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その1 入団試験
第19話 トリシューラ
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むっ、躱したわね。
にゃまいきよ。
わたし猫侍にゃのよ。
わたしの矢の前に倒れにゃさい。
わたしは次々と木を引っこ抜いて、にゃげつける。
鳥の魔物・アンズーに向かって。
アンズーってばやっぱり鳥ね。
器用に空を飛び躱すけど。
木から突き出た枝だってあるわ。
枝が身体にヒットして動きが鈍った鳥の魔物。
わたしの大木の矢の直撃を受けたわ。
よし、こんにゃものかしら。
わたしは少し落ち着いた。
辺りを見回すと、地面から木が引っこ抜かれた跡だらけ。
ボコボコと不細工な大地。
もしかして森林破壊しちゃったかしら。
御免にゃさいね。
「魔物が落ちました」
「エステルくん、まだ生きている。
近づくのは危険だ」
わたしはエステルちゃんの元に戻る。
エステルちゃんとトーヤー隊長はおっかなびっくりといった風情でアンズーを見てるの。
「私は矢で弱らせよう。
エステルくんルドラ神の加護を使えるか」
「はいっ。
なら試してみたい技があります」
エステルちゃんが言う。
「ルドラ・シヴァーヤよ。
猛々しくも慈悲深い、至高の王よ。
我に風の御力を貸し給え」
エステルちゃんが目を閉じて集中する。
その身体に風をまとわりつかせるの。
ん-ーー。
やっぱり美少女。
画ににゃるわー。
エステルちゃんが使う『ピナーカ』。
わたしそのにゃを聞いて調べたのよ。
それはルドラ神が使うと言う神器、弓矢の名前ね。
ルドラ神は他にも武器を持ってる。
それは槍、刃先が三つに分かれた三叉戟。
そのにゃ前は。
『トリシューラ』
少女が叫ぶ。
その身体から強大な三つの鋭い力が発せられる。
あたかも鋭く力強い槍の様に。
鳥の魔物の身体に穴が開く。
うーん!!
来たわー。
かっこいいーーー!!!
エステルちゃん、最高よ。
「見事だな、エステルくん。
その年齢でルドラ神の加護をそこまで使いこなすとは大したものだ」
「ありがとうございます。
この技はまだ安定してなくて。
失敗する事もあるんですが、成功して良かったです」
そうよね、さすがトーヤー隊長。
分かってるわ。
エステルちゃんは大したものにゃのよ。
写真に取っておきたいわ。
むしろビデオね。
にゃんでわたしビデオカメラをもってにゃいの。
今度バステト神に逢う事があったらビデオカメラ欲しいって頼んでみようかしら。
にゃまいきよ。
わたし猫侍にゃのよ。
わたしの矢の前に倒れにゃさい。
わたしは次々と木を引っこ抜いて、にゃげつける。
鳥の魔物・アンズーに向かって。
アンズーってばやっぱり鳥ね。
器用に空を飛び躱すけど。
木から突き出た枝だってあるわ。
枝が身体にヒットして動きが鈍った鳥の魔物。
わたしの大木の矢の直撃を受けたわ。
よし、こんにゃものかしら。
わたしは少し落ち着いた。
辺りを見回すと、地面から木が引っこ抜かれた跡だらけ。
ボコボコと不細工な大地。
もしかして森林破壊しちゃったかしら。
御免にゃさいね。
「魔物が落ちました」
「エステルくん、まだ生きている。
近づくのは危険だ」
わたしはエステルちゃんの元に戻る。
エステルちゃんとトーヤー隊長はおっかなびっくりといった風情でアンズーを見てるの。
「私は矢で弱らせよう。
エステルくんルドラ神の加護を使えるか」
「はいっ。
なら試してみたい技があります」
エステルちゃんが言う。
「ルドラ・シヴァーヤよ。
猛々しくも慈悲深い、至高の王よ。
我に風の御力を貸し給え」
エステルちゃんが目を閉じて集中する。
その身体に風をまとわりつかせるの。
ん-ーー。
やっぱり美少女。
画ににゃるわー。
エステルちゃんが使う『ピナーカ』。
わたしそのにゃを聞いて調べたのよ。
それはルドラ神が使うと言う神器、弓矢の名前ね。
ルドラ神は他にも武器を持ってる。
それは槍、刃先が三つに分かれた三叉戟。
そのにゃ前は。
『トリシューラ』
少女が叫ぶ。
その身体から強大な三つの鋭い力が発せられる。
あたかも鋭く力強い槍の様に。
鳥の魔物の身体に穴が開く。
うーん!!
来たわー。
かっこいいーーー!!!
エステルちゃん、最高よ。
「見事だな、エステルくん。
その年齢でルドラ神の加護をそこまで使いこなすとは大したものだ」
「ありがとうございます。
この技はまだ安定してなくて。
失敗する事もあるんですが、成功して良かったです」
そうよね、さすがトーヤー隊長。
分かってるわ。
エステルちゃんは大したものにゃのよ。
写真に取っておきたいわ。
むしろビデオね。
にゃんでわたしビデオカメラをもってにゃいの。
今度バステト神に逢う事があったらビデオカメラ欲しいって頼んでみようかしら。
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