女子中学生、異界を滅ぼす破壊魔女王となる

くろねこ教授

文字の大きさ
15 / 22

第15話 死闘、勇者VS魔人

しおりを挟む
「キスキル・リラ様、二人を止めてください」
「ムリじゃ。
 アスモダイはワタシが言って止まるようなヤツじゃない」

召喚の巫女と魔王キスキル・リラ。
その前では勇者、るるる子ちゃんとアスモダイが戦っている。

るるる子ちゃんのストレートパンチ。
大男は受け止めても何食わぬ顔。
蹴りを返す。
るるる子ちゃんはサッと避ける。


「魔王様、あの大男は魔族。
 ならば、あなたの部下なのでしょう」

巫女のお姉さんが言う。

「まあ、そう言えなくも無いが。
 アスモダイ。
 アヤツはワタシの親族なのじゃ」

言われてて見れば。
アスモダイはカラダが大きくて目立たないが、背中にはコウモリの羽根。
頭部に赤い巻き毛、中から角が生えている。
確かにキスキル・リラと同様の特徴を持つ大男。

「本来ならアヤツが魔王になっていたハズなのじゃが。
 あの通り、戦闘狂でな。
 強いヤツを見るとケンカを吹っ掛ける。
 俺よりツエー奴に会いに行く。
 挙句の果てにはそう言って旅にでてしまったのじゃ。
 だから、ワタシに魔王の座が回ってきたのじゃな」

それは。
確かにキスキル・リラの言うコトなど聞きそうに無い。

「魔王様もタイヘンですね」
「分かってくれるか」

同情してしまう巫女のお姉さんである。


「エイッ」

るるる子ちゃんの回し蹴り。
アスモダイのボディに決まるけど。
大男は顔色も変えない。

「どうした、勇者。
 さっきの攻撃力はどうしたよ」

ニヤリと笑ってるるる子ちゃんにパンチを返すのだ。

アスモダイは迷惑な大男。
でもキスキル・リラのお仲間さんらしいし。
そんなにイヤな奴でも無さそう。
まだお怒りゲージだ溜まって無いるるる子ちゃん。

うーん。
本気を出して必殺技使わなきゃダメかな。


その時、声が響く。

「魔王様、大変です」

副将アブーである。
狐の頭部をした獣人、彼が駆け込んできたのだ。

「アブー、こちらもタイヘンなのじゃ。
 アスモダイと勇者が暴れておる」

アタシは暴れて無いもん。
この大男に襲われて、セイトーボーエイしてるだけだもん。

そう思うるるる子ちゃんである。

アブーはキスキル・リラの言う事に構わず叫ぶ。

「それどころじゃ無いのです!
 人間たちが境界を越え、攻め込んできたのです!!
 奴らは怪しげな機械で森を焼き払っております!!!」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ。

克全
ファンタジー
「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルバ」に同時投稿しています。

処理中です...