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Scene.EX01 華沢香奈と俺のいない夜の屋上
第31話
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EX EPISODE 02
僕たちは逃げた。
ゾンビのような連中から。
部室の有る三階から四階へ。
部室で何が起きたかは思い返したくもない。
「屋上に逃げましょう」
香奈さんの言葉に僕は従う。
窓から見る校庭はゾンビだらけ。
コイツラ一階から徐々に上がってきてる。
下へは逃げられない。
階段の下からは凄まじい悲鳴。
僕は聞こえないフリをする。
屋上への通路は重そうな鉄扉。
「屋上への扉は鍵が掛けられてるハズだ」
部長のセリフだ。
早く言ってよ。
流石に部長も慌ててるみたいだ。
「開く、この扉開くぜ」
先頭切って逃げてたミリオタが言う。
理由は分からないけどラッキーだ。
僕とミリオタで重い鉄扉を開ける。
そこにはガラの悪い連中がいた。
「なんだ、お前ら。
ここは立ち入り禁止だぜ」
頭をド金髪にした男が言う。
奥にも数人の男。
そしてその足元に女性?!
学校の制服を着た女子。
彼女はしゃがみこんで男の股間に有るモノを口で咥えていた。
頭を前後させる。
これって。
アダルトコミックだけで見た事の有る光景。
こんな時でも僕は女性に目が行ってしまう。
なかなか可愛い。
髪を伸ばし大人しそうな雰囲気。
とても男のアレを咥えるような娘に見えないんだ。
「余計なモノ見ちまったな」
大柄な不良が言う。
女子に奉仕させてた男。
コイツ知ってる。
柔道部のエース。
全国大会にも出た有名人。
普段は快活なスポーツマン風に見える。
けど柔道部のクラスメイトはいつもこぼしてる。
後輩イジメがヒドイらしい。
180センチを超える長身。
鍛えた肉体。
先生でも注意出来ない。
ソイツがこちらを睨みつける眼光に僕らは震え上がった。
「おいおい、それどころじゃないんだ。
落ち着いてくれよ」
「なんだ、マンガデブか」
部長の知り合いらしい。
同学年だし、部長は顔が広い。
上手く収めてくれるだろうか。
「このデブ顔が広いし、口も軽いぜ」
他の不良が立ち上がって言う。
僕らの後ろに回る。
「今は本当にそれどころじゃないんだって。
校庭を見てくれよ。
ゾンビだ、ゾンビが暴れてるんだ」
「何言ってんだ、コイツ」
「ついにアニメと現実の区別がつかなくなったか」
一人の不良は校庭を見てるけど、分からないみたいだ。
この距離からじゃゾンビと普通の生徒の区別はつかない。
「なんだか、変に生徒が多いがなにも起きちゃいないぜ」
「よう、デブ。
頭のおかしくなったフリか」
「やめてくれよ」
僕は声を出す。
小声になりそうなところを何とか聞こえるだけの大きな声を絞り出す。
普段なら絶対不可能だけど。
今は香奈さんが見てる。
彼女が怯えてる。
「本当に非常事態なんだ。
下の階に下りて見たら分かるよ」
僕は僕の何処にあったのかという勇気をありったけ使う。
少し足が震えてるけど、ちゃんと彼らに聞こえる声を出せた。
柔道男が僕に近付く。
グァッ!
お腹に衝撃。
なにこれ。
立っていられない。
自分が柔道男に腹を殴られた。
そんな事に気付いたのはしゃがみこんだ後。
「キャッ!!
大丈夫」
香奈さんが僕にしがみつく。
足が震えてるのに気づかれないだろうか。
でも震えを止めることが出来ない。
僕たちは逃げた。
ゾンビのような連中から。
部室の有る三階から四階へ。
部室で何が起きたかは思い返したくもない。
「屋上に逃げましょう」
香奈さんの言葉に僕は従う。
窓から見る校庭はゾンビだらけ。
コイツラ一階から徐々に上がってきてる。
下へは逃げられない。
階段の下からは凄まじい悲鳴。
僕は聞こえないフリをする。
屋上への通路は重そうな鉄扉。
「屋上への扉は鍵が掛けられてるハズだ」
部長のセリフだ。
早く言ってよ。
流石に部長も慌ててるみたいだ。
「開く、この扉開くぜ」
先頭切って逃げてたミリオタが言う。
理由は分からないけどラッキーだ。
僕とミリオタで重い鉄扉を開ける。
そこにはガラの悪い連中がいた。
「なんだ、お前ら。
ここは立ち入り禁止だぜ」
頭をド金髪にした男が言う。
奥にも数人の男。
そしてその足元に女性?!
学校の制服を着た女子。
彼女はしゃがみこんで男の股間に有るモノを口で咥えていた。
頭を前後させる。
これって。
アダルトコミックだけで見た事の有る光景。
こんな時でも僕は女性に目が行ってしまう。
なかなか可愛い。
髪を伸ばし大人しそうな雰囲気。
とても男のアレを咥えるような娘に見えないんだ。
「余計なモノ見ちまったな」
大柄な不良が言う。
女子に奉仕させてた男。
コイツ知ってる。
柔道部のエース。
全国大会にも出た有名人。
普段は快活なスポーツマン風に見える。
けど柔道部のクラスメイトはいつもこぼしてる。
後輩イジメがヒドイらしい。
180センチを超える長身。
鍛えた肉体。
先生でも注意出来ない。
ソイツがこちらを睨みつける眼光に僕らは震え上がった。
「おいおい、それどころじゃないんだ。
落ち着いてくれよ」
「なんだ、マンガデブか」
部長の知り合いらしい。
同学年だし、部長は顔が広い。
上手く収めてくれるだろうか。
「このデブ顔が広いし、口も軽いぜ」
他の不良が立ち上がって言う。
僕らの後ろに回る。
「今は本当にそれどころじゃないんだって。
校庭を見てくれよ。
ゾンビだ、ゾンビが暴れてるんだ」
「何言ってんだ、コイツ」
「ついにアニメと現実の区別がつかなくなったか」
一人の不良は校庭を見てるけど、分からないみたいだ。
この距離からじゃゾンビと普通の生徒の区別はつかない。
「なんだか、変に生徒が多いがなにも起きちゃいないぜ」
「よう、デブ。
頭のおかしくなったフリか」
「やめてくれよ」
僕は声を出す。
小声になりそうなところを何とか聞こえるだけの大きな声を絞り出す。
普段なら絶対不可能だけど。
今は香奈さんが見てる。
彼女が怯えてる。
「本当に非常事態なんだ。
下の階に下りて見たら分かるよ」
僕は僕の何処にあったのかという勇気をありったけ使う。
少し足が震えてるけど、ちゃんと彼らに聞こえる声を出せた。
柔道男が僕に近付く。
グァッ!
お腹に衝撃。
なにこれ。
立っていられない。
自分が柔道男に腹を殴られた。
そんな事に気付いたのはしゃがみこんだ後。
「キャッ!!
大丈夫」
香奈さんが僕にしがみつく。
足が震えてるのに気づかれないだろうか。
でも震えを止めることが出来ない。
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