると
“セット売り場”というPOPが見えた。


(あ、セット商品ってお得そうだなーーー)


他の棚の服は上だけでも5000円くらいする。
セットだと上下で8000円でお釣りが来る。
セットにしようと片っ端から見ていると


カツヤ「よう、おはよ!コス選んでんのか」


『あ!おはようカツヤ君。カツヤ君も今日お休み?』


カツヤ君は今日私服を着ていた。
どうやら買い物をしに来てたみたいだ。


カツヤ「おう!俺、マキアと同じチームだから一緒に休みなんだ」


そっか。マキアさんが今日私の付き添いで
休みになっちゃったからそれで…
そうカツヤ君と少し話をしていると


???「おにーちゃん!私これにするー!!」
???「俺も決まったよー!」


と、声がする方を見るとこちらへ
女の子と男の子か走ってくる。


カツヤ「おー、決まったか~?」


そうカツヤ君は、
女の子の頭をポンポンとしている。
その様子を見ていると、


カツヤ「こいつは妹のチトセ。んで、こっちは弟のジュンだ。」


すると“おはようございます”と挨拶をしてくれる。
チトセちゃんもジュン君も
カツヤ君によく似ている。

それにしてもカツヤ君って面倒見がいんだなぁ。服買ってあげてるし…優しいなぁ。
二人も嬉しそうーーー。


カツヤ「そーいやー、マキアは?」


『今私服見に行ってるけど…』


ふーん…と言いつつ、顔が何やらにやけている。え…何する気なのかな…?


カツヤ「チー、ジュン。金渡しとくから買ってこい。俺ちょっとあっち行ってくるから!」


ダダダッ…と、カツヤ君はマキアさんを探しに私服売り場へ行ってしまった。


*****


(うーーん)


久しぶりに自分の服を買おうとふらふら見て回る。どうしても女物の服が苦手と言うか似合わないと思うからいつも男物を選んでいたせいかそれしか選ばなくなった。


『あ、これいいな』


好みの服を見つけ手に取ろうとしたーーー


???「こちらの服などいかがでしょう、お嬢さん」


(ーーーーーーー…)


ーーーーは?何だ?
ふと目の前を見るとウチの体の前には女物の服。そして、声がした方に顔を向けるとカツヤがいた。




カツヤ「ん?」


『……何やってんだよテメー…』


急にビックリするじゃねーか…
しかも…くっつきすぎだろ。
でも知らねーヤツじゃなくてよかったーーー。
…は?いや、よかったじゃねーよ。
許すな。ヤツの行動を。

カツヤだと分かると自然と眉間にシワが入る。


カツヤ「あ、いや…たまにはこんな感じの可愛い服もどーかなって…ヘヘ」


余計なお世話だ。
ウチが何着ようとお前には関係ねーだろ…
と、言いたいところだがまぁ…いいや。めんどくせーし。さっさとこれ持ってリンダのところに行くか。


カツヤ「ほら!見て!これとかマキアに似合いそうだけどなー!」


『うるせーぞ』


カツヤ「何でだよ~!!(泣)」


(……はぁ。)


このうるせーのはほっといてさっさと行こーと…


*****


何だかんだで、服屋からカツヤ、チトセとジュンも合流して皆で買い物してまわった。


『そろそろ腹減ったな。と、もう12時前か。』


カツヤ「んじゃ、俺らこの後ゲーセン行くからここで解散するわ。荷物貸して、持って帰っとく」


と、カツヤはウチらの荷物を持って行ってしまった。


リンダ「カツヤ君っていい人だね」


『……そーだな。』


あいつは昔からバカみてーにいいヤツだった。

そうーーー、




あの時もカツヤがいたからウチはーーーー




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