女子中学生、異界を滅ぼす破壊魔女王となる

くろねこ教授

文字の大きさ
13 / 22

第13話 禁忌の研究

しおりを挟む
「テメェがるるる子とか言うヤツか。
 俺の名はアスモダイ。
 強ええヤツをぶっ倒しに来たぜ」

大男である。
るるる子ちゃんの1.5倍くらいは有りそう。

腕に盛り上がった筋肉。
全身は普通、むしろ細身な体格なのに。
腕の太さだけハンパない。

うわー、ポ〇イみたい。
るるる子ちゃんは思い浮かべる。
有名なセーラーマン。
未だにCMに出て来るハマキを加えた水兵さん。
ホウレン草を食べた後だね。

赤い頭の毛は燃えたつ様。
二本の角がいきりたっている。
殺気を振り撒く、物騒な魔人だ。

「アスモダイ、止めんか」

キスキル・リラが焦って、静止しようとする。
けど男は聞いちゃいない。

「青竜将軍や白虎将軍をアッサリぶっ倒したそうじゃんかよ。
 まあまあ出来るヤツらだったハズだぜ」

狂暴そうな顔にニヤっと笑みを浮かべる。
口元から牙が覗くのである。

「魔王城も一撃で壊したらしいな。
 まさか、こんな小さい嬢ちゃんとは思わなかった。
 どうやったんだ。
 その力、俺にも見せてくれよ」

アスモダイは手近にあった木材を投げつける。
魔王城再建の為の木材、石材が大量に有るのだ。

3メートルは有りそうな大木がるるる子ちゃんと召喚の巫女に投げつけられるのだ。



「王様、ホントウにコレを動かしてしまって良いのでしょうか」

言っているのは研究員。
王国で最も優秀な頭脳を集めた研究所の研究員である。

「博士、本当に動くのだな」
「モチのロンじゃ。
 ワシに間違いは無い」

応えるのは老人。
モノクルの眼鏡をかけ、白衣を着た男。
王に応えてはいるが、その目は王に向けられていない。
コレと言われた物体だけを見ている。

「博士、コレは危険すぎるモノとして封印されていたんですよ」
「そうです、世界を滅ぼす兵器と記載にも有ります」

研究員たちが言う。

「王様も止めてください。
 この兵器は……」
「『アップルシード』人間を堕落させた禁断の果実のの種。
 そう呼ばれる危険な兵器です」

「やかましい。
 四聖獣将軍の砦が落とされたのだ。
 このままでは人間の世界の破滅なのだぞ」

研究員が何を言っても王様は聞く耳を持たない。

「危険すぎる兵器、結構ではないか。
 魔族の国を滅ぼして貰おう。
 博士、これは本当に動くのだな」
「ロンモチと言うておろうが」

「博士、ホントウに良いのですか?」
「コレを動かしてしまって」

研究員は怖れている。
危険すぎる兵器。
世界を滅ぼす、そんなコトに自分達がの研究が使われたくないのである。

「アタリマエじゃ。
 オマエ達。
 研究者じゃろうが」

「世界や人間の国の一つや二つ滅んでも構わんから、
 己の研究が正しかったか証明したい。
 それが研究者と言うモノじゃ!」

いえ、そんな事考えてるのは博士だけですが。
一緒にされたくない研究員たちである。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ。

克全
ファンタジー
「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルバ」に同時投稿しています。

処理中です...